亀豆さんのレビュー一覧
投稿者:亀豆
ソルフェージュ
2001/11/16 19:50
いろいろな愛の形。
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
後悔するくらいなら、手を出さなければいいのに、出してしまった先生と生徒の、音楽を絡めたお話。
久我山(先生)と田中(生徒)の関係が田中の声楽の先生に知られてしまうことで、田中はイタリアに留学することになるのだが、その間もお互いのことが忘れられない。身代わりにされた淳が、精神的に安定しているとは言いがたい男の子だったのが痛々しかったが、そのエピソードも含め、話がダラける時がない、と言うか、それでいて、ごちゃごちゃした印象を受けないところがすごい。ラストの「こりゃ帰ったら田中に自慢してやんなきゃな」というセリフを、久我山がさらりと言うシーンがすごく好きだ。
あと、同著者の『月とサンダル』2巻で、料理屋「井田」のお客としてちらっと出てくる三人が、久我山、田中、津守とそっくりで、勝手に、幸せなその後を想像したり(笑)。
しかし、離れる前の、田中の先生への感情は「先生しかいないから、先生だけは全部欲しい」というような、何か切迫した感じだったので、その感情が恋だったのかを考えた後の、機も熟したであろう二人の「それから」も、もう少し見たかった気もする。
女ともだち 1
2002/06/13 10:14
完成されてる面白さ。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
幼い頃に両親を亡くし女優の叔母と二人暮しの菜乃は派手な芸能界を嫌い、平凡な生活を望んでいた。ところが親友のこずえの撮影に付き添って、アイドルの晴臣と出会った時から、菜乃の運命が大きく変わり始め…!?(カバー裏より)
ものすごく面白い。
主人公の恋と友情と成長の物語なのだが、出生の秘密あり、親友との三角関係あり、そして舞台は芸能界…ぎっしり面白さがつまったお話である。
絵はもちろん上手く、すっきりとまとめられたテンポの良い展開に惹き込まれる。
「親友との三角関係」にしても、よくあるネタではある。しかし面白い。
読んでいて、面白いか面白くないか、は、その設定次第だけではなく、それをどう見せるかなのだなぁ、と思ってしまうほど。
個性的で味のあるキャラクターが多く、そこも面白さの1つ。
さらに、芸能界が舞台なのだが、そこもすごい。
華やかな面だけが強調されているのではなく、厳しさを持った面をも描かれているので、ただの華やかで現実離れした設定、という感じがなくすごく魅力的なのだ。
古さを感じさせない、楽しめる面白さのつまった全二巻。文庫版なので二冊でも読み応えも十分だ。
庭に孔雀、裏には死体
2002/07/24 13:07
笑える、ミステリ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
わたしは母と親友と弟、三つの結婚式の花嫁付添人を頼まれ、式の準備に追われていた。衣装選び、式に彩りを添える孔雀の調達などと、やることは山ほどあるのに、家の裏から死体が見つかったせいで、ミステリ好きの父にひっぱられて犯人探しをするはめに…スーパーウーマン、メグと変人揃いの親戚一同の活躍(カバー裏より抜粋)。
面白かった。会話や主人公の心情がとても面白く、時々笑ってしまうほど楽しめた。
出てくる登場人物達が見事に変人奇人、個性派揃い。そんな人々の溢れる小さな町で、三つの結婚式を仕切るため主人公のメグが奮闘するお話。
その花嫁達がすごいのだ。驚き呆れるほどの身勝手ぶり。まるでメグに頼むことの多さで三人が競い合っているかのごとく、三人それぞれ、どんどん仕事を増やすのだ。
突然妙な案を出しておいて、実行までの段取りは全てメグ任せ。おかげで、雑用をこなす上に、不可能なアイデアは本人が自らあきらめるように、何とか持っていくことも重要な仕事に。
次々と起こるアクシデント。さらに、殺人事件まで起こる。
犯人も最後の最後まで(一応)分からないようになっているし、なにより結婚式のドタバタも最後の最後まで楽しめる。
日記のように日付がうたれ、少しずつ進んでいくのだが、全く飽きることなく読み進められる。楽しい一冊。
この一冊でもちろん完結しているが、これはシリーズ第一作目らしい。
続きも今から楽しみだ。
ウイニング・ラン
2002/04/28 10:28
先が見えない、振り回される面白さ。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
マイロンの前に現れた元恋人のエミリーは、病気の息子を助けてほしいと懇願した。遺伝性の貧血症を患う息子には骨髄移植が必要なのだが、手術を前に骨髄提供者が謎の失踪を遂げたという。突然の依頼に戸惑うマイロンに、さらに彼女は衝撃の告白をする。「子供の父親はあなたなの」(カバー裏より抜粋)
