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ゆうりさんのレビュー一覧

投稿者:ゆうり

57 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本コドモノクニ

2003/04/14 10:52

女性の視点、その理由は?

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前作の「ユーモレスク」のこともあって、読後の不満が倍増した。
著者が女性を主人公にするということで、私としてはかなり期待してニ作品を購入・拝読したのだが、なんだか期待はずれだった。
たしかに、いままでの作品との相違点はある。
女性の書きかたが格段にうまくなっていることだ。
特に「ユーモレスク」で主人公が同僚女子社員と談笑するシーンなど圧巻だ。
今作でも「スカートめくり」という少々ありふれたいたずらではあるものの、女性の側から教室という場所をとらえている。「男子はバカ」という完全に少女側からの視点で少年をとらえているのにも好感を覚えた。
こういった具合に、もちろん新たな魅力も生まれてはいるのだが、同性愛に関する記述がでてきた途端興ざめしてしまった。
著者の作品を愛読していることもあり、男性同士の恋愛を作品にすることに対してもちろん嫌悪感はないし、それによってストーリーが面白くなっていることもある。
しかし、女性を主人公にするといった作品ニ作品ともに、男性の同性愛が登場するのはちょっと。恋愛にかかわるか、客観的にながめるかの違いしかないような気もする。
個人的には「上海少年」に収録されている「幕間」のような作品(男女間の恋愛)か、もしくは恋愛から離れたところで展開される物語(「クリスマスの朝に」のような作品というわけではない)を望んでいたのだが、なにも女性を主人公にした作品にまで、男性同士の恋愛を登場させることはないだろうとついつい考えてしまう。
本作では主人公が子供なこともあり、恋愛という要素は比較的離れたところにあるのがせめてもの救いだ。

読者が同性愛的な要素を望んでいるのか、著者が書きたいと望んでいるのか、はたまた企業の判断なのかはわからないが、次回女性を主人公にすることがあれば、「男性同士の恋愛」から解き放たれた世界であってほしいと個人的には望んでいる。
こういったことを書いている時点で、同性愛にこだわっているのは私のほうなのではないかという気もするのだが。

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紙の本猫道楽

2002/06/25 18:39

明確な描写

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本書では、以前からの著者のテーマである「男性間における同性愛」がその強みを増してきたように感じられる。
いままではっきりとした描写を避け、上品さが感じられる程度にまとめられていたのが、回りくどさが目に見えて取り除かれ、すべてにおいてはっきりと描写されている。
また、物語の随所に「男性への執着」が見られ、登場する女性達はすべて身勝手な性格で、対して男性側は女性の突飛なふるまいに甘んじている。
いままでになく作品のテーマ色がはっきりとしてきたため、本作は読者によって好き嫌いがはっきりと分かれるだろう。ただ先にふれた通り、性に関する描写が多分に含まれるため、そういうのを苦手とするかたは、お読みにならないことをおすすめする。
しかし、テーマ自体は「女装」や「同性愛」など、ジェンダーに関わる部分も多いので、そういう要素に興味のあるかたにぜひお読みいただきたい。
いくつかの短編が連動したオムニバス形式になっているため、あまり時間のとれないかたでも、一話一話読んでいけることだろう。

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紙の本ときめきのシルバー・スター

2002/06/23 19:35

さまざまな人間関係

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舞台はイギリスで、美しいヨーロッパ文化やファッションなど、細やかな著者の熟練された技術が活かされている。
作中には多くのキャラクターが登場し、複雑に絡み合う。それぞれが思い思いの感情を抱き、誰かを愛し、また誰かを憎む。そんな中、ひたすら純粋に天真爛漫に生きようとする主人公。
多くのキャラクターが複雑に関わり合うストーリーではあるが、けして理解しにくくはない。人間味にあふれた、「生きた感情」を味わうことの出来る作品だ。

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内容満載

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劇場アニメ「少女革命ウテナ」のイラスト集だ。イラスト集と銘打ってあるものの、収録内容はそれだけにとどまらない。価格は多少高価なものの、それに見合う美しいカラーイラストをはじめとして、劇場アニメで用いられたキャラクターの設定資料、修正が加えられる前の脚本など、充実性に富んだ仕上がりとなっている。劇場アニメをお気に召したかた、また本書のカバーイラストを見て「美しい」と思われたかた、どちらのかたがたも十分に満足できる内容量だ。

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紙の本少女革命ウテナ 5巻セット

2002/06/22 23:42

演劇的な演出

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本作品は、テレビアニメ版と同時スタートしたコミック作品である。テレビアニメでは、まるで演劇のような演出が多く用いられ、独自の魅力を誇っている。しかしそれらは映像作品だからこそ可能な演出であり、コミック版では極めてむずかしくなってしまう。
だからといってまったく別な角度に変更してしまうのではなく、著者なりの演出で、「少女革命ウテナ」の世界を創作しようと努めている。
また、演劇的なのは作風・演出のみにとどまらず、テレビアニメでは挿入曲を実在の劇団による合唱曲を用いたり、コミック版でも物語の重要なキーワードとなる「世界の果て」というものも、実は同劇団の演劇作品からヒントを得て考案されたものである。
すべてが新しい試みであるだけに、少々テーマ性が少女マンガから逸脱しているような気がしないでもないが、それはそれで作品の面白みを増しており、斬新な作風に仕上がっている。

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番外編に注目

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本書は、全部で5巻続いた少女革命ウテナシリーズの最終巻にあたる作品だ。
ページ数の関係で、少女革命ウテナ本編よりも多く収録されている番外編にぜひご注目いただきたい。
テレビアニメ版でしか登場しなかったキャラクターを用い、著者ならではの作風でふたつのオリジナルエピソードをつくりあげている。
テレビアニメ版でしか登場しなかったキャラクターの多くが初登場する番外編は、ファンにとってもうれしい特典といえる。

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天空の城

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本書での見所は、むろんイラストの美しい点などさまざま用意されているのだが、なかでももっとも注目したいのは、物語の序盤から出現し、テレビアニメ版ではとうとうその内部を現さなかった天空の城に、主人公が足を踏み入れることだ。
テレビアニメ版では、天空の城はけして足を踏み入れることのできない幻でしかなく、それが何らかのテーマとなっていたはずだ。だが、コミック版である本書では、テレビアニメ版の趣旨を覆し、著者独自の解釈でもってストーリーを展開する。
テレビアニメ版と雰囲気こそ同じくしつつも、その奥底にあるテーマは異なっているのかもしれない。ぜひともご一読いただき、その真偽を確かめて欲しい。

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世界の果て、登場

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いよいよ、物語の黒幕ともいえる存在「世界の果て」が登場する。主人公に常に付き従ってきた従順な少女「姫宮アンシー」の兄こそがすべての元凶であり、黒幕なのだ。
意外性も十分にあり、唐突の登場のため驚かされるのは間違いないが、あまりに脈絡のなさ過ぎる展開が少し残念ではある。

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生徒会敗北

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本書では、前巻(第1巻)にて決闘した西園寺を除く、生徒会メンバーと主人公のウテナが決闘する。
主人公が勝つのは言うまでもないことだが、決闘にいたるまでの経緯が、本作のテレビアニメ版と大きく異なっているのが面白い。どちらも恋愛という要素がからんでくるが、けして妥協や甘えを見せず、毅然として闘いに挑む生徒会メンバーの姿にぜひ注目していただきたい。

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謎だらけの学園

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本シリーズが、テレビアニメのそれと大きく違う点は、作品の舞台設定にある。テレビアニメではあくまで「演劇」の世界をつくりあげようと努め、主人公が通う学園の外界は極力描かれないようになされていた。
しかし、本書では主人公が学園へ転入するきっかけとなったいわば「プロローグ」的なものが収録され、世界観にリアリティが感じられる。
本シリーズの第一歩ともいうべき作品なので、物語の展開も大きく変化せず、謎だらけで意味がわからないというのが、本書を読まれたかたの感想だと思う。しかし、その雰囲気はまちがいなく感じ取れたことだろう。物語はまだこれからなのである。

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紙の本逆光のメディチ 完全版

2002/06/04 17:53

レオナルド・ダ・ヴィンチの語る、メディチの真実

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モナ・リザを描いたことで有名な、レオナルド・ダ・ヴィンチが、アンジェラという名のひとりの少女として、自らの過去と向き合う物語。
歴史上の人物も多く登場し、その割に本作独自の恋愛要素が多分に含まれ、ロマンティックな雰囲気をかもしだしている。
少女マンガチックな歴史マンガ。
歴史モノに興味はあるけれど、堅いのはちょっと…と敬遠されているかたにこそ、読んでいただきたい。

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こどもに向けた、フランス王妃の生涯

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1755年、オーストリアの首都ウィーンに生まれ、1793年フランス革命のさなかに没した王妃マリー・アントワネットの、子供向け書籍。
絵本のようなたぐいではなく、中味はまったくのマンガだ。
こども向けということもあって、ストーリーはかなり流れのない突拍子なものに仕上がっているが、こどもの教育に対する細かい配慮がきちんとなされている。
王妃の不倫問題や、性に関する描写は極力緩和し、しかしまったく目をそむけるというわけではなく、そういう人物が王妃の周囲をとりまいていたことはきちんと記載している。
特に興味深いのが、ページの端にちいさな文字で書かれている王妃や革命に関するまめ知識だ。
本書だけでフランス革命やマリー・アントワネットについて深く知ることは不可能にちがいない。しかし、本書によってこどもが興味をもち、成長過程で世界史を学ぶ際、きっと役に立ってくれることだろう。

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紙の本王妃マリー・アントワネット 下巻

2002/05/22 22:58

王妃としての死

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遠藤周作が書きだす壮大な歴史絵巻の下巻にして完結巻。
天才的な作家が描くフランス王妃は、何よりもみずからを「王妃」と認識し、祖国を捨て逃亡を図ろうとする。
このほかにも、マリー・アントワネットはあらかんかぎりの力を振り絞り、革命に対抗する。彼女はついに家族全員と引き離され、死の監獄と別称される牢獄へ移送される。死を目前にしたマリー・アントワネットは、しかし死を恐れず、一足先に断頭台にのぼった夫の妃にふさわしい、王妃たる態度をもって死に臨む。
彼女が死んだのちの、長らく王妃を憎みつづけてきたマルグリットの心情描写は、どこか胸打つものがある。

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不朽の名作を大判コミックで!

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いわずとしれた有名作品である。すでに集英社から文庫版で全5巻になる単行本が出版されているが、ファンとしてはやはりこちらをおすすめする。文庫本のほうが収納場所もとらず手軽に持ち運べ、便利なことは便利なのだが、この本の最大の魅力は、その大きさにある。ほぼ雑誌と変わらぬ大きさで、カラーページこそ収録されていないのが残念だが、連載当時さながらの形で読むことができる。大きければ大きいほどいいというわけではないが、やはりファンとしては集英社の文庫版のみならず、大判サイズもコレクションにくわえてみたいのでは。

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紙の本夏帽子

2002/05/18 23:46

夏の少年たち

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著者のほか作品(天然理科少年など)、を読めばわかるように、著者は「理科」という科目にひどくひかれているらしく、この小説の主人公となっている紺野先生もまた理科の教師だ。
各地を転々とする非常勤講師の紺野先生は、各地でさまざまな少年たちと出会い、そのひとりひとりと真剣に向き合い、会話し、交流を深めてゆく。理科が苦手なひとは、「こんな先生がいたら、理科もがんばって勉強したのに」と考えさせられてしまうことだろう。
短編集でひとつひとつの作品が短く、それぞれの話に関連性はほとんど見られないため、それぞれの少年の個性というか性格、キャラクター性がはっきりとしないのが、本書においてただひとつ残念な点だ。

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