はなきちさんのレビュー一覧
投稿者:はなきち
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あやし 怪
2002/01/16 15:58
怖いもの見たさでぐいぐい読みました
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宮部みゆきさんの書く時代物は、その描写のうまさでするりと読まされてしまう。そして「もしかしたら、こういう事もあったのかもしれない」と思わせる凄さ、怖さがある。じわじわと忍び寄るような怖さは、刺激的な強さのある恐怖ではないものの、そこかしこに潜んでいそうで、ゾクッとくる。真っ暗な夜道を一人で歩いている時には思い出したくない話(蜆塚)などもあった。
ハリー・ポッターと賢者の石
2001/11/07 14:24
理屈抜きに面白い
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非常に楽しめます。もう「とにかく、読んで下さいっ」と力を入れてオススメしたいです。
夢があって、ハラハラドキドキがあって、温かい友情があって、最後まで飽きさせません。おじさんの一家に嫌われ疎んじられ続けてきたハリーが、自分が何者なのかを知り、ホグワーツに迎えられ環境を変えるに従って、とまどいつつも生き生きとし始めると、読んでいる方もつられて嬉しくなってしまいます。
一気に読み終えてしまったのですが、ゆっくりじっくり読み返す楽しみもあります。子どもの頃のように、魔法を信じてみたくなりました。
初ものがたり
2001/09/18 16:20
素朴な味わい
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出てくる屋台の料理が素朴なんだけれど、とっても美味しそうでした。下町の情緒溢れる感じが心地よく、宮部みゆきさんの時代小説もなんだかいいなあ、と思います。人情味溢れる人々が存在して、話の中で起きる事件は悲しいものもあるのに、ほのぼのとした読後感を味わえました。続きを楽しみにしたいですね。
深川澪通り灯ともし頃
2001/09/17 00:24
こんな人がいれば
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木戸番夫婦の人の好さ、穏やかな笑顔に優しさ。そこかしこにあったかい空気が流れています。柔らかな文体は時代小説だという事を忘れさせてくれます。悲惨で陰鬱でどうしようもなくなってしまった人達が、そこに行けばあの夫婦に会える、と頼っていくのは、彼らが色眼鏡で人を見たり判断したりしないからだと思います。そして全てを受け入れてくれるから。
まるで親のように。こんな人達がいれば、私もきっと何か事ある度にこの二人の元へ駆け込むでしょう。そして何も訊ねない二人と向かいあって、暖かいご飯と味噌汁を頂いて、明日も頑張ろうという気になる事でしょう。
こんな人は現実にはいない、と思わないで、ただあったかい気持ちになって読んでください。
秋の花
2001/11/25 00:44
人を失う悲しさ
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このシリーズ初の長編だったのですが、謎解きというよりは、悲しい話でした。
親友を失った少女の悲しみは誰にも分からないし、誰も代わってあげらない。人が死ぬきっかけがこんなに悲しいと、立ち直ることさえ難しい。
読み終わっても色々考えてしまって、しばらくは本から手が離せませんでした。
空飛ぶ馬
2001/11/10 15:57
地味だけれど奥が深い
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読み始めは少し入りづらかったのですが、主人公の「私」が落語家の円紫さんに引き合わされる流れから、俄然面白くなってきました。二人のやりとりのさわやかなこと。謎を解いていく円紫さんの手並の鮮やかさ。「私」の心の動き。
こういう推理小説もありなんだなあ、と読み終わって嬉しくなりました。個人的には、二人の出会いの話でもある「織部の霊」が好きです。加茂先生とのやりとりは、くすりと笑ってしまいました。本のタイトルにもなっている「空飛ぶ馬」も、とても暖かくていい話でした。
鳩笛草 燔祭/朽ちてゆくまで
2001/09/20 13:04
こんな能力があったなら
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この本に収められている話の主人公(そうではない人もいるのですが)は、特殊な能力を持っているが故に、悩み苦しみ、そして自分のすすむべき道を模索しています。その能力をどう使うかは、彼女達の心ひとつで全く違ってくるのですが、簡単には割り切れないものなのでしょう。個人的には鳩笛草が好きなのですが、それは能力を失いつつも希望を持つ未来に落ち着けるから。燔祭は悲しい結果が見えてしまうので(「クロスファイア」を先に読んでいるため)辛いですね。
彼女達の悲しい運命に触れてみませんか?
冷静と情熱のあいだ Blu
2001/10/30 11:23
男性の気持ちも複雑だ
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実は辻仁成さんの著作を読むのは、これが初めての私。江國香織さんと「ひとつの恋を男女の視点から別々に描く」というこの企画がなければ、きっと読まなかったであろう作家の一人だった。
順正に感情移入するのは、女性としては難しいかもしれない。あおいと順正が別れた時、誤解とすれ違いのせいが多々あったとしても、決定的な台詞を口にしたのは順正で、別れを望んだのも順正のはず。なのに、順正はあおいの事を忘れられず、いつまでも彼女との記憶を持ち歩いている。絵の修復をしている時も、現在の恋人と抱き合っている時も、絶望の底にいる時も。未練と表現するにはあまりにも大きい存在で。
二人の間にあった誤解を知った順正が手紙を書くくだりは、終わってしまった恋に対して、ちょっとずるいと感じたが、それも彼にとっては必要な事だった。そして順正は二十歳の時に交わした二人の約束に向かって生き始める。あおいという過去を未来にするため。
あおいの相手が順正だからこそ、この恋は成り立ったのだと、「Rosso」「Blu」の両方を読んで思った。
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