これまでマイロンは様々な事件に巻き込まれてきたが、シリーズ7作目の今回は今までと異なった展開を見せている。
そもそも、事件の持ち込まれ方もクライアント絡みではない。さらにエージェントとして事件を解決しようとする話でもないのだ。
エミリーの突然の告白に驚きながらも、マイロンはドナーの行方を捜し始める。『ドナーのためのプライヴァシー保護』が行く手をさえぎるも、何とかドナーの特定に成功するが、そのドナーを調べれば調べるほど不審な点が次々と浮上し、やがて過去の誘拐事件までもを呼び起こすことに…。
そして親子。マイロンと父親、マイロンとジェレミー他、何組もの親子が登場し、物語をより面白いものとしている。
また、エミリーとグレグ(カムバック・ヒーローで登場)の他テリースとゾラ(パーフェクト・ゲームで登場)なども再登場しており、登場人物たちが、変化しつつも少しずつ重なり合っているところも楽しい。
最後の最後までぎっしり面白く、読みごたえ充分である。
カムバック・ヒーロー
2002/04/07 13:38
忘れることの難しい、輝ける過去の記憶。
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選手としてチームに入り、失踪したスター選手を探せ? バスケットボールのチーム・オーナーの依頼にスポーツ・エージェントのマイロンは愕然とした。選手を辞めてから十年たつというのに。が、当の選手は彼の昔のライヴァルだった。マイロンは調査を始めるが、やがて彼自身の過去を掘り起こすことに…(カバー裏より抜粋)。マイロン・ボライター・シリーズ第三作。
とても面白かった。主人公マイロンと、彼を支える個性的なメンバーとのやりとりも、もちろん面白く楽しいが、なによりストーリーが凝っている。今回は、マイロンの過去、バスケットボールを断念することになった負傷の、マイロン自身知らなかった真相が依頼の解明とともに明らかになる。毎回のごとく、見事に謎を解くマイロン。しかし、常に謎から答えへと真っ直ぐに突き進むのではない。事件には直接関係のないことも絡んでくるし、その度に増える謎に翻弄されもする。だからこそ面白い。
殺人を犯し、又は嘘を言う人間を追いつめ、自分は真実を求める一方、自分側の人間が殺人を犯すのを許容し、自らも必要とあらば人をだましもする、という主人公では楽しめない、という方にはおすすめできない。しかし、真相が人間の醜さや弱さ、哀しさに溢れているものであっても、どこかさわやかな読後感をこのシリーズはもたらしてくれる。
後を引く、おすすめのシリーズである。
真田太平記 第1巻 天魔の夏
2001/10/16 20:09
大満足で大好きな本。
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私が本に求めるものは『娯楽』だ。どんなジャンルの本であっても、楽しめて、面白い、それが重要。だからこそ、歴史物はちょっと避けていた。なぜなら登場人物が死ぬことを、あるいは死に様までもを知っているから。死んで終わり、というのは…と思っていたのだ。しかし、そんなことはなかった。動と静の絶妙なバランスでぐいぐい引っぱられ、存分に楽しめる。もちろん、多くの人が最期を迎えるが、そこに悲愴感がない。ああ、もっと生きてほしかった」と思うが、同時に「精一杯の人生が素晴らしかった。ありがとう」と思うのだ。登場人物の人となりが、エピソードと共にしっかり描かれているので、行動が納得できるし、感動もする。その上、かなりの人数になるはずなのに「この人誰だっけ」ということがないのもすごい。
テンポが良くて読みやすい文章に、この中身。これぞ、極上の『娯楽』である。この本をきっかけに、池波氏に夢中になった私としては、本当にオススメの本である。
真夜中のデッド・リミット 改版 上巻
2002/07/25 15:24
多くの人の運命を狂わせた魅惑の狂気。
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アメリカ・メリーランド州山中の合衆国空軍戦略核ミサイル基地が正体不明のテロリストに乗っ取られた! 世界で唯一の単独発射機能を持つ基地を占拠する目的はいったい何なのか? テロリストの黒幕はいったい誰なのか? 管制官が命をかけて守った発射装置の鍵をテロリストが手にするまでの猶予はたった十八時間。それまでに基地を奪回しなくては、第三次世界大戦は必至となる——。(カバー裏より)
面白い。思わず息を詰めながら読んでしまうような、緊迫した面白さだ。
本来、テロリストの侵入を防ぐよう、地形その他熟考された上に造られているミサイル基地。そこが乗っ取られ、ミサイル基地を奪回するにはこちらが進入しなくてはならない。計算しつくされた設計を恨めしく思うほど、考えれば考えるほど難攻不落に思えてくるミサイル基地。
