屋那雄さんのレビュー一覧
投稿者:屋那雄
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事実を正しく捉えるための方法と事実を歪曲する発想
2005/09/02 10:39
《目次》《中身》《抜粋》
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《目次》
第一章 原因と結果(因果関係)
第二章 内容
第三章 「原因→結果」論の数々のあやまち
1.《相対相応》と《相互別々》の不成立
2. 一部分以外は捨ててしまう
3. 遠隔にあるもの同士をじかに結びつける
4. たった一つの事実から、いくつもの
「原因→結果」論が作りあげられる
5. 実験は〈力〉の実在を証明していない
6. 実験part2。同じ事の繰り返し?
7. 「一つの同じ結果」というあやまち
8. 正常、異常、特殊
9. パラダイス観。〈正常〉を逆算
10. 新しい事態。全知への階段を昇っているか?
11. 「原因」より先に〈力〉を特定する場合
12. 批判の仕方。ハダカの王様
第四章 これからの研究
後書(Dedicated to M.M-P)
《中身》
「原因」が「結果」を生じさせるという、「間違った」発想はどこにでも見られる。
そこで、本書では先ず、その発想がどんなふうに間違っているか、それを点検することから、事実への探求を始めた。
「原因」が、それの持っている〈力〉なるもので、「結果」を生じさせるとするこの発想での、その〈力〉なるもの。これを疑うことから始めたのである。
「結果」は、この〈力〉なるものによって生じさせられるのではなく、「結果」そのものの《自力》にて生じるものなのでないか ? そういう逆転の考え方をしてみることから、事実への探求を始めたのである。
挙句、「原因」が「結果」を生じさせるという、いわゆる「因果関係」という発想。そして、それに則っている現代医科学を始めとした全ての西洋学問、を乗り越えてしまう結論に、本書p.173にて到達する。
現代医科学を始めとした西洋学問は、「原因」が「結果」を生じさせるという「間違った」発想をしているがために、御都合主義に陥り、むやみやたらと難解化し、現実事実からはなはだしく遊離してしまっている。しかし、難解なものなど、事実を捉えるに当たって、全く必要はない。単純さこそ、事実を捉えるにあたって、最も必要なのである。
「原因」が「結果」を生じさせるという発想に最終的に取って代われる、事実を捉えるための正しい方法(上記したように、本書 p. 173ページ目でそれに到達する。ただし、少し訂正の必要があるので、『屋那雄の公式ブログexcite支店』の方を参照されたい) は一体何か ? それを得るための、著者の試行錯誤の思考の道のりをこの本で表した。
ちなみに、この本の説明、訂正、補足は、『屋那雄の公式ブログexcite支店』にて行っている。
「原因」が「結果」を生じさせるという「間違った」発想をしていることで、どんなに誤った事態にまで至ってしまっているか、それについても、一つ一つ、詳しくこの本では説明してある。個を個としては絶対に捉えられないということや、もともとが平等である存在の間に、ありもしない正常、異常、特殊という階級を作り上げてしまっていることなどが、その誤った事態のうちの一つである。
《抜粋》
p.4「科学。それは僕の否定したいものが露骨に表れた、原始的な思考方法である。」
p.174「実証主義は、《相互別々》なものの『一連続』のありようを暴くことである。それ以外のものは実証主義たりえない。」
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