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神楽坂さんのレビュー一覧

投稿者:神楽坂

860 件中 16 件~ 30 件を表示

内容はニュートン力学&量子論

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新しい時間論かと期待したが、なんのことはない。「未来は決まっている」とするニュートン力学と、「未来は決まっている」とする量子論の解説である。今さら「シュレーディンガーの猫」でもないだろう。
ニュートンムックには同じようなテーマが繰り返し登場するが、内容もまたほとんど同じである。宇宙論関連のムックはデータが最新版に更新されていくので意味があるが、物理関連でそうそう新ネタは無い。それで、100兆年後の宇宙という話を入れたのかもしれない。
新鮮味は欠けるが、内容は分かりやすくオススメできる。

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現代の「間取り」にやや当惑

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

かつて、ニューハウス社からこうしたムックが頻繁に出ていた。しかし、母体となる『ニューハウス』誌の休刊とともにムックの発行ペースは落ち、ついに出なくなった。10年続いた建築ブーム&住宅ブームの終焉かと落胆した。
ところが、それと入れ替わるように、エクスナレッジから装丁や内容がそっくりのシリーズが出始めた。このムックもそんな1冊である。
1990年代末から建築家による住宅がブームとなり、nLDKで表される従来の「間取り」は時代遅れとなった。このムックでもその流れは色濃く、オープンプランやスキップフロアが多く登場し、nLDKでは表せない。リビングが2つ、階段が2つ等、面白い試みが見られるものの、これらを「間取り」と呼ぶことには違和感がある。しかし、一般の人でもこうした変わった住宅を建てられる時代になったのは確かだろう。

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紙の本sukumizu スク水

2012/01/24 16:07

スクール水着の質感は最高だが……

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一般的なアイドル写真集と違うのは承知の上だが、モデルの顔がまったく写っていないのは異様だ。これでは魅力半減である。だが、そんな致命的欠点を差し引いても、評価は★5つに値する。スクール水着の質感が見事に撮られているからだ。アイドルの写真集やグラビアでは服の質感の再現はほとんど考慮されないし、フェチ志向の写真集でも不十分なことが多い。そうした観点では、この写真集は群を抜いて優れている。

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突き抜けた爽快感の家

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 これだけ建築ブームが続くと、安藤忠雄のような誰もが知るスター建築家はかえって出にくいのかもしれない。今や、一般の住宅雑誌にまで有名建築家が手がけた珍住宅があふれている。見た時は驚いても、それが建築家の個性として印象づけられることはない。
 漠然とそう思っていたところ、過去数年に渡って気になっていたいくつかの住宅が、同じ建築家の設計だと知って感銘を受けた。それが、手塚貴晴&手塚由比夫妻である。
 初めに見たのは、天井が空になったかのように見える家。次に、部屋の3方の窓を開けると壁も柱も無くなって天井が宙に浮いているような家。とどめは、平屋で屋根の上がリビングになっている家。これは、「渡辺篤史の建もの探訪」で見て仰天した。
 最後の「屋根の家」は別格の奇抜さだとしても、手塚住宅がなぜこれほど印象に残ったかといえば、すべてに共通する独特の爽快感ゆえだろう。10枚ぐらいある引き戸を開け放つと、間仕切りや外壁が消えて無くなってしまう。これは、ほとんどの住宅に登場するギミックである。間違いなく彼らのスタイルだが、決して独善ではない。施主のライフスタイルを知るために打ち合わせを繰り返し、最良のプランを考えるという。「屋根の家」も、施主がよく屋根の上に出て食事をするという話に基づいた設計なのだ。そうした設計を行っているにも関わらず、もれなくこの爽快感が生まれるのは興味深い。
 この本に登場するのは、どれもどこかの建築雑誌、住宅雑誌で紹介された作品だが、これまで、まとまって見られるものが無かった。雑誌に比べるとサイズは小さいが、豊富なカラー写真で爽快感を感じることは出来るはずだ。