事態を解決するため、退役軍人であり、デルタ・フォース創設者である男が指揮官となり任にあたるのだが、何しろ突然の深刻な事態に、体制も万全とは言えず、それがさらに緊迫感を高める。
デルタ・フォース、テロリスト、巻き込まれた溶接工の家族、さらには最初事件とは関係がないように見えるGRUの情報部員など、いくつもの場所での出来事が同時進行に展開されるのだが、読んでいくうちに全く気にならなくなっていくのは、すごい。
どちらかといえば、普段は軍事とは離れた立場にいる人々の活躍が目覚しく、ボブ・リー・スワガーシリーズのように、突出したヒーローがただ一人となっても戦う、というのではなく、いろいろな弱さや痛みをかかえた人々それぞれが、出せる力を出し切ってデルタ・フォースを凌ぐほどの力を発揮して戦う、といったお話だ。
最後の最後まで緊迫感は途切れることなく、目が離さない、読み応えも十分の全2巻。
1限めはやる気の民法 2 (Be×boy comics)
2002/03/10 10:30
4限めはえぐめの刑訴。
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続編は無いだろうと思っていただけにうれしい続編。前巻から時を経て、刑事訴訟法の講義をする立場になっている田宮と、理工学部も卒業し、ゲーム会社を設立した藤堂。いつの間にやら同居しているそんな二人の日常をのぞいてみよう、といった感じ(かなりHだが)。
田宮と一緒にいることで、自分の居場所を見つけたためなのか、前巻よりも大人びた所がかえって薄れてきているのでは? と思える程の藤堂と、そんな藤堂に本当に心を許しているのに、「愛している」とは言えない照れ屋な面を持つ田宮のラブラブな日常も面白い。
しかし、勝手にだが、続きの長編(?)を期待していた私としては番外編的なところが少し残念な気もする。「月とサンダル」の一巻と二巻の関係にとてもよく似ていると思うので、「月とサンダル」の二巻がいやだった人は注意して読んだほうが良いかも。そして、藤堂の弟も登場していて、彼と刑法の教授との馴れ初めや、彼の過去の苦い恋愛の話も収録されている。
雲霧仁左衛門 前編
2001/11/12 23:16
面白いっ。
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神出鬼没、変幻自在の怪盗・雲霧仁左衛門。彼の率いる雲霧一味の暗躍と、一味に何度も煮え湯をのまされた火付盗賊改方との攻防。一味は、誰一人傷つけることなく盗みをするために、計画を練り、時間をかける。じっくりと時を待ち、時がくれば一気に盗みをしてのける。その鮮やかさ。しかも、狙うのは汚いことをしている大商人。しかし、組織が大きくなれば、ほころびができてくるのも当然で…。そして、雲霧仁左衛門の正体は…? 一味の者でも彼に会える者は限られており、さらに彼の正体を知る者はわずかだ。
謎を含みつつ、物語は淡々と、しかしテンポ良く流れていく。ぎっしり詰まったエピソードがどれも面白く、どんどんページをめくってしまうのだ。最後まで目が離せず、ついつい夢中になってしまう全2巻だ。
皆月
2001/11/04 22:46
旨くて、すごい小説。
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きっかけは吉川英治文学新人賞だった。同じ賞を受賞した「ホワイトアウト」(真保裕一著)が面白かったので、これもどうかな、と思って読んだら、大当たり。
中年男の再生の物語なのだが、性的描写や暴力描写も多く、クセが強い小説だと思う。なのに、不思議なほどに、読後感がさわやかなのだ。とても良いものを読めた気分。リアルでいびつ。でも、温かい話だ。
ミステリーが好きだが、最近読んだミステリーが、トリックにしか凝ってなくて、それさえもすぐに忘れてしまうようなミステリーが重なっている人に特におすすめしたい。旨いなぁ、とうれしくなれるはず。
山霧 毛利元就の妻 上
2001/10/14 13:46
戦国期のホームドラマ。
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これは面白い。
あとがきで触れられている「歴史に詳しくない人にも男と女の生き様としておもしろく読めて、それでいて歴史の専門家にも『なるほど』と思わせるような。」という発言の通り、毛利元就やその時代に詳しくなくても、純粋に夫婦の物語として楽しめるし、その時代をちょっと見に行ってきたような気分にもなれる。
起こった事がただ順番に綴られていくのではなく、まず人間がいて、その必然として物語が流れていくような。
もう少し前に読んでいたら、日本史でのこの時代が、もっと楽しめたのに、と思ってしまう。
しかし、そんな事を考えなくても、フィクションの部分も含めて人物に好感がもてて、微笑ましく、しっとり面白い。
素敵な作品である。
スワンの怒り
2001/10/07 18:09
サスペンスとロマンスのうまいバランス
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
エリート銀行家の夫と幼い一人娘だけが生きがいの、平凡で幸せな生活が、突然、何もわからないまま破壊されてしまう。生きる目的を失った彼女は、復讐を決意するが・・・。整形外科手術によって、絶世の美女となった主人公が体を鍛え、強くなっていく過程で、サスペンスだけでなくロマンスもあり、少年とのふれあいや、脇の外科医の恋もありと盛りだくさん。それが、うまくまとめられていて、すごく面白い。ロマンティック・サスペンスというのが本当にぴったりの、楽しめる一冊だ。
1限めはやる気の民法 (Be×boy comics)
2001/10/07 17:42
友達であり、恋人であり。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
しっかりした勉強家の田宮と、代議士の息子であるがゆえに、テキトーに生きている藤堂が超ド楽勝ゼミで出会い、徐々に友達から関係が変化していくお話。田宮をすごく好きで、大切に想っているのに、だからこそ強引になりきれない藤堂がいい。話の流れも良く、ものすごく面白かった。セリフがないシーンでも、表情から感情が伝わってきて、ドキドキする。無理に「恋人として」という形にしない二人が、自然だ。
野鳥の会、死体の怪
2002/07/29 13:19
二人のかけあいが楽しい。
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静けさを求めてわたしがが訪れたのは野鳥の島。なのに嵐で島は大荒れ、トラブルメーカーの両親までついてきて静けさは遥か彼方。おまけに見つけた死体が母の昔の男だったせいで、父に殺人容疑が!父の容疑を晴らしたいけど、島を牛耳るバードウォッチャーは人殺しより、時を同じくして起きた鳥殺しに夢中で、調査も荒れ模様。素人探偵メグと変人軍団に安息はない。(カバー裏より抜粋)
「庭に孔雀、裏には死体」のメグ・ラングスロー・シリーズ第2作。
シリーズ1作目が期待以上に面白かったため、2作目ではさらに期待し、同時に不安もあったが楽しく読めた。
静けさと平和、そして二人きりの時間を得るため孤島に行くことにしたメグとマイクル。しかし、嵐で島までの船旅は散々な挙句、無人のはずのコテージには父母ら一行が。嵐で島から出ることもできず、二人きりの時間も無きに等しい。
その上、死体を発見してしまい・・・。
冒頭の船旅のシーンから面白い。
視界は悪く、荒れる海。二人は船酔いで悲惨な状態に。
それでも、二人のかけあいは絶妙で笑える。
犯人探しとしては、関係ないところに気をとられて・・・というところもあるが、素人探偵らしさが出ていて良かった。
しかし、マイクルがすごい。前作の3つの結婚式騒ぎで苦労をメグと共にし、恋人同士となった彼だが、前回探偵役を張り切っていた父親が今回はおとなしく、代わってメグが探偵役を張り切っているため、メグに引っ張りまわされている感じなのだ。
決して嫌々ではないので、名コンビぶりも楽しいのだが、素晴らしい柔軟性と許容力である。
前作に比べ、話自体はあっさりとした印象だが、読みやすく、「ユーモラス」において勢いは衰えておらず、楽しい一冊だ。
覆面作家の夢の家
2002/06/16 10:28
遊び心溢れる手の込んだメッセージの伝え方。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
もっと続いてくれても良かったのに…と思うがシリーズ最終巻。
3話収録されているのだが、最終話の「覆面作家の夢の家」が特に面白かった。
ドールハウス作り、という共通の趣味を持つ男女二人が、ダイイング・メッセージの話をしているうち、男の方が問題を出す、ということに。そこで送られてきたのは殺人現場のドールハウス。さてそのメッセージの意味とは? 千秋と岡部を含めた3人でその謎解きに挑む、というお話なのだが、殺人事件が起こって必死に捜査して…というサスペンスも面白いが、「殺人現場のドールハウスが示すメッセージを解く」なんていう遊び心いっぱいのお話も読んでいてすごく面白い。
しかも、誰もが解けるわけではない高度な謎。凝っている。
ダイイング・メッセージがあまり凝り過ぎていると、死んでしまう、という時にこんな事出来るわけがないと興がそがれてしまうことがあるが、このお話ではダイイング・メッセージという形をかりた謎解きであり、挑戦でもある、という面白い設定になっているため、凝っている部分が純粋に楽しめる。
ドールハウスに関する部分も「いつも何かに使えないか」と考えてしまうのだろう楽しさが伝わってきて好かった。
