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Estranさんのレビュー一覧

投稿者:Estran

5 件中 1 件~ 5 件を表示

紙の本非情銀行

2002/04/29 12:56

銀行内部の暗部を描いた小説

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は、現役の大手銀行幹部行員(ただし、本名、経歴等は不詳)が銀行の舞台裏を書いた小説として話題を読んでいるらしい。4月27日付日本経済新聞文化欄の「インサイダー小説の真実」という記事では最初に紹介されている。
 この小説のセールスポイントは、まさにこの、現役のメガバンクの幹部行員が銀行の内部を描いた、という点にある。描かれているのは、出世欲が強く大物フィクサーと組み合併を推進するとともに行員を非情なリストラに追い込む実力派の役員(主人公の行員に向かい「君たちはコストだ」と発言)、この役員にひたすら追従するだけの管理職たち、リストラの対象とされ「人材能力開発室」という部屋で毎日何もさせられずに自壊していく(元エリートを含めた)行員、都合の悪い情報を隠蔽しようとする体質、弱みにつけこみ銀行との関係を巧に深めていく大物フィクサー、などである。
 この「失われた10年」といわれてきた時代に、数々の銀行を巻き込んだスキャンダルが明らかになったが、これらスキャンダルを生み出した銀行の組織内の実態は、外部の者からはよく見えないものである(私企業の内部であるため、政治や行政の分野よりも実態が明らかにされないからである)。その意味で、この小説は日本の銀行の内部がどのようなものであるかという「感覚」を一般の読者に与えてくれる。
 しかし、実際、この小説がどこまで銀行の内部の実態を表現しているのかは外部の人間には本当のところよく分からない。確かに、この小説で描かれているような役職員はどこの組織にもいそうであるし、厳しいリストラや大物フィクサーとの関係もいかにもありそうではある。しかし、たとえば、実際の銀行に「人材能力開発室」のようなリストラ対象職員への酷い「拷問部屋」があるのだろうか…と考えると、必ずしも本書に書いてあることを、実態をほぼそのまま写したものとして受け取ってしまうことにはためらいを覚えてしまう。本書を読んだ銀行員の書評を読みたいところである。
 文章は読みやすく、評者も買った日に一気に読んでしまった。読み物としては面白いものの、ストーリーはやや単調で、結末へ向けての展開も意外感が乏しく物足りない。現実を離れた単なる小説として見れば、★★★か★★★1/2程度の評価であるが、日本の大手銀行の実態を正確に反映しているとすれば評価も大きく上昇する。よって、銀行の外部にいる者として、本書は「評価保留」としたい。
 本書はどちらかというと(著者も多分そうである)「会社中心」の文化で育った中高年の会社員に共感をもって迎えられると思う。「銀行は理想を見失い、利益優先の砂漠のような職場になってしまった。利益は大切だが、社会に役に立つ銀行、働きがいのある銀行でなければならない」(前掲日経新聞記事)という著者の思いが、すべての銀行員(特に幹部)に伝わってほしいものである。

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自らの宣言を貫かず、安直で、良心や誠実さを欠いた書

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 著者は冒頭で「本書に「現実的な」何かの解決策やそのヒントを求めるのは筋違いである。本書は徹底的に破壊的な書物を目指す」と宣言する。しかし本書は破壊に徹しきれていない。
 著者は、倫理が自覚され倫理的な問いが発せられるのは、既存の習俗・価値の自明性が崩壊し社会とそれを構成する個人が危機に陥っているからだ、という(なお、今倫理的な問いが発せられるのは近代の崩壊のためとの言説はありきたりだし、検証作業も殆どない。価値の自明性崩壊の状況も様々な社会で異なる筈だが、無視。安易かつ短絡的といわれても仕方がない)。
 その上で、著者は、普遍的な社会規範や「倫理的実体」が存在するとの信仰、普遍的な社会規範を求めようとする期待、説明もなく倫理的規範の共有せよとの一部の主張の破壊を企むが、他方で「頭の中の観念操作としてでなく、身体と相互行為によって『現実』を共有し合う共同体の創出」、「倫理への問いが共有されることで、倫理そのものが自覚され、解釈しなおされ、さらには、このような倫理を必要とする共同体のあり方が反省される」ような「共同体が必要となる」と主張する。
 こういう主張をするだけで「徹底的に破壊的な書物を目指す」との自らの宣言に反すると思うが、それは別にしても、著者の主張する共同体あるいは「諸個人の生存の基盤となるような普遍的な共同性」とは具体的にどのようなものかについての記述はなく、読者がそれを想像することは難しい。著者のいう共同体(共同性)は、著者自身の批判する「頭の中での観念操作の産物」に過ぎないのではないか、倫理の危機が自覚されている状況とはそのような共同体(共同性)の存立が困難な状況ということではないか、とも考えられる。著者は「徹底的な破壊」を宣言する以上、この共同体(共同性)の存立可能性も破壊の対象とすべきだし、逆に共同体(共同性)の確立を言いたいなら、その可能性と実現に至るまでの術を説明すべきだ。
 また、著者は「倫理規範は合理的に説明されなくてはならない。子どもに対して説明する場合であっても、大人は子どもに分かる言葉で説明しなくてはならない」と言うが、既存の価値の自明性が崩壊し、社会や個人が危機に陥っている時、どうして「大人」(著者もその一人だ)は倫理規範を合理的に説明できるのか。別の個所で「倫理的価値とは、これを伝えようとする側にも、それを教わる側にとっても、ともに伝達の過程で共通の新しい価値として再発見されるもの」とあるが、どのようにこのような価値を発見できるのか、そもそもその種の価値は存在するのか。読者に全く見えてこない。これでは、倫理規範を合理的に説明せよと言われても、どだい無理な注文だ。
 著者は、「倫理学者は無力」「倫理学に倫理の再興の仕事を委ねようとするのは出来ない相談」と開き直り、倫理学者たる自らを安全な場所に置く。他方で、共同体の創設、社会規範の合理的説明という難事業を、十分な説明も無く「大人」一般に求める。これでは「大人」たちは術なく途方に暮れるしかないだろう。著者は「(大人が子どもに分かる言葉で説明)できないということは、大人自身も考えていない、分かっていないということに他ならない」と言うが、それならば著者自ら、一人の「大人」としてどう立ち向うのかを具体的に示すのが、本を公にする者の良心、誠実さというものだろう。本書からは、著者自身が本当に正対して倫理規範を合理的に説明できるのか疑問に思えてくる。
 代わりに著者が本書で行っているのは、安全な場所から、組みし易い相手−「倫理的実体」が存在すると考える少数の人々−を狙って叩くという安直な行為ではないのか。著者の姿勢には一種のズルさを感じるが、学者としてそして人間としての良心や誠実さは見えてこない。

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紙の本成果主義を超える

2002/04/08 01:01

成果主義導入の難しさ

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 近年、日本企業の雇用のあり方の変化が一般論として喧伝される。しかし、それを新聞等の記事から「トリの目」で(=鳥瞰的に)全体動向を把握することは難しい、と筆者は言う。そこで、具体例から確認する「ムシの目」をつなげることによって全体動向を掴もうとしたのが本書である。具体的には、大手電機メーカー9社で実際の人事労務制度がどのように見直されているのかを人事担当者等の話を交え追っている。

 本書によると、これらの電機業界の企業は、日本的経営の特徴と言われたものを変える試みを、90年代から(企業によってはそれ以前の早い段階から)行っている。90年代半ばには年功的運用から能力主義的・成果主義的な要素を取り入れようとし、90年代後半からは「社員格付け」「目標管理制度」といった成果主義的な制度が導入されていく。だが、これらの「制度革命」も、適用・運用の段階で人間的要素が強く働くため、当初目指していたものが達成されているとはいい難い状況にあるようだ。

 マスコミ等では、人事労務制度における「成果主義」「能力主義」の導入が比較的肯定的に語られているように思われる。しかし本書は、実際には「社内格付け」等の制度改革も結局年功的運用に流れてしまい、「目標管理主義」も、目標の設定が難しく安直に流れる等の問題があることを明らかにしている。制度を作るだけでは容易に目的を達せられない実務上の難しさを実例に即して説明しており、その意味で良い本だと思う。

 しかし、本書が、これまでの成果主義的制度の導入が人間的要素を考慮していないことについて批判的であるのに、制度だけに焦点を当て、従業員がどのようなことでモティベーションを持つのかという点に多く触れていないのには不満が残る。
 筆者はあとがきにこう記す。「私は本書の執筆をとおしてほとんど確信するにいたっている。“人材のジャスト・イン・タイム”を目指しているかのような現在の成果主義は日本企業に定着しないであろう、と。それは日本のビジネスマンが仕事をするとき、どういう条件のもとで最も力を発揮するかという微妙な力学・心理学を受け止めて切れていないと思えるからだ。もちろん単純な年功序列に後戻りするわけもない。本書に登場してくれた人たちの困難な模索が長いこと続くだろう」。

 そうなのかもしれない。人的資源という企業にとって扱いの難しい資源の扱い方は、永遠の課題であり、おそらく答えはひとつではないのだろう。しかし、「どういう条件のもとで最も力を発揮するかという微妙な力学・心理学を受け止めて切れていない」といい、また「企業にとって最も大切なのはモティベーション」とカルロス・ゴーンの言葉を引用するのであれば、従業員の心理や欲求について分析を深め、モティベーションを高める方法として何が有効かについて言及してもよかったのではないか。

 また、筆者が終身雇用制度に肯定的なバイアスを持つのも気になる。筆者が言うように、欧米企業でも終身雇用制が珍しくないし、長期雇用が生む帰属意識が経営にプラスの効果を与える面がある以上、終身雇用を崩壊させるへの懸念はあるだろう。だからといって、終身雇用制度がなくなることを、従業員が「悲観的」とか「不安」といった「暗いイメージ」でとらえている、というのは筆者の余りに一方的な解釈である(実際、裏づけとなるデータは示されていない)。現在の日本の場合、長期雇用が必ずしも従業員のモティベーションの高まりにつながっていないと思われる点も多い。実際に終身雇用制度が維持されているのも、日本の雇用市場で再就職がより良い就職口を見つけるのが困難なため、現状に不満はあっても終身雇用を選択する従業員も多いはずである。このような企業の外部環境についての言及もほとんどなく、物足りなさが残る。

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戦国大名たちの情報伝達のあり様が分かる好著

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 戦国大名やその家臣たちの書状を中心に読み解きながら、戦国時代の遠隔地間の情報のやりとりの中身や情報の伝え方はどうだったのかに焦点を当てたのが本書である。
 当然のことだが、戦国時代には電話もインターネットもなく、遠く離れた人に情報が即時に伝わることはない。口伝え(口上)か書状によるほかはないし、またそれを届けるのも基本的には人の足しかない。今とは異なりいろいろな苦労がありそうだなあ、という所までは誰でも想像できるが、では、実際に人々がどのような情報を、どのような方法で遠くの人に伝えていたのか、という具体的な点になると、いま一つはっきり知らない人がほとんどであろう。本書は、それを実際の書状を解説しながら、読者にわかりやすく示してくれている。
 たとえば、情報の伝達方法に関して言うと、戦国大名は、大事な用件であれば家臣を使い(さらに重要な案件であれば書状に認めずに口頭で相手方に用件を伝えた)、他方早さを求めるのであれば飛脚を使っていた。しかし、必ずしも適当な家臣がその場にいないと飛脚で代用したり、何らかの理由で「路次断絶」となった場合、険しい道も進める健脚の山伏などを使ったりしていたようだ。
 また、書状が届くのに何ヶ月もかかることもしばしばで、大名たちは正確な情報の入手には苦労していたらしい。これで好機を逃すこともあれば、時には発信者が意図的に到着を遅らせていた場合もあったようであるし、(現在でもそうであるが)ガセネタをバラ撒いて食い扶持をつないでいた人間もいたようである。
 さらに、戦国時代でもあり、書状が奪われる危険も多く(実際に書状が奪われ陰謀が発覚した事例も本書に書かれており面白い)、書状を運ぶ使者には命がけの仕事であったようだ。
 情報の中身についても、その時々の大名たちの感情が書状のあちこちに表れていて面白い。たとえば、内密・非公開を条件として書かれた毛利元就からその子隆元の間の書状には、「(先に亡くなった)妻がもし生きていたらなあ」という嘆息までが書かれている。 
 また、秀吉の小田原攻め前後に、なかなか動かない伊達政宗を、和久宗是が同じ秀吉の近臣である浅野長吉(長政)と争って、秀吉にどう対応すればよいかを親切丁寧にアドバイスをし(有力者たる)政宗との関係強化を図っていた様、またこれら近臣の最大の関心が「殿下(秀吉)の御機嫌」にあったことなどが書状から明らかにされているが、これなど現代社会にもつながるようでもあり面白い(結局、秀吉の下で出世できなかった宗是とその子孫は伊達家の家臣に加えられる)。
 なお、本書では書状の原文が頻繁に引用されている。普段、学者や小説家などが原資料を消化した上で読みやすく書いた書物しか読まない一般の読者にとって、実際に歴史上の人物が書いた書状等を直接読むことは少ないはずである。これら書状のもともとの原文は漢字ばかりのもので一般の読者にはほぼ解読不能であり、これに著者が「読みがな」をつけて文章に書き下したものが本書に書かれているが、かなり分かりづらい(私など半分もわかっていないように思う)。しかし、気軽に読めないものとはいえ、本書を通じてこれら歴史上の人々の「肉声」を読むことができる、ということには得るものがあると思う。とはいえ、著者の現代語訳は読みやすい。時間がない人ならば現代語訳だけ読めばよい。
 特に戦国時代に興味のある人にはお勧めの書であると思う。書状がきちんと保存されている「上杉家文書」「毛利家文書」「伊達家文書」が中心になっているので、どうしてもこれらの大名に関係する史実が多くなっていることはやむを得まい。

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紙の本英国大蔵省から見た日本

2002/04/22 00:42

我々一人一人の思考方法そのものにメスを

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 日本では、近年、毎日のように政治家やマスコミなどは「改革」という言葉を叫び、これに呼応して政府は幾多の「対策」を講じてきた。しかし、それとは裏腹に、本質的に状況は変わっていないのではないかとの閉塞感、そしてそれでも繰り返される激烈な言葉や大げさな効果の宣伝に虚無感を感じる人は多いのではないか。私などは、政治家やマスコミなど公共分野に携わる人々の物の考え方や行動の仕方にこそ閉塞感や虚無感の大きな原因があるのではないか、と常々感じてきた。
 その意味で、この本は「我が意を得たり」と感じさせてくれた本である。
 この本のポイントは、各章の表題がすべてを表している。
   第一章 革命的思考に陥った日本
   第二章 外国信仰に陥った日本
   第三章 制度信仰に陥った日本
 3つの章とも、英国の事例を紹介しながら、日本との対比を試みている。
 第一章は、「コモンローの国」英国が変化に柔軟であるとともに「取り敢えず試してみる」という態度で政治・行政に臨んでいること等が述べられ、「改革、変革」を叫びつつ、逆にその芽を摘み取っている日本と対比している(ちなみに、この章での日本からの英国調査団と英国側のやりとりは、双方の「思考方法」の相違を知る上で大変興味深い)。
 第二章は、外国人を特別扱いしない英国を、欧米絶対信仰の日本と対比している(加えて、バランスをとるということか、英国社会の抱える深刻な問題点も指摘している)。
 第三章は、英国における政治・行政制度の基本的思想、考え方、理念を紹介し、日本で強く見られる「制度への信仰」(制度は期待どおりの成果を上げるのが当然との態度、また期待どおりの成果が得られない時に、制度の問題なのか運用の問題なのかを議論することなく、制度の変更を選択する態度)と対比している(すなわち、日本では、(著者の言葉で借りれば)「個々人の意識が変わって始めて新しい「制度」も生き生きと動き出す」という見方があまりに少ない、ということである)。
 本書は、決して英国を礼賛する内容ではない(とは言え、どうしても英国寄りに読めてしまうが)し、英国式を日本に移植することが必要と述べているわけでもない。むしろ、英国という「鏡」を通じて、政治・行政をめぐる日本の政治家、官僚、マスコミなど、そして一般の人々の「思考方法」は決して当たり前のものでなく、むしろこのような(語られることのない)「思考方法」が我が国の社会の行き詰まりの一因となっているのではないか、と疑念を気づかせてくれるものである。
 本書は、常識を使って落ち着いて考えれば、ある意味で当たり前のことを述べているのであるが、あまりこれまで活字になって出てくることが多くなかった内容の本である(その意味で、本書のような本が出てこなかったことこそ、日本人の思考方法の問題を端的に示しているように思える)。我が国の公共分野に携わるもの(政治家、官僚、マスコミ等)、そして「納税者」の中には、本書に対して、自分もこう思っていると陰ながら共感し、また改めてなるほどと頷く人がおそらく数多くいるのではないかと思う。いや、是非そうあって欲しいと思う。
 なお、本書の内容が優れているからといって「(著者がそうである)大蔵官僚はやはり優秀だ」との「神話」に帰るような結論でまとめてしまうのは余りに安直であり、この本の趣旨をはずしてしまう。そのような結論付けは著者の本意でもあるまい。著者は「変化を妨げている我々一人一人の思考方法そのものにメスを入れる」ことを訴えているのだから。「冷静に分析し、地道に模索を続ける」、これこそが今必要な態度である、という著者の考えに強く同意する。

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