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紙の本JIS漢字字典 増補改訂

2002/07/27 16:54

JIS第3、第4水準漢字を収録した唯一の漢字字典

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ここには、新たに制定されたJIS第3、第4水準を含むJISの漢字・非漢字が全て収録されている。即ち、漢字、仮名、アルファベット、記号類等である。各文字について、字形、音訓、用例、JISコード、ユニコード等が書かれている。さらに、JISコードの変遷についても解説されており、興味深い。労力と意義は買うが、コード体系や包摂基準の問題が露呈された気もする。ユニコードが主流になりつつある時期に、そしてJIS補助漢字を破棄して、なぜJIS第3、第4水準漢字なのか? という疑問は残されたままだ。欲を言えば、JISコード表ぐらい付いていても良かったのではないか。コード順に文字を並べたページはあるが、文字が小さい上に一列に並んでいるため、非常に見にくいのだ。

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ガーターベルトのエロス

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ビキニや下着での表情が良い。セクシーさばかり追求されるより、ほっと気の抜けた感じのショットはいいものだ。変な髪形と変なメイクのショットもあるが、このくらいの遊びはいいだろう。中では、ガーターベルトのシリーズが良かった。この手のセクシー写真集には時々登場するアイテムだが、たいがいは雰囲気を盛り上げる小道具に過ぎない。しかし、ここでは、そのエロチシズムを撮りきっている。凄い。

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紙の本いちかわくん 市川由衣写真集

2002/06/06 18:27

前作から格段に進歩

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ファースト写真集『Yuismび〜む』から、格段の進歩である。彼女も多数のグラビアをこなすうち、色々な表情を出せるようになったということか。衣装にもシチュエーションにもカメラアングルにも遊びが見られ、写真としても一枚一枚楽しいものに仕上がっている。アイドルの定番といえるセーラー服もあるし、今ではほとんど姿を消した旧タイプのスクール水着もある。しかも、質感がこれほど分かる撮り方をするとは……。もちろん、ビキニもあって、幅広いファン層にウケるようになっている。

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紙の本「心の専門家」はいらない

2002/03/27 18:14

心の時代の真実

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 心のケアとは何なのだろう? 事故や事件があるたびに言われるが、その実態はよく分からない。ただ、ワイドショー等で誰も否定しないことが少々気味悪い。著者によれば、面倒なことには関わりたくないという風潮が、「心のケア」というビジネスを生み出したのだという。心の専門家といっても、カウンセラーに必要な資格は無い。しかし、システムが成熟してきても、それは緩やかな管理社会への傾倒でしかないのだ。

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紙の本近代化遺産を歩く カラー版

2002/03/08 18:08

魅力あふれる不思議な建造物たち

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 最近、「近代化遺産」というのをよく耳にする。幕末から昭和初期にかけ、日本が近代化していった時代の建造物の総称である。この本には、時計塔、駅舎、機関庫、橋梁、トンネル、ダム、水力発電所、浄水場、配水塔、火の見櫓、窯、工場、煙突、灯台、港湾、税関、倉庫、ドック、運河、要塞、送信塔、気象台、天文台、温室、ホテル、刑務所の26ジャンル計108件もの近代化遺産が、カラー写真とともに紹介されている。
 高さ41mの余部鉄橋のように、当時の最先端技術がうかがえるものもあれば、東京世田谷区に残っている巨大な駒沢配水塔のように、異世界を思わせるものもある。時代を反映して装飾的な建物が多いが、木造6階建ての繭倉庫や、表紙にもなっているホフマン窯等、国籍不明な異形の建築も見られる。また、写真は載っていないが、東京湾の3つの海堡(要塞)のエピソードなどは興味深い。ジャンルが幅広いせいもあるが、これらの建造物のほとんどは、今まで建築史の中で語られることが無かった。存在自体知られていなかったし、建築としての位置づけもはっきりしなかった。既に現存しないものもあるが、せめて次代に語り継いでいきたいものだ。

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現代のナショナリズムは日本を孤独にするか

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 80年代の「国際化」と現代の「グローバル化」の違いが明確に示されている。後者は、恐怖感と圧迫を伴っているというのである。それゆえに、我々日本人は防衛あるいは対抗のためにナショナリズムへ向かうのだという。しかし、それは戦前のような強烈なイデオロギーではなく、個人個人の気分的なものだ。アメリカからのジャパン・バッシングと、アジアからの批判という、日本独特の立場がそうさせている。アメリカという巨大な壁に阻まれた日本だが、アジアからの承認も受けることが出来ない。それが、タイトルの「彷徨える」ナショナリズムなのだ。

