月曜社さんのレビュー一覧
投稿者:月曜社
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紙の本芸術とマルチチュード
2007/02/09 15:46
内容紹介
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芸術と社会運動を結ぶ、マルチチュードの可能性!
芸術は、構成する力〔構成的権力〕であり、革命の力である。それは多様なる特異性を解放し、万民のための豊かな共有財産を生み出す。美の生産者たちからなるマルチチュードの運動、それこそがコミュニズムである。友への9通の手紙に凝縮された、ネグリによる革命理論の核心。
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原書:”Arte e multitudo” by Toni Negri、 2005、
unpublished original texts.
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著者:トニ・ネグリ(Toni Negri)
1933年、パドヴァ生まれ。
イタリアの思想家、活動家。著書:『構成的権力』(松籟社、1999年)、『未来への帰還』(インパクト出版会、 1999年)、『転覆の政治学』(現代企画室、 2000年)、『ネグリ生政治的自伝』(作品社、 2003年)、『マルクスを超えるマルクス』(作品社、 2003年)、『〈帝国〉をめぐる五つの講義』(青土社、 2004年)、『ヨブ 奴隷の力』(世界書院、 2004年)。
フェリックス・ガタリとの共著に『自由の新たな空間』(朝日出版社、 1986年)、マイケル・ハートとの共著に『〈帝国〉』(以文社、 2003年)、『マルチチュード』全2巻(日本放送出版協会、 2005年)がある。
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【目次】
マリー=マグドレーヌへの手紙--生政治について(二〇〇一年一二月一五日)/ラウルへの手紙--身体について
(一九九九年一二月一五日)/一九八八年に書かれた手紙について(二〇〇四年五月)/ジャンマルコへの手紙--抽象的なものについて(一九八八年一二月一日)/カルロへの手紙--ポスト近代について(一九八八年一二月五日)/ジョルジョへの手紙--崇高について(一九八八年一二月七日)/マンフレードへの手紙--集団的労働について(一九八八年一二月一〇日)/マッシモへの手紙--美について(一九八八年一二月一五日)/ナンニへの手紙--構成することについて(一九八八年一二月一八日)/シルヴァーノへの手紙--出来事について(一九八八年一二月二四日)/補遺1 トニへの手紙--『芸術とマルチチュード』について(ラウル・サンチェス)/補遺2 トニ・ネグリとは誰か(マイケル・ハート)/訳者あとがき
2006/08/29 15:51
目次
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黒人たちの音楽、思想、抵抗が、黒い太平洋(ブラックアトランティック)を航海する。
序文
1章 近代性の対抗文化としてのブラック・アトランティック
2章 主人、女主人、奴隷、そして近代のアンチノミー
3章 「奴隷の時代からのたからもの」--ブラック・ミュージックと真正性の政治学
4章 「疲れた旅人を励まそう」--W・E・B・デュボイス、ドイツ、そして(非)
位置取り/(転)地の政治学
5章 「お慰みの涙なしに」--リチャード・ライト、フランス、そしてコミュニティ
の両義性
6章 「伝えられるような話ではなかった」--生きた記憶と奴隷の崇高
訳者解説
原註
謝辞
索引
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