薔薇さんのレビュー一覧
投稿者:薔薇
8 件中 1 件~ 8 件を表示 |
2002/08/31 20:22
読んで損なし
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
このマンガを手にしたきっかけはここでの書評を読んで興味を持ったからである。
まず、主人公の『岡金子』こと「ネコ」
彼は猫を多く飼っている。
優しい人なのかと思えばそうでもなく、まったく人間を信じない。
その分、寂しさを紛らわすように多くのネコを可愛がっている。
なぜ、ネコが人を信じないかと言えば、母親が『人は必ず裏切るから信じるな』と教えた為。
だから利害関係で簡単に男に身体を抱かす。
と言ってひねた嫌な感じの人物ではなく、子供が母親の言う言を一途に信じていると言う感じで、可愛いのだ。
そしてそんな彼に利害関係が絡まない『好き』と言う気持ちを教えるのが『相川』
すごく自分を持っているしっかりした攻め君である。
可愛いネコに溺れることなく、ネコのお金で十分同棲して、仕事もせずに暮らせるであろうに、家に帰り、『バイトがあるから毎日は会いに来れない』とはっきりした態度をとる。
そしてネコに自分の意志を伝え自立することと、呼べばいつでも会いにきてくれる、と言うことを教える。
一見、甘え上手に見えるネコだが、利害関係なしのお願いはした事がなく、どうやって甘えたらいいかを教える相川がいい。
しっかりと自分を持ち、しかし、本当に『会いたい』と呼ばれた時は何を差し置いても会いに行く、有言実行型の相川が素敵だ。
HシーンもBLファンが納得いく程度に含まれており、
そうゆうのが苦手な方も、ストーリーで十分読ませてくれる。
ちなみに、表紙よりも中身の方が絵が綺麗と言う点も珍しいと思う。
紙の本悠かなり愛し夢幻 14
2002/07/27 21:45
過去の歴史が明らかに
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
炎の水晶を砕いた長のことが明らかに。
泣かされます。
激しさを持った少女の過去の長。
長たる者と育てたれた絶対的な圧力感。
そんな彼女が愛した男性は幼い頃から美言と華聖のように育ってきた炎の水晶の長。
華聖のように彼女を傷つけるものには容赦なく、残忍な男とされた伯爵。
そんな彼が力を持つ言を恐れた一族の者は、長を騙して彼を牢獄に閉じ込め惨く殺す。
自分のせいで愛する人を失った悲しみ。
最後の叫びに気付けなかった自己嫌悪。
そんな荒れ狂う憎しみで泣きながら叫ぶ彼女が迫力があって悲しい。
紙の本悠かなり愛し夢幻 13
2002/07/27 21:40
クライマックス
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
クライマックスに突入ですが、それよりもこの絵。
雪の降るあの焼け跡、そして十字架の並ぶ場所に薔薇を持った13の頃の華聖がへたり込んでいる。
呆然とした顔。そして心では泣いてた華聖の涙。
あの焼け跡に二度と戻らないですむ強い力が欲しい、その言葉に込められた傷の深さ。
絶望。
たった2,3ページの絵で泣かされました。
綺麗過ぎるから余計に説得力があります。
紙の本悠かなり愛し夢幻 11
2002/07/27 21:33
幼い時から
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
まだ両親が生きていること、森の奥の気性の荒い野良犬を可愛がっていた。
その犬は華聖にだけなついていた。
たまたま美言がいて、その犬に何かしたのか美言に襲い掛かってしまう。
華聖は反射的に力を使って美言を助け、犬は死んでしまう。
その後自分への自己嫌悪。
なぜ、と思いながらも美言の為なら何でもしてしまう自分。
死ぬ間際まで自分になついてくれた犬。
強い力よりも心を。
幼くしてもう決心した。
が、もっと力がなければ美言を失うような局面が。
誓ったはずなのにと言う葛藤。
自分に厳しすぎる華聖ならではの苦しみ。
もう