はーとさんのレビュー一覧
投稿者:はーと
紙の本海辺のカフカ 上
2002/10/02 15:51
澄んだ海にプカプカと浮かんだ気分にさせてくれる本
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
私も手近にあったものに話し掛けてみた。さすがにシラフじゃ恥ずかしいからお酒をちょっと飲んだりして。けれど結局は虚しい思いをしただけだった。自分の中に答がないのに、相手から返事があるはずもない。あんな生き方をしていた少年にすら、私は遠く及ばないんだ。
ENDに向かうに従って滲んできた涙は、哀しさではなく羨ましさだった。私にもナカタさんのような存在が欲しい。あまりにもいたたまれなくなって自分と向き合わざるをえなくなるような、卑劣な私とは違う純粋無垢な存在が。でもそれは多分無理だから。主人公の少年になったつもりで、もう一度読み返してナカタさんに会おう。そしたら少し外に出てみようかなと思う。皆さんもナカタさんに会ってみて下さい。きっと何かを見つけます。
2002/09/19 16:34
皆、恋しよう!〜ボーイズラブとして出版されているのがもったいないぞ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
恋とはなんだろう。好きとはなんだろう。愛とは? 友情と恋愛の境界線は? この11巻を読むまでは、自分がこうだと思っていた定義すら怪しくなってきて、キャラよりも読み手の方が悩んでしまうような、そんな深さ。この最終巻を読み終えて、答えが見つかる人もいれば見つからない人もいるかもしれない。けどはっきり言えるのは、少なくとも今までの恋愛感に疑問を持って振り返ってしまうということ。さんざん悩んだ誰かへの恋心も、実は友情の延長線だったのだと気付くかもしれないし、実は思いもかけない人を、好きだったのだと気づいたり。恋してる人もそうでない人も、恋愛で悩んでいる人も恋愛に自信がある人も、一度読んでみて欲しい。必ず何かに気付くから。
2002/07/31 12:51
ハリウッド映画を見た気分。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
結局やるしかなくなったアーチャー。自分を、兄を、全てを守る為に、絶対
的な強い存在を主張することを決心して。でもそれこそがアーチャーの生き
方なんだなって思う。でないともったいない。
でもその為に、父親を殺す強さも持ってしまった。これがいいことなのか悪
いことなのか、それはこれから描かれるんだろう。とりあえず終了。
2002/07/31 12:40
アメリカの闇の部分をじっくりと…
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
兄のために、ただ真面目に働いて、普通に生活していくことをアーチャーは
望んでいるのに、麻薬の密輸に巻き込まれたりするのは、結局アーチャーの
特性なのかもしれない。ヒスパニック系のボスや、警察からも、ラブコール
されちゃうし。周りで、ドンドン話が進んでいき、どんどん危険になってい
く。そっとしておいてあげて、と思う反面、活躍を期待してしまうのだ。
2002/07/31 12:40
映画にしてくれ!
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
これはもうボーイズラブではない。もったいない。NYダウンタウンのスト
リートギャングのお話。
本人にその気はないのに、あまりにも強いカリスマ性を持つアーチャー。
否応なしにギャングの抗争に巻き込まれていく。最強のように見えて、
アーチャーには弱いところはたくさんある。だからこそ、強いんだなって思う。
紙の本あふれそうなプール 6 (BeXboy comics)
2002/07/31 12:28
本当に終わりだ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
なんだかんだ言っても、木津と入谷を応援してくれる周囲の友人達。どっち
かっていうと、ラブラブな二人が鬱陶しいだけなのか?紆余曲折がありすぎ
ると、こんなにも穏やかなエンドを迎えることが出来るのね。
おまけは彦根くんのプライベート。一番危ないのは、彦根くんではないのだ
ろうか。もっと長いストーリーで改めて読んでみたい。
2002/07/31 12:23
良太君。かわいい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
今回は良太君の苦悩。良太にとって親友のはずの入谷の魅力に、ちょっと
ヤバ気な良太。更に木津が煽る。かわいそすぎて面白い。そんな良太の横で
木津と入谷はラブラブで。
絶対に良太ファンになってしまう一冊。でもやっぱり、木津と入谷は危険な
魅力で一杯。
2002/07/31 12:18
またしても危なすぎ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
二人の危ない夏休みの始まり。
お互い意地っ張りで、大人なのに子供で。アンバランスなバランスが最高に
ヤバイ。やる気がないのに木津が手を出してしまいそうになった入谷の魅力
がこっちにまで伝わってドキドキ。激しく熱い恋愛は、男同士という禁忌だ
からこそ、なんだろうか。私だって、こんな恋愛してみたいぞ。
2002/07/31 12:12
どこまでも危ない……
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
木津への思いを悔しくも自覚する入谷に対し、友人の良太は振られちゃって
木津に勝負を。お陰で?二人は両思いなんだけど……。
平気で入谷の前で女との遊びを見せたり、木津の挑発はもう高校生じゃな
いって。最後までいっても、それでも入谷は男、のままで。普通のボーイズ
ラブとは一味も二味も違うのだ。
2002/07/31 12:12
ドキドキドキドキ……
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
もうたまんないです。著者の魅力大爆発。
おぼっちゃまな入谷と危険な男、木津。二人の出会いは単純なもの。なのに
衝撃的。腕をかじられるだけのシーンが、なんでこんなに色っぽいんだっ。
挑発しているつもりはないのに、挑発してしまう。冗談で挑発してやると
突き放される。ギリギリの、危ういラインが、たまらなくドッキドキ。
2002/07/31 12:04
表紙が全てを物語っている
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
イルカにリス。動物好きにはたまらない。著者ほど動物の描き方が上手な人
はいないと思う。愛情もあるし観察眼も鋭い。特にリスはご自分で飼ってる
そうで。短編がいくつか載っているんだけど、どれも大満足。ジャックザ
リッパーの異説も面白いし、リスに関しては、最後にNYのセントラルパー
ク?で再開?するところはすごく嬉しい、希望がある。
2002/07/31 11:27
豪華SF
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
著者の他の作品とのコラボレーション。お陰でその作品も読み返してしまっ
たほど面白い。月が二つある未来の地球で人身売買されてしまったファサー
ド。買った相手のせいで地球の運命に巻き込まれていくんだけど、ここで初め
てファサードの存在について少し触れられる。そして初めて、ファサードが重
要な役割を持つこともびっくり。傍観者じゃないのだ。私としては共生変身獣
が欲しい。
2002/07/31 11:27
う〜ん。たまらん。シリアスなのに笑いもOK。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
7、8巻の完結編プラス続編。著者別作品のキャラがまたしても登場。
私としては、その作品の終わり方が寂しかったから、その続きを見れたようで
すごく嬉しかった。知らなくてもOk。
これに限らずだけど、動物愛護を再確認させられる、優しさと厳しさと哀しさ
が調和した一冊です。
2002/07/31 11:27
壮大な中国ロマン
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
5巻の後編。これ一つで映画が作れるんじゃないかってくらい、壮大かつ
感動的なドラマ。ファサードもしっかりと関わっていて、とても楽しい。
純粋に皇子の心配をするファサードに対して、皇子を同じように心配しつつも
皇子の命を狙う男と、狼として親交を深める狼面の、間に挟まれた辛さが、
私にとっては一番のテーマだったような気がする。
2002/07/31 11:26
豪華SFドラマの後編
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
地球そのものである首長との運命的な出会い。
孤独だったファサードが、やっと仲間を見つけたような、そんな嬉しさが
あって、全巻の中でとっても大事な一冊。テーマは様々な愛、なのかな。
ファサードが、全てを救っているような、そんな満足な一冊です。
これも映画が作れそう……