unaさんのレビュー一覧
投稿者:una
2001/08/23 13:01
2巻の副読本として
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2巻がすごいですが、もちろん1巻もクオリティ、読者に求められる知識レベルの点で常軌を逸しています。いい意味で。ものすごいスピードで話が展開するのは2巻とおなじ。
ありがたいのは、それなりに注釈がいっぱいあるので、まあ理解しやすいこと。1巻をおさえておかないと、2巻読んでもよくわからないはず。多分。
紙の本攻殻機動隊 2
2001/08/23 12:58
すげえですよ。
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まず、絵が。画集レベルのクオリティで全編です。ちょっと圧倒されますね。さらっと読んじゃダメだなあ、と緊張させられます。
ストーリーも、もちろんものすごいスピードで展開するので全然さらっと読めません。行間、じゃないやコマ間を読まないとダメです。そのうえ1巻に比べて注釈が少ないんですよ。「おまえこのくらい知っとけ」という著者の要求が聞こえそう。
読むときに必要な知識は…そですね、格技、コンピュータ、バイオ、ナノテク、ミリタリ、脳生理学、その他たくさん。
購入後のお得感、という点では何度も読み返さないといけない(じゃないとよくわかんない)のでお得といえますが、内容は万人向けではないです。あるいは絵がものすごいのでそれをとりあえず鑑賞、というのもありでしょうか。
紙の本吾妻ひでお童話集
2001/09/10 17:17
女の子がかわいい、という視点から
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女の子がかわいい、という視点からみると、この人はすごい!という筆頭に上げられるのが吾妻ひでおだろう。異論ない、と思う。で、内容はバカでシュールでドタバタでスプラッタでエロでグロで自虐でマゾ(馬から落馬、みたいな表現になってきた)。
さあ! おわかりですか?もちろん、お楽しみいただけると思います。
ちなみに解説が とり・みき。適材だ。
紙の本数奇にして模型
2001/08/23 13:11
うー、やられた
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おもしろかったですよ。わりとめずらしいアクションシーンもあり。犀川先生がんばる。萌絵走る。というかんじで。
ミステリとしては内容に触れちゃうとアレなんですけど、「うわー、そっかー、そうだったんだー」という「やられた感」は森ミステリの醍醐味ですよね。大丈夫です。その点問題ありません。
で、萌絵ファンとしてはコスプレとかあってうれしかったでーす。と言いたい。あと、そのへんなんでわりとお詳しいのかが解説でバレててこの解説だけでも読む価値かなりあり、といっておこう。
紙の本最新スタイルシート辞典
2001/07/24 14:30
表示例がついてて便利
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IEとNNの両方の表示例がほとんどすべてのタグに掲載されているので、「同時に両方立ち上げてチェックー」とかしなくても良く、ありがたいです。
リファレンスは「テキスト」「背景」「フォント」「ボックス」「配置」…のように目的に合わせて分類されており、わかりやすいと感じました。
最初の数ページにカラーの部分があり、定義済み、定義外の色名が掲載されているのもちょっと便利でした。
2001/06/25 17:02
質の高いばか漫画であることを保証します
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職場での待ち時間に、トイレに、とちょっと持っていきたいばか漫画。気分がさっぱりします。
私は仕事のPCが飛んだときに気分を落ち着かせるために読んでます。なんか精神安定剤みたいですね。再起動の時間も短く感じます。
あ、あと、こういう漫画をガハハ、と笑って読んでくれる彼女と幸せになりたいな、とか思ってしまいます。
紙の本AV女優
2001/06/24 23:21
えっちな話もあり。
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AV女優のヒトへのインタビュー集。なんかききにくいこともバシッときいてる。インタビューされるヒトもわりと云いにくいことをバシッと云っている。
こういう本を読むのは怖い。次のように考えるからである。
1.AV女優のヒトは「インランなんでこの仕事たのしいでえーす」などと販促活動に走っているのではないか。これは読んでておもしろくない。
2.あんまり重たい裏の方まで知ってしまうとせつなくて今後AVなんか見られなくなってしまうのではないか。それはそれで嫌だな。
でね、読んでみたんですけど。どっちかつうと2の方です。えーっとかなり重たいです。
でもね、みんながんばってます。仕事に誇り持ってます。消費者としてはそれらのことをいくらか知った上で消費していくのも、これはこれで正しいことなのではないか、と思いました。
もちろん、えっちな話もあり。生々しくて興奮します。うん。
あなたの知ってるあの人もあの人もでてますよ。
紙の本全日本食えばわかる図鑑
2001/09/10 17:46
食えばわかる!
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食は時に何よりも多くを語る、と思うよ。だってそうでしょう、ある人が自分に食事を出してくれたら、その内容でその人に愛されてるか愛されてないか、ある程度わかっちゃうじゃないですか。
で、著者が実際に食って語ってるのはそれほどゴリッパ・オタカクもないけれど、やさしさとヨロコビに満ちてる、うまそうなたべものなのですね。
だから、食ってわかったのは、やっぱり「愛」だったと思うんですよね。僕は。うん。
紙の本月は無慈悲な夜の女王
2001/08/23 13:18
TANSTAAFL
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There Ain't No Such Thing As A Free Lunch
無料のランチなんかないヨ!
というこの言葉はこの本に何度も出てくる月世界の人たちの慣用句。何をするにも代価が必要。そう、月では空気だってタダではない。
こんな厳しい環境に育てられた「フェアな」月世界人(主に地球から流刑とされた人たちおよびその子孫)がどうやってcoolに地球から独立して月世界国を建国するか、ということがこの本の主題。
Duneもそうだけど、細かい描写や小道具などが現実感を引き立てるのに非常に役立っている。神は細部に宿るのだろう。これがSFの醍醐味だ。
紙の本フランス語+英語
2001/07/25 21:38
旅行には必要にして充分
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急にフランスに旅行に行くことになって、実はBK1で適当に選んで注文しました。
用例とかは実際的で充分なものでしたし、巻末のちょっとした辞書も気が利いています。+英語、と云うのがミソで、ちょっと英語が分かれば、フランス語が全然わからなくても、お、なるほどなーとかわかって嬉しいです。
紙の本シャーロック・ホームズの謎 モリアーティ教授と空白の三年間
2001/07/10 23:12
正統派パスティッシュ
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謎の新兵器を巡って描く、ホームズとモリアーティの確執に満ちた共同作業。モリアーティ、ホームズ共に持てる才能を出し合って事件の核心に迫っていくが…。
教授もかっこよく描いてあり、なかなかうならせる作品です。写真図版が多く、当時の雰囲気が生き生きと出ているのも本の構成としてよいと思います。
2001/07/10 23:07
見落としがちなタイトル、実はかなり、いい
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オビに「格闘探偵ホームズ見参」とか書いてあるのでヒクかもしれません。でも実はこれ、かなりオススメです。
若かりしホームズの(例のパターンですが)知られざる格闘家としての日々、師匠である柔道家の興行師が失踪する事件も絡めて描く読後感さわやかなパスティッシュです。
挿絵も、なかなかすてきですよ。
紙の本ハマボウフウの花や風
2001/06/25 11:16
やさしい、ほっとするお話。
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椎名誠の短編集。SF(「武装島田倉庫」とか)じゃないほうです。
冒頭の「倉庫作業員」は島田倉庫のような倉庫で働く新人の話なのだけれど、納品先で出会う美しい女性に憧れ、愛の告白の手紙を書き、そして。というプロセスが、共に働く仲間たちの連帯感とともにさわやかに描かれていて、読後幸せな気持ちになれます。
他にも、かわいい3匹のアヒルとの交流を描いた小編も、ほほえましくて良いです。
紙の本ロココ町
2001/06/25 11:08
奇妙な街の物語
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ロココ町という奇妙な街の物語。主人公は友人を探してこの街に紛れ込む。
友人はこの街の支配者になっているらしい。さらにこの元遊園地であった街は無軌道な増殖を繰り返し、訪れた者をどんどん取り込んでいるという。
一般人たる常識を持っていると語る主人公は、この街から無事に逃げることができるのか、あるいはその「友人」に出会うことができるのか…。
とても不思議な味のある小説。結局、この主人公がこの街とどういうふうに付き合っていくのかが興味の湧くところだと思う。
なんかヘンな読後感があって、何度も読んでしまいます。
2001/06/24 22:16
なるほど、こういう方法で。
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転職歴を見てるとやっぱり女の人の就職って大変なんだなあ、と思う。本の雑誌へのアプローチの仕方とか、そこからエッセイストへ到る道などを見ると、「ほー、なるほど、こういう方法で」と頷いてしまう。
転石苔生さず、と云う言葉がピッタリくる、ある意味サクセスストーリー。「本の雑誌血風録」のリファレンスとしてもオススメできます。