パンちゃんさんのレビュー一覧
投稿者:パンちゃん
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精神科臨床とは何か 日々新たなる経験のために
2005/05/31 11:15
題と中身が違いすぎる
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この著作は精神病理学に基づいた筆者の精神論であって、診療の現場で役に立つとはとうてい思えない。こういった本によくあるが、治療方針の中に薬物療法が全く記載されていない。実は現在の精神科治療学の主体は薬物療法であって、症状の変動に合わせて薬物の加減や選択が一切かかれないというのはおかしい。生命論、言語学、思想、それはそれぞれの分野の二番煎じ的な文章ばかりで、さしたる新発見もない。あえて頷く部分があるとすれば、DSMに関する意見である。新薬万歳論者の巣窟である大学病院の助教授が製薬会社の絡む医療経済戦略に物申したというのは、少し、褒められてもよい。
DVDもあるようだが、私は日常臨床で講義されている場面かと思いきやホテルで「場」を設定したとのこと、違和感を感じざるを得ない。日常臨床の肝を話してくれたのかと勘違いしてしまう。
筆者の経歴をみてもしやと怪しさを感じた人、あなたは正しい。私はbk1ポイントがたくさんあったので、思わず、買ってしまった。表紙がきれいなので、書棚に飾っておこうかと思う。
とても尊敬する神田橋先生の著作の横にはおけない。
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