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外務省戦後最大の悪事

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 戦後の移民政策により、多数の日本人が南米などへ移民していった。開拓には随分苦労したのだろうと、これまで漠然と思っていた。しかし、数ヶ月前、あるテレビ番組で移民の実態が明らかにされ非常なショックを受けた。思えば、それがこの本に書かれているボリビア・サンファン移住地のエピソードだったのである。
 外交機密費問題に始まり、北朝鮮拉致問題の無視、かたくななまでの難民受け入れ拒否等、悪い話ばかり出てくる外務省だが、移民の裏に隠された悪事の数々は、話題に上った不祥事など比較にならないほど、腹立たしい。現地調査をろくにせず、あるいは募集要項を意図的に改ざんし、開拓不可能な荒地に1万6000人もの日本人を送り込んだ。さらに、そのための費用と称する多額の金が日本国内のどこかへ消えている。役人の私利私欲のために多くの人たちが見殺しにされた。著者が後に訪問した移民者が廃人になっていた件は、怒りで体が震える。外務省が腐敗したというが、半世紀前からこんな状態であったとは、怒りを通り越し恐怖である。戦時中でもなく、カルト宗教のような現実から隔絶された組織でもない。平時の省庁の外郭団体の中で、人間がここまで冷酷になれるものであろうか? 当事者たる役人たちと、移民者の第一世代が生きている間に、責任追及と補償がなされることを切に願う。

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紙の本太古、ブスは女神だった

2001/09/14 11:28

ブスのパワーが炸裂する日本古代史

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 国によっても時代によっても、美人の基準は異なる。日本でも、浮世絵に見られるうりざね顔に切れ長の目や、平安時代の絵に見られるふくよかな女性が、それぞれの時代の美人を象徴していると考えられてきた。とはいえ、それはリアリズムでない画法による錯覚かもしれない。明治時代の人気芸者たちの写真を見れば、現代のアイドルのように目が大きく洗練された顔立ちをしているではないか。
 しかし、この本は美人の基準云々より、もっと深いテーマを扱っている。著者は古事記や源氏物語等から、美人がもてはやされるようになったのは平安時代からだと結論付ける。太古の時代、醜さには絶大なパワーがあったが、平安以降は侮蔑の対象でしかなくなったのだという。これは、異色の女性史である。

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一味違う専門的住宅本

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『日経アーキテクチュア』誌10年分の住宅リノベーション事例を32例集めたものだ。『日経アーキテクチュア』は定期購読のみで店頭売りの無い建築専門誌である。内容も専門的で素人にはとっつきにくい。しかし、この本は一般向け住宅雑誌の別冊かのように楽しめる。とはいえ、集合住宅の1棟まるごとリノベーションとか、ツーバイフォーの間取りを変更するとか、2階建てを3階建てに改造とか、切り口は専門的だ。

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知られざる和風近代建築

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この本で、岩崎平太郎という建築家を初めて知った。建築も東京が中心なのか、関西中心の安藤忠雄にさえローカル色を感じる。現代でもそうなのだ。100年前の奈良で活動と言われてもピンと来ないのは当然だろう。
時代からいうと洋館が注目されがちだが、彼の建築は和風である。奈良女子大佐保会館など、内部が洋風なのに外観は和風建築以外の何者でもない。近代建築に、こんなアプローチがあったのかと感心した。

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極限的状況下における建築という切り口は新しい

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これらの中で有名なのは、昭和基地の南極観測基地だろう。ミサワホームによるプレハブ建築として知られている。南極とハウスメーカーはミスマッチに思えるかもしれないが、プレハブ住宅とは工業化住宅。他のどの業種より基地を手がけるにふさわしいのだ。
その他登場するのは、戦争罹災者用の木造団地、難民用一時住宅、ベトナム難民のための震災仮設住宅等、無名建築ばかりである。今までスポットが当たらなかったのは、設計思想の美しさ等、見る者にアピールする要素が乏しいからだと思う。
日本ではなじみがないが、世界ではスラムに住む人が数多い。諸外国ではずっと身近な問題なのかもしれない。また、日本でも東日本大震災により大量の一時住宅が必要となり、立地さえ確保できない事態に陥った。その意味でも非常にタイムリーである。

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