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くもざるさんのレビュー一覧

投稿者:くもざる

24 件中 16 件~ 24 件を表示

紙の本ブラック・ティー

2001/08/01 13:20

他人ごとではないなー

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 「自分は警察のお世話になったこともないし、もちろん犯罪なんて犯したこともない、だから悪いこととか罪とかとは無縁だ」と思ってる人はいませんか? 「いえいえ、ちょっとした悪いことならしたことはある」と言っているあなたも、実はそのことをあまり深く考えたりしないし、心のどこかで皆やっていることだから大したことない、なんて考えてないですか?

 この本は、そのちょっとした悪いことにスポットライトを当てた短編小説集だ。ちょっとした悪いことでも、ライトを当ててじっくりみてみると、まーそれはえげつない。自分にも身に覚えのありそうなことが出てきて、背筋が冷たくなったり、考え込まされたりする。タイトルの「ブラックティー」とはよく言ったものだ。だからといって、「ほれごらんなさい。あなたも悪い人なんだから」と暗く意地悪に突きつけているわけではなく、その中にも救いがあったり暖かみがあったりする。

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唯一無二の愛を突き進む

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 違う星の7人の男女が地球で生まれ変わり、再会することから始まり出すストーリー。劇的、ドラマティック、スリル満点という言うことなしだ。しかし、7人の生まれ変わりやの背景や、入り組んだストーリー展開など見どころは山ほどあるが、一番魅かれるのは「輪くん」。それに尽きる。主人公の輪くん(小2)の冷酷さ、誠実さが良いのだ! もう一人の主人公(こっちの方が本当の主人公だ)ありすとの純愛にも非常にあこがれた。自分にも「唯一無二」と呼べる存在が欲しいと切実に願った。

 これを読んだのはまだ中学生くらいの時だったが、今でも夜中などに急に読みたくなって読み返すことがある。一度読んだら次に次にと読みたくなるので、結局21巻全て読破してしまう。マンガを読むのは好きだが、家にマンガ本を殆どおかない私にとって、特別な存在なのである。

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紙の本眠れるラプンツェル

2001/07/17 11:47

せつない

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 とにかくせつない。切れ味の良い鋭利な刃物って、スパッと切られても一瞬切られたということが分からないらしい。あまりに切れ味が良いので、切られたことすら分からないのだ。この本を読んでいるとそんな感じ。切られてものすごく痛いはずなのに、痛がることができない。

 この本の主人公は、結婚して6年目の28歳の専業主婦。女性にとてももて、非常に人気のあるCM制作会社に勤める夫がいる。何もしなくても文句は言わない、給料はきっちり支払ってくれる、もちろん稼ぎが良い、しかも格好良いのだ。良い良いづくしの夫ではないか。妻の方にも文句はない。大好きな夫と暮らし、ごろごろと退屈を味わい、暇にまかせてパチンコもする。

 でも、お隣に住んでいる少年のことを好きになり、そのお父さんとも知り合いになり、そして少しづつ歯車が狂っていくのだ。この主人公は、寂しいということすら気付かない。淡々と日常をこなしていく。それがまた胸に迫る。

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紙の本そして誰もいなくなった

2001/07/13 17:01

女王ですな

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 さすが「ミステリの女王」アガサ・クリスティー。その名に恥じない名作だ。何のつながりも関係もない男女数名のもとに、知らない人からある招待状が届く。招待状の内容は、孤島にある屋敷でのバケーションのお誘い。しかし、招待主はもちろんのことよばれた皆も初対面。不思議に思いながらも、皆それぞれの理由で孤島へ集まるが…。

 一人ひとりと消えていく恐怖。誰が犯人かは分からない上に、顔も知らない他人通しなので、当然疑心暗鬼になっていく。誰が犯人か当てながら読みすすめていくと面白い。この犯人についてはよーく考えて欲しい。当てたら相当嬉しいと思う。

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紙の本嫉妬

2001/06/14 16:24

共感できすぎ

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 この作品の主人公は、結婚生活も落ち着き、女の子もいる女性。少し生活に退屈もしているが、不満はない。そんな時、夫からある告白をされ、生活が変わるのを余儀なくされていく…。

 一度でも嫉妬をしたことがある人なら、ついつい感情移入してしまうだろう。「今ごろ、自分以外の他の誰かと楽しそうに笑っているに違いない」と考えると、胸がぎゅーっと苦しくなる気持ち。ここで怒ればもっと離れていくのは分かっているのに、どうしても感情を抑えきれずに怒りを爆発させてしまったり。

 本を読んでいて、昔の辛い過去まで思い起こさせられ、かなりブルーになったが、それだけ引き込まれる作品でもある。

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紙の本クマのプーさん

2001/08/31 18:12

アニメだけでなく、こちらも是非

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 皆さんもご存じ、「くまのプ−さん」。クリストファ−・ロビンという男の子と、くまのプ−、とらのティガーなど楽しい仲間たちとのお話。だけど、みんなディズニーアニメでは知っているけど、本を讀んだことはないのでは?

 そんな人には是非、本を讀んでみてもらいたい。挿し絵も、ディズニーアニメのようにどぎつくなく、繊細できれいだ(商品化されているプ−さんも、この元々の挿し絵の方を“クラシカルプ−さん”といい、ディズニーアニメとは分けているようだ)。

 この「くまのプ−さん」は元々、作者の息子クリストファ−くんのために書かれたもの。だから、登場人物の男の子も同じ名前なのだ。登場してくる動物達も、本当にクリストファ−くんが持っていたぬいぐるみたち。くまのプ−さんのぬいぐるみも今だに残っているのだ(余談ですね)。  

 話もディズニーアニメ特有のドタバタ劇みたいではなく、何だかほのぼのしているよう。私は大きくなってしまい、小さい頃讀んだ時の”好き度”を忘れてしまったので、書評も★3つにしてしまったけど、当時は大好きだったな−。でも、大人でも和やかな気持ちになって楽しいと思う。

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もう少し深く

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 日本の鎖国がとけた頃から昭和50年代くらいまでの、日本の「伝説の旅人」達の軌跡を追った本。与謝野晶子、ジョン万次郎など面白げな人たちがたくさん登場している。外国に行くのがものすごく大変だった時代の旅、お金持ちが豪華に行く旅、夫を追った旅など様々な旅が紹介されており、登場人物の名前を知らなくても興味深く読めると思う。その上、字も大きく写真入りなので、なお読みやすいだろう。

 だが、残念なのは一つ一つに旅の紹介が非常に短く、あまりにあらすじだけったことだ。雑誌の連載だったということだが、本にするなら加筆するなどして、もう少し深く掘り下げてほしかった。何だか昔読んだ「世界の偉人達」とかいうタイトルの、子供向けの紹介本を読んでいる気持ちになってしまった。

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紙の本心までは消せない

2001/08/02 16:47

女性向きかな?

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 心臓移植を受けた女優のキャット。何とか一命をとりとめ、やっと日常生活に復帰するが、同じ日に心臓移植を受けた人たちが次々と殺されていることを発見し…。

 サスペンスあり、心を熱くするラブロマンスありの長編小説。話は長いけれど、長さを感じさせず一気に読める。私はハーレクインロマンスを読んだことはないが、それに近い感覚ではないだろうか? 男性が読むよりも、女性の方がのめりこんで読めると思う。

 本は読みたいけれど、真面目な話とか考える話を読むのはだるい、けれど何か読みたい、という時におすすめ。飛行機の中とか、眠れない夜の気晴らしとか。映画で言うと、「ハリウッド映画」みたいな存在かと思う。

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紙の本またたび浴びたタマ

2001/07/13 15:41

それ程、絶品ではないものの

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 非常に真面目でストイックな小説を書く村上春樹氏と、意味ない面白いことをノリで作る村上春樹さん。年を重ねる毎に文体がかわり、雰囲気が変わっていく小説だが、「村上春樹さん」の方のノリは変わらず健在だ。これだから50歳とは思えないのだ。いまだに、村上春樹が50代ではなく、30代後半かと思っている人も多いそうだ。

 「友沢ミミヨさんの絵のおかげ」で、この作品がより良くなったという意見もあるようだが、本当はもっと違う人の絵の方が雰囲気にあっているような気がしないでもない。

 回文は、はっきり言ってそんなに上手くない。無理やりこじつけも多々ある。「ぞうからかうぞ」だったら、誰に向かっていっても意味が通るけど、この本に載っている回文は意味が分かりにくい。絵があっても分かりにくい。だけど、まぁ、肩の力をぬいて、「ははは」と楽しみたい時にはおすすめだ。

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