まゆさんのレビュー一覧
投稿者:まゆ
| 7 件中 1 件~ 7 件を表示 |
存在の耐えられない軽さ
2005/02/19 11:36
この小説は100点です
14人中、14人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「プラハの春」を背景に描かれる外科医トマーシュと田舎娘テレザの愛…。
この小説はまず、文章が面白いです。偶然トマーシュと出会ったテレザは「肩に飛び降りてくる偶然の鳥たちに目を覚まされて」、トマーシュの家に向かいます。
トマーシュはたくさんの女性とつきあうドン・ファンですが、トマーシュにとって
テレザは特別な存在となります。
そして、章の構成が面白いです。物語の途中で、トマーシュの他の恋人の視点から、トマーシュとテレザの恋の結末を読者は知ることになります。
本を読む人は、既に決められた結末へと向かう二人を悲しみを抱きながら見守らなければならないのです。
でも、悲しみ?
本を読み終わって、この結末が悲しみなのか喜びなのかわからなくなりました。
この本自体、重いのか軽いのか?
暗いのか明るいのか?
いろいろな読み方のできる本だと思います。
とにかく面白いです。
ハリー・ポッターと謎のプリンス 2巻セット
2006/08/12 16:42
最終巻で全ての謎が明らかになるのでしょう
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
期待通りの面白さでした。
今回、ハリーは大切な人との別れを経験するのですが、そこにいたるまでのアクションシーンが、かなりスリリングです。
謎のプリンスの正体もショックでした。最終巻で、どんでん返しがあったりするのかな、とも思うんですけどね。
今回の話では、登場する女の子達が魅力的でした。ジニー、ハーマイオニー、フラー。ハリーだけでなく、周りの登場人物も成長してるんですよね。
謎のイニシャルは、一体誰なのか・・・。
最終巻が待ち遠しいです。
地球の長い午後
2003/06/13 14:13
壮大なイマジネーション
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
地球の自転が止まった遥かな未来。そこに生息する動植物の描写が素晴らしいと思います。めくるめくようなイマジネーション。これぞSFの醍醐味といった感じです。
人間の脳がまさか???だったとは…(実際に読んでお確かめください)。
最後の少年の台詞は、地球の終焉と共に新しい世界への希望を示しているようで、私は大好きです。
ハリー・ポッターと炎のゴブレット 2巻セット
2002/11/04 09:37
今から次巻が待ち遠しい
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今度のハリー・ポッターも、冒頭から一気に魔法の世界に連れて行ってくれました。
ハリーは優等生でもいい子でもなくて、普通の子です。そんなハリーが勇気を出して、試練に立ち向かっていくところが素晴らしいと思います。
毎回、新しく登場する多彩なキャラクター。おなじみの登場人物の悲しい過去も明らかになって、ますます深くなっていく物語から目が離せません。
ヴォルデモート卿があんなことになってしまって、これからどうなるのでしょう。
次の巻が楽しみです。
コウノトリの道
2004/10/30 10:08
ぐいぐい引き込まれるサスペンス
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
「クリムゾン・リバー」が結構面白かったので、同じ作者のこの本を読んでみました。
コウノトリの巣で見つかった死体。心臓には移植手術の跡があったが、手術をした医者が見つからない…。
という謎に満ちた始まり。
謎を追って、コウノトリの渡りのルートを辿る主人公。
主人公と一緒に、読んでいる人も深い闇の中へ引き込まれていきます。
グロテスクなシーンが多いので、そういうのが苦手な人にはお勧めできません。
でも、サスペンスが好きな人にはたまらない一冊だと思います。
ムーン・パレス
2003/10/23 12:48
その先にある希望
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
主人公は唯一の身寄りである叔父をなくす。だが、それは主人公にとって初めての喪失ではない。顔も知らない父親、主人公が幼い時に死んだ母親。
喪失の物語はずっと以前から始まっている。
「ムーン・パレス」は、主人公がその喪失を取り戻す物語である。だが、そうして手に入れたものはあっけなく去ってしまう。恋人も父親も金銭も。
主人公にあるのは、そういった出来事を見つめる透徹した洞察力、観察力である。
それ故、主人公の視点で語られるこの物語には、悲愴感がない。
人も運命も全ては過ぎ行く。だから、前に進むしかない。
主人公の最後の行動がそれを示している。
地図にない町 ディック幻想短篇集
2003/07/01 13:37
ディック初期の短編集
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ディックの短編の魅力は、突飛な発想と余韻を残す結末。
それがこの短編集でも存分に発揮されています。
「薄暮の朝食」…冷戦時代に書かれた話ですが、現代でも十分通用する話です。通用するような世の中であることは残念ですが。たくさんの人に読んでほしいです。
「地図にない町」…存在しない駅への切符を買おうとする男。現実のあやふやさに気づいた時に、本当に大切なものがわかったという話だと私は解釈しています。
その他の作品「輪廻の豚」、「クッキーばあさん」などにもディックらしさがあふれています。
翻訳の言葉使いが少し古いですが、それもまた味があってよいです。
| 7 件中 1 件~ 7 件を表示 |
