YOYOさんのレビュー一覧
投稿者：YOYO
紙の本子供たちの長い夜
2002/06/23 11:37
勇太と真弓のお話
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-あらすじ-
恋人としてつき合い始めて一年半。最近勇太は機嫌が悪い。誰にでも優しい真弓を見ていると、凶暴な独占欲に駆られるのだ。苛立つ勇太は、ある日些細な口論からはずみで真弓に手を挙げてしまう！！ 暴力とは、もう縁を切ったはずなのに…。このまま一緒にいたら、俺は一番大切な人を傷つけてしまうかもしれない。自分自身に恐れを抱いて、勇太はふたたび真弓の前から姿を消すが…。
-評-
分厚くて、読み応えも充分です。
ところで私はこの作家さんの嘘が無い文章がすごく好きです。勇太がどれだけ真弓を想ってるのかがジンジン伝わってくる。出来上がったカップルって、BLの場合、喧嘩しても結局甘いだけだったりしますが、これは、リアリティがあって、人とかかわることって本当に難しいなあと思わされました。
2002/06/21 18:31
フジミシリーズ。西さん最後の挿し絵の巻。
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正直言ってここまでシリーズが長くなるとは。
悠季くんが留学、というところでこの巻は終わっています。
こういったシリーズものって、まんねりを感じている人もいないとは言い切れないだろうし、どうかなあ、と思うんですが、このシリーズは作者のキャラたちに対する愛情と、新しいことを！という意気込みが感じられます。
ところで、これは、第３部エピローグ篇というだけあって、何が起こるかまったくわからないんですね。
次回の新イラスト共に、新しい展開に期待！
紙の本明日の恋人
2002/06/28 18:50
苦労知らずの御曹司×新しい上司
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挿絵はビリー高橋さん。ビリーさんの絵を見ると、大人〜という感じがします。特に、リーマンがはまっています（！）。
麻生幸紘は、苦労知らずの御曹司で父の会社で修行中だが、今イチやる気がない。だが、新しい上司の紅林敬梧に一目惚れ！ 幸紘の運命は変わった！！ 一度は紅林と寝ることが出来た幸紘だったが「、次からは、君が仕事で成果を上げたら」と冷たくあしらわれてしまう。幸紘は必死になるが、紅林の要求は厳しい。おまけに可愛くて優秀なライバルが出現してしまう。果たして、幸紘は紅林の心を掴めるのか！？
まあ、初めから掴んでいるあたり、お約束的な雰囲気漂い独創性に欠けますがね、まあまあ、面白いので多めに見ましょうと言う感じでした。
紙の本アイドルの横顔
2002/06/28 18:46
はじめはせつなげ
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大和は、元アイドル歌手の広瀬に片思い中。しかし、広瀬には大和の叔父で人気俳優の石堂という恋人がいて…。
はじめは切ないんですが、徐々に…（むふふ）。
ところで、よしいくざんすのイラストがマッチしていて素晴らしい！！！ とくに元アイドルの感じが、如何にも「元アイドル」で、と、とにかく見ていただければ分かるんです。この人の漫画が見たいなあ…と思いました。
紙の本リゾラバで行こう！
2002/06/26 16:15
ロリポップ・ラブ・バケーション。
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これは、登場人物の印象（-あらすじ-参照）とイラストがぴったり！ この表紙を見てくださいな！！！ この天使のようなふたりをば（笑）！
しかもすごく可愛いんですね。お話も可愛いですが、イラストだけでも買う価値アリです。
-あらすじ-
金髪碧眼、どっから見てもアメリカンなミッキーだけど、中身は完璧日本人。英語の家庭教師をしてほしいとねだってゲットした恋人の修一ともっともっとラブラブになりたくって、勝手に「ひと夏の経験」を画策するが…。
ホームステイに来ている従兄弟のジョンや、意外に手強い修一の理性—これらの障害を乗り越えて、何が起こるか夏休み！！！
紙の本３０秒の魔法 １
2002/06/26 16:11
ゴージャス
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松岡なつきさんのの作品は、欧米人攻日本人受というパターンが結構ある。ゴージャスと言えばゴージャスだが、もうちょっと色々と見せて欲しいなあ…と思ったりもする。
ところでこの表紙ですね、ひっかけですよ（笑）。え？ 何がって、二人の関係がね…普通表紙って…って、まあ、読んでみてくださいって。
-あらすじ-
フィルム・カメラマンを目指して、ロスにやってきた尚也。親戚、マイクの花屋でバイトしつつ勉強する彼に、映画の現場のはしっこで仕事をするチャンスが訪れた。最高のセレブを接待するエージェント『Ｄ＆Ｃ』のプロジェクトに参加することになったのだ。その責任者として尚也の前に現れたのは、セレブよりもセレブらしい『王子』ジャックだった…。
紙の本死神山荘殺人事件
2002/06/26 16:07
推理小説作家同士の恋人が、事件に巻き込まれていくシリーズ
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死神山荘殺人事件というタイトルだったせいか、ミステリ的なものを期待しすぎた。なのでミステリは期待しないほうがよいです。
それにしても五百香ノエルさんは、色々と書くなあ、といつも感心する。ファンタジーも学園モノもシリアスタッチからコメディまで、あ、プロなんだなあと思う。
-あらすじ-
宮古天音は、ひよっこミステリー作家。秘密の恋人・浮名聖も同業者だが、彼は売れっ子の新鋭だ。そんな彼らを有無を言わせず呼び出したのは、殿様と呼ばれる大御所先生。ここんとこ同居問題でモメてる仲直り…を狙ったワケじゃないけど、ちょっとは期待していた甘い時間は、またまた死体に邪魔されて…！？
紙の本エタニティ
2002/06/26 15:41
愛と野望渦巻く
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エタニティとは「永遠」の意。
関係ありませんが、カルヴァンクラインにこういう名前の香水があることを読者の皆様はご存知でしょうか。
そう考えるととてもすてき。
ところでこのシリーズは、スピード感が命と言う感じです。キャラも親しみやすいし可愛いやつらなんですが、成長しないんですよ…。
横に広げるのではなく、もうすこし掘り下げる感じで書いてあればよかったのになぁと思ってしまいました。
-あらすじ-
高校卒業後の進路を巡って最近喧嘩ばかりの柾と貴之。甥と叔父・一介の高校生と会社の社長・そして、恋人同士。そんな関係の二人の許に、イタリア留学中だった柾の母親が帰国。その時から運命の輪が動き始めた！ ハイパー学園ロマネスク。
紙の本緋色のフレイム
2002/06/24 14:04
究極の正義の味方
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いつもの春原いずみさんとはちょっと違うぞ、と言う感じ。
執拗な無言電話と白紙の手紙—ストーカーに悩む会社員の広谷は、ある日隣人の三輪と出会う。自称“究極の正義の味方”は、元ＳＰの私立探偵。事情を知って「おまえは俺が守る！」とボディーガードに立候補！！ 飄々としつつも強引な三輪に押し切られ、広谷は彼の部屋に隠れることに。初めあ、四六時中見張られ鬱陶しがっていた広谷だけれど、次第に三輪の温かさに惹かれ。
主人公の柔らかい心の感じ方が作品全体を和ませています。
2002/06/24 13:30
やん、ヤラシイタイトルだわ…。
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「ロッカールームでキスをして」なんつうタイトルなんで、学生者でエロエロかと思っていたらそうでもなかったでした。リーマンモノですかね。社会人になり少し経ちますが、大人といってもまだまだ悩み多き青年たちのラブストーリー。といっても、アダルトな雰囲気が強くなくて、こう、まだ青年ですという優しげな感じが漂っていてすてき。と同時に妄想を書きたてる控えめな描写もナイス。
-あらすじ-
石油会社に勤める笹本晶は、密かにシナリオライター目指して修行中。ある日、いつものロッカールームでお話作りに励んでいたら，同僚の木下が現れた！！ 年下なのに汚れたツナギ姿すら絵になるイイ男、よりよってコイツにバレちゃうなんて！
焦った晶だけど、意外にも木下は応援してくれる。その上、「やっぱタダ者じゃないな」と懐かれてしまうが…。
イラスト：高久尚子
紙の本別嬪レイディ
2002/06/24 13:00
笑えないはずの展開にも何故か笑ってしまったりして
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表紙・イラストの大和先生の絵がすごい若い！！ 大和先生ファンの人にはぜひぜひ読んでほしい！！
ストーリー的には、山あり谷あり、でも最終的にはラブラブみたいな、ほのぼのラブです！
笑えないはずの展開にも何故か笑ってしまったりして…（笑）。
-あらすじ-
病弱な妹の身代わりで、お嬢様学校に通うことになった緋剣。女装なんて絶対バレるよ、と思いきや、明るい緋剣は人気者に。おまけに次期理事長候補の成瀬先生にも気に入られちゃって…。優しくてオトナな先生に緋剣もちょっとドキドキ！？ でも、先生は何か気づいてるみたい。そんなある日、緋剣は男子部生徒会長から告白されたりして…。
紙の本少年昴
2002/06/24 12:52
笑いと涙
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笑いと涙、って書くとかなりダサいですが、これはそういうお話。
読んでいて、痛いなあ、と思いつつ、いいなあと憧れてしまう青春時代（遠い目）。
感情移入して、泣きまくれます。
-あらすじ-
秀麗学院高校二年の不破涼は、母の手ひとつで育てられた。その母はすでに他界。成績優秀、絶大なる人望の元、来期の学院最高頭取になることが決定している涼の父親の存在は未だ謎の中。そんなある日、日本経済界の最高峰、一条グループの御曹司（４２）が急逝した。涼は、一条氏と自分の母にいくつかの接点があることに気づいてしまう。二人の関係は？ 一条氏は涼の父親か？ 調べてゆくうちに、涼は自身がマスコミのターゲットとなり騒動に巻き込まれてゆく。学院が親友が知人が同級生が、涼を救おうと立ち上がった！
青春少年物語。秀麗学院高校物語第１７弾。
紙の本想い出にリボンをかけて
2002/06/24 12:37
何から何まで読者の興味をそそる
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高校王子シリーズ第４弾。
鷺沢晶は十七歳の人気小説家だ。両親が離婚し、今は六歳の弟と二人で暮らしている。通っているのは才能豊かな生徒を育てるので有名な聖林高校。同じクラスには、今を時めく人気俳優の氷室ケイがいる。…という、なんだかすごい設定だが、読者としてはオイシイので許す。
優しく隠やかな性格の晶と、氷のように冷たく厳しい生き方をする氷室は、一見対極にあるが、互いの才能に魅かれていた。晶は今、自分の小説が原作となる映画に自らも出演することにより、芸能活動を始めている。そしてこの親友の氷室と共に、最強の高校生コンビとして人気急上昇である。
その二人に大きなＣＭの仕事が舞い込んできた！
BLな部分だけではなく、青春や友情がうまく書かれていて、ああ、青春ってこんなだったぜ、繊細な少年たちよ、とつい茶化したくなるほどいいお話でした。
2002/06/23 19:16
もう直ぐ終わり
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-あらすじ-
『院』の長・桜の手に掛かり、冬馬の父・相馬は倒れた。あまりにも圧倒的な力を奮う桜に対し、最強の人狼「ラグナウルフ」である冬馬も、龍人族と悪魔族の力を併せ持つ桂も苦戦を強いられ、二人は心ならずも共闘する事となる。一方相馬の心臓をもとに作られた宝珠「最後の月」によって、秘めた力のすべてを解放した響は、さらに桂から奪った「種」を取り込み、暗黒の龍と化した。自らの運命を呪い、憎しみのままに渋谷の街を壊滅させ人々を虐殺する響を止めるため、静馬は単身立ち向かう。
『月と貴女に花束を』シリーズ第５弾。
-評-
この巻では、何かと因縁のあるこの２人、静馬ＶＳ響がメインになります。そして、久遠の月に体を蝕まれている冬馬のほうにも動きがあります。
にしても、何でこんな対立せにゃならんのでしょうかねえ。
ちょっと不思議。盛り上げるためかなあ？
紙の本なよびかな恋
2002/06/23 18:50
大人の恋愛物語。
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-あらすじ-
新しく部下になった男、厚沢は、平然と「女が嫌い」と言い放ち、堂々と糸賀を誘惑する変わった男だった。彼に魅了され、愛しはじめていた糸賀は、なんとか普通の女と暮らす生活に戻ろうと、厚沢から離れようと努力する。が、気の強い厚沢の、せつない過去を知り…。—激しい愛情は、時として人生を狂わせることがある。厚沢一意が寄せる一途な想いは、まじめで冷静な男であるはずの、糸賀義行の運命を変えようとしていた…。
-評-
五百香ノエルさんはファンタジー色の強いものを書く作家さんっだと言う印象が強かったのですが、なんだか文体とかも変わってきた感じがします。先が楽しみです。
ところで、この表紙の美しさ！ すてきですねえ〜。
