うめきちさんのレビュー一覧
投稿者:うめきち
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サービスの達人たち
2002/06/28 23:31
戦後がんばってきた個人のことがわかる
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タイトルの通り、各分野での独創的なサービスのアイデアの持ち主の9人が
紹介されています。
一見ビジネス書のようですが、その業界では有名な人たちの簡単な伝記として
読むこともできます。
戦後銭湯の最盛期に三助として活躍した人や、元祖ゲイバーの経営者、
オードリー・ヘップバーンなどの海外のスターにもファンがいる靴磨きの名人。
ここに出てくる人たちは、ほとんどが昭和30年代、40年代に活躍した人たちで、
その職業も靴磨き、電報配達、大型キャバレーのホステスなど今ではあまり
見かけなくなった職種の人が大半です。その性格上、戦後日本の高度経済成長期を
生きた市井の人たちの人生を知ることができます。
生い立ちから、その職につくようになった経緯も書かれているので、人物がリアルに
感じられるのがこの本の良さだと思いました。
仄暗い水の底から
2002/03/21 08:05
どんな水にも物語がある
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「リング」、「らせん」も怖かったけど、これもかなり怖いです。
特に、ろくに住人のいないマンションが舞台の「浮遊する水」を読んだ後は、お風呂に入るのも気持ち悪くなるくらいでした。
ここに納められている短編は、ぞっとするホラー系と、ファンタジー色のある、怖いながらも後味は悪くないもののふたつに分けることができると思います。
無人島に妊娠した恋人を捨てる「孤島」や、鍾乳洞の中に閉じ込められる「海に沈む森」は後者のさわやか系です。
舞台もヨットだったり、あなご船や、最先端のディスコだったりと様々。
それが、水というキーワードでみごとに結ばれて、ひとつの本としてうまくまとまっています。
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