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自称新人作家さんのレビュー一覧

投稿者:自称新人作家

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本恋するために生まれた

2002/07/03 08:49

同じテーマについて2人が語り合う本です!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「冷静と情熱のあいだ」で男の視点と女の視点から小説を発表した辻仁成と
江國香織が「いつも自分を見失っていたい」を始めとして「恋」をテーマ
にした共通の話題について交互に語り合っている。
「冷静と情熱のあいだ」が小説の世界であったのに対して本書は本音で
語り合うというところがいい。
全体の構成は「愛と孤独のあいだ」、「恋と愛のあいだ」、「セックスと
気持ちのあいだ」、「結婚と離婚のあいだ」、「純愛と不倫のあいだ」、
「死と別れのあいだ」という6つの章で成り立っていてそれぞれの章が
さらに細分化されている。
各章のタイトルを見てもわかるように「冷静と情熱のあいだ」を意識した
ものになっている。
おもしろいと思ったのは、辻さんが本文の中で「この恋愛集ってちょっと
不公平。僕のせきららな告白に、江國さんがもの申す式なんだもの。」と
指摘していることである。
これについて辻さんは「僕は離婚直後で失うものが何もないんだし。全て
を正直に吐き出してしまいたいのだから。一方江國さんは直中だからね。」
と言われているが、これを見てもわかるように辻さんの誠実な性格がよく
現れています。
また辻さんと江國さんの出会いについても書かれていて「冷静と情熱のあいだ」
にを読んでファンになった人も元々から2人のファンであった人にも、また恋
についての意見を聞きたい人にとっても役に立つ本だと思います。

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作家を志望する人に最適の本です!

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「私が本書で扱うのは純文学と太極にある、いわゆる大衆小説−エンターテインメント
小説(以下、エンターテインメントと称す)に関してである。」と第一章で書いている
ように「一般大衆が読んで面白いと感じ、ある種のストレス発散や気分転換に」なる
小説の書ける作家としてデビューできるマニュアル本である。
全体の構成は、第一章 プロ作家を志したら、まず面白い話を書くべし、第二章 
ストーリーは波瀾万丈に、第三章 冒頭に事件を!、第四章 オリジナリティを捻り
だせ!、第五章 映画好きの人にストーリー・チェックを頼め、第六章 懸賞小説の
予選突破の基準は?、第七章 プロ作家デビューを目指せ!、第八章 プロデビューは
新人賞か?持ち込みか?で成り立っていてさらに細分化されてています。
第八章では、新人賞に応募する以前にチェックする項目や注意点が書かれていてここまで
親切に書かかれると言うことないです。
この本をみんなが読んでマスターすると新人賞のレベルが高くなりそうです。

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