穂高さんのレビュー一覧
投稿者:穂高
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自転車生活の愉しみ
2002/04/13 23:10
自転車に乗ってみませんか?
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著者は自転車ツーキニスト(自転車通勤者)のためのウェブサイト「自転車通勤で行こう」でおなじみ。読後の感想はまさに帯にあるように「それは、ちょっとした革命。」未来は自転車とともにやってくるのだ。
自転車の描き方(意外と描けないもんだよ)から始まって、ママチャリ(婦人用軽快車)でもいいからとりあえずかっこよく乗ってみよう! に続き、街乗り自転車の選び方、整備の仕方(ホントに素人でもできる基本のみ、それ以外は自転車屋に任せちゃおう!)、街乗りのコツ、果ては自転車社会のありようまで、とにかく自転車への愛情にあふれている。しかも平易で読みやすい。
後半にレポートされる自転車先進国であるヨーロッパの都市での状況は、日本の自転車問題の現状と比較するとなかなか興味深い。日本に同じような都市が実現できるかは難しいだろうけれども、大いに学ぶべきところはあると思わせられる。少なくとも自転車に乗ることのない役人主導による放置自転車問題に偏った自転車対策だけでは日本の交通問題は何も解決しない。
実際に自転車通勤をしている者としては、この本に書かれているとおり思った以上に自転車って快適なんだよ。ところが、快適なんだけれども東京の街は自転車に優しくない。とにかく車が怖い。歩行者が怖い。それは自転車が日本の交通システムの中で中途半端な位置付けをされてしまったからだということも説かれて目から鱗。
何はともあれ、自転車に乗ってみませんか?
二十世紀
2002/03/18 15:04
現代史はおもしろい
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二十世紀の総論と1900年から2000年までの一年ごとの各論コラムからなる。現代史って自分が生きてきた時代にもかかわらず、わからないことが多い。出来事を羅列されるだけで「だからなんなの?」って思ってしまう。第一次世界大戦がなんでオーストリア皇太子(実は皇太子じゃなかったらしい)暗殺事件からおこったのかとか、キューバ危機って結局何だったの? 文化大革命ってよく聞くけど今ひとつ分からないなんてことに対して、教科書なんかよりずっとわかりやすい説明をしてくれる。なぜ現代史の出来事がわかりにくいのかってところをきちんと説明してくれるからなのだろう。その背景にあるものはなんなのか? 「冷戦」って言葉ですべてを説明したつもりになっていていいのか? って感じで。現代史って直接今につながってくるだけに、本当はすごくおもしろい分野のはず。橋本治独特の言い回し(「〜ってことも知っておいた方がいい」など)が多少鬱陶しいけれども、コラムなのでとても読みやすいし楽しめる。現代史が苦手な人にはおすすめ。
われも恋う
2002/03/18 14:43
花屋は恋のスクランブル?
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舞台は名古屋の花屋さん(だからセリフが名古屋弁)。「花屋は恋のスクランブル」って感じのこっぱずかしいけど初々しい話。前半は花屋に訪れる客の恋、後半は花屋でバイトをする主人公とその彼女の恋の行方。クリスマスの晩に主人公の徹君が彼女の家にポインセチアを持って駆けていくという出来過ぎた設定でクライマックスを迎えたかと思いきや、その後のなんとも煮え切らない二人にいらいらさせられる。クリスマスの話だけはその彼女の一人称だけれども、他は徹君が主人公。個人的には第二話「桔梗のかなしみ」がよかった。
システム管理者の眠れない夜 本当に価値のあるシステムを求めて
2002/03/18 14:56
システム管理者のみなさん、お疲れさまです
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会社のシステムを管理している同僚に薦められて読んだ。システム管理者はコンピュータだけを相手にしているわけではなく、一番大変なのは人間を相手にしていることなんだということを具体的な例を挙げて苦闘ぶりを描いたエッセイ。「システム管理者なんかなるもんじゃないな、まぁ協力くらいならしてもいいけれどもさ」、なんてことをしみじみと思った。筆者が大阪人なので会話が関西弁、これが具体的なエピソードをお笑いに昇華しているように思える。
葉桜の日
2002/03/18 14:49
自分って何?
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鷺沢作品には、人生の一時期にしか経験できない青春を生きる様が自然に描かれている。描かれている世界は一見かっこいいけれども、登場人物達はそれぞれに悩みながら話は進む。でも作者はそれをとやかく言わない。ただそういう時期っていうものを透明(ピュア)な感覚で描く。
この本のテーマは「自分って何?」。それまで気にしなかった、気にしないでもすませられた「自分って何?」っていうことがあるとき自覚されて、得体の知れない不安となるんだよね。はっきりした答えはわからないけれども、漠然と未来にはその答えがありそう、だからなんとか折り合いをつけて大人になっていく、そういう展開の話が二編。
魔法飛行
2002/03/18 14:10
人の心は空を想うことで昇華されていく
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空、宇宙に関するキーワードが多く登場する、人間に対する愛情にあふれたミステリー。話の設定は「ななつのこ」の続編にあたる。
今回も構成は凝っている。日常を物語として書き始めた女子短大生駒子と、それに感想(謎解きを含む)を返す瀬尾さん(彼に関しては「ななつのこ」を読んで下さい)。そして、せっぱ詰まっていてほのめかしの多い差出人不明な謎の感想文が、存在意義不明のまま各エピソードに付いてくる。この謎の手紙こそが今回のバックボーンであり、最終章ではばらばらと思われたすべての話が一つにつながって謎が解かれる。やられました。
自転車通勤で行こう
2002/04/13 23:03
自転車通勤で行こう
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自転車通勤の指南書(ハウツーモノ)というよりも、自転車にまつわるエッセイ集といった趣。内容は自転車ツーキニスト(自転車通勤者)のための同名ウェブサイト「自転車通勤で行こう」と連動。著者の仕事柄(テレビ局の報道ディレクターだそうだ)話題が社会的だったり国際的だったりする。そういった社会的な面から考察される自転車エピソードは「なるほどなぁ」と納得。また随所に登場する会話から判断するに、著者の奥様がとても魅力的(あとがきで否定されていますが……)。とりわけ「天国に一番近い島」での新婚旅行エピソードが秀逸。
H大作戦! キスから羞恥プレイまで
2002/03/18 15:13
楽しいセックス指南書?
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セックスを楽しく気持ちいいものにするためのおもしろおかしい指南書? 「変態モノ」と思われるプレーもセックスを楽しむためにはいかに有効かということも説かれる。気楽に楽しく読むにはいいんだけれども、通勤電車の中で読んだりするときには、隣の人の視線がちょっと気になる一冊。それを楽しんでみるのも一興なのかも。
旅の短篇集 春夏
2002/03/18 15:10
洒落た短編集
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もとがラジオで放送されたものだから、すべて見開き二ページで終わる。原田宗典らしい読みやすく洒落た作品が多い。短編で内容を広げるためには読者の想像力にゆだねるのが手っ取り早いんだけれども、そのために読者に疑問や提案を投げかけて終わるものが多い。話の落ちがワンパターンなことに多少飽きてくるものの、あと一本あと一本と一気に読み終えてしまった。
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