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ケンツ軍曹さんのレビュー一覧

投稿者:ケンツ軍曹

1 件中 1 件~ 1 件を表示

紙の本すぐそこの遠い場所

2007/01/22 22:50

もうひとつの世界の事典

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

筑摩書房から出版された「クラウド・コレクター/雲をつかむような話」の姉妹作です。
「アゾット」という不思議な世界のことについて記述された、
「アゾット事典」なるものの翻訳なのだそうです。
私の印象では「アゾット」は晴れているということが無く、
強い太陽の光よりももっとやさしいものが世界を覆っている、という感じがします。
懐かしくどこか淋しくて、輪郭がはっきりとしなような…。
そんな世界の事典だからなのか、見る度に中身が変化し永遠に未完なのだそうです。
私はこの本の独自の世界にどんどん引き込まれてしまいました。
写真、挿絵、文体、レイアウト、どれを取っても本当に「アゾット」そのものなのです。
仮に私が「アゾット」に迷い込んでしまったとしたらどうなるだろう…。
自分は世界にとって、まったくの過客にすぎないのか、と淋しくなってしまうかもしれません。
「アゾット」は、排他的、過客だからこそ許される行為も淋しく思えてきます。
それでもやはり魅力的な世界であることに変わりはありません。
ただ、姉妹作「クラウド・コレクター」あってのこの作品というきがします。
あちらの本を読んだ「アゾット」のことを知っている人でないと、
ちょっと訳のわからない作品なのかもしれません。
「クラウド・コレクター」を先に読んでみることを、
できれば続けてセットで読んでみることをオススメします。

*この書評は単行本版『すぐそこの遠い場所』の書評の再録です。

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