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湖衣さんのレビュー一覧

投稿者:湖衣

7 件中 1 件~ 7 件を表示

からだから染み出た軽やかな言葉たち。

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

常にからだと接しているふたりの対談者の言葉は、まさしく身体感覚から出ているもので、すんなり心身に染み込む感じがする。
「安心は空間を通して伝染する」さらに、「取り越し苦労は傲慢である」
という言葉が心に刺さった。後者、取り越し苦労というのは今現在の時点の自分から見た、未来のマイナスの面だけを寄せ集めて作り上げているもの、という意味の文には、考えすぎの私なので肩の力を抜くことができた。明日の自分はどうなるかわからない。だったらいまからじたばたしてできないと憂鬱になるより、その場になって考えればよいではないか、そういう意図だと思う。
他にも理屈だけの人生訓ではなくて、身体から生まれでた感覚的なことばが満載。頭でわかることに行き詰まっているひと、体で物事を感じていきたい人にぜひお勧めである。

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紙の本おひさまのかぞえかた

2005/06/10 14:55

家庭からうごめきだす言葉たち

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

片岡直子さんの詩の言葉たちは、いつもうごめいている。
それもいちばん安心する(とふつう思われている)家庭のなかで、あたたかい(と
思いたい)お家のなかから、うごめいてむずむずしている。
「産後思春期症候群」「カテイガイレンアイ」といった文句から立ち現れる、あったかくもフテキなカオした母親、片岡直子。本書はエッセイと言う散文のかたちで彼女の体温を味わえることのできる、一冊となっている。

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紙の本新編宮沢賢治詩集

2005/06/02 11:27

かなしけれ=愛(かな)しけれだろうな

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ささいなきっかけで食わず嫌いが完治する。
宮沢賢治の詩というと、口語体の軽い詩ばかりと思っていてきちんと読もうとすら思わなかった。
ちょうど最近、矢野絢子さんという高知在住の歌手が「敗れる少年の歌へる」という文語詩に曲をつけていて、この詩の入っている文庫を探したら新潮だけだった。
きみの星こそかなしけれ
天沢さんのセンスの良さ、信頼できる編纂。

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紙の本ハンス・ベルメール写真集

2004/08/28 19:26

イタリア料理のフルコース;モノトーンの静けさの中に、濃密なエネルギーが。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

現金代引でなけなしの6825円を支払ったときは、うーん、やっぱり衝動買いだったかなあと、くらーくなってしまったが、包みを開けてみて、一生モノの買い物だったとにやにやしている。

球体人形たちはこの世でもあの世の者でもない、その境目にたたずむ者。
生きているでもない生きる時を失ったのでもない、魂といおうかエネルギーがかたちで存在するもの。

写真を自分が見るのではなく、写真が胃の腑に飛び込んでくる——そんな、強烈な瞬間をぜひ味わってください。

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紙の本乳房、花なり。

2004/08/13 09:34

深度をもったうめき。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

モデルの宮田さんは歌人で、乳がんによって左胸を切除されている。
その裸体に目をそむけるか、見入ってしまうかは読者の心にゆだね
られるけれど私には、はてしなく神々しく深い時間を感じた。
女性の裸というものを見て、安易に手で触れたいと妄想することを禁じられ、ひたすら信仰の対象のような、そんなりりしさがある。

写真のページの合間に閉じられた、和紙のページには、宮田さんの歌が多数収められている。薄い袋とじのページを破らぬようおそるおそるめくっていくと、写真とともに胸に迫る、彼女の、あまりな深度をもったうめきが流れている。

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ん?なんか文字がちがうよ〜

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

初節句のときに甥っ子に日本語版をプレゼントしたら、
一年たたないうちに、最後の「おつきさまこんばんは」のページが
ぼろぼろに。とうとう食べてしまいました。
そこで新しい本をと、次は英語版にしてみました。
表紙を見たときはにっこりした甥っ子も、ページを開けるうち困った顔
して「?」な表情でした。やっぱり絵だけ見ていると思っていても、文
字の雰囲気ってちゃんとわかってるんですね。
日本語版もこんど買ってあげようと思っています。

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とてもわかりやすく、文科系も参考になります。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

大学院についての本は少ないうえに、内容がこなれておらずわかりにくいものばかりだったが、この本は著者の実感を中心にしながらもデータをきちんと使って理論的に書かれている。内容もわかりやすく、大学院進学を考えている、とくにどうしたらいいのかとっかかりを求めている人には最適だろう。大学院に入ってからどういう研究生活が待っているのか、また海外の大学院や社会状況との比較も絡めて描かれていて、単なるマニュアル本ではなく大学院に憧れを抱くことができる、一冊。

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