たま さんのレビュー一覧
投稿者:たま
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本永遠の昨日
2002/02/13 18:37
結局時間は止まらない、だからこそ前に。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この話、冒頭で攻が事故に遭い、ゾンビになるところから始まります。キワモノスキーなせいか、その筋肉繊維やなんかの細かい描写にウケてしまいました。もっとうだうだディティール細かく説明してくれてもよかったくらい(笑)。
この話のラストをハッピーエンドととるか、アンハッピーエンドととるかは難しいところです。話の中では全部なにもかもが上手く行くわけではないです。 でもうしろを振り返って後悔する話じゃなくて、あくまでも前に前に進む話なところが好きでした。
ラストどうなるかは頭のシーンから分ってるようなものですが、読む側も分っているからこそ、時間が過ぎていくのが一緒に切なくなるし、お互いをぶっきらぼうに一生懸命思いあう主人公たちをかわいいのです。
完璧ではないけれども、お互いが相手に差し出したいもの、代りに托したい想い、それは彼らができる範囲で叶えられたと思うので、そういう意味ではハッピーエンドじゃなかったかなと思います。
そんな中、一番わり食ったのは攻の両親ぽい。慰謝料ももらえないのかなあ(←涙ぐんでいたくせに、そんなセコイこと考えていたらしい)。
受が平気な振りしてその実キリキリしてるしていて、相手を好きがゆえにだんだん弱音を吐くところに、特によろめいてしまいました……。
紙の本上を向いて歩こう!
2002/02/13 18:44
ハッピーラブコメ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
借金のカタに下男(もちろん下半身の世話も)させられネタなんですが、受が大変前向きなキャラなのです。攻を本当に理解しようとする、人の良さに惚れました。
口が乱暴、実は健気、そして踏まれても踏まれてもへこまない雑草系。女の子っぽい受が苦手な方にオススメです。
攻も傲慢系キャラとみせかけておいて、かなりワンコ攻の素質があちこちに見え隠れの年下攻でかわいいところもあります。それを一番解かっているのが当の受、という感じなのです。
借金ネタは使いまわしの多い設定といえばそうなんですけど、色づけが好きなもの満載だったので、読んでてけっこう幸せになりました。
ついでに結局いい子ぞろいだったキャラの今後の幸せも祈ります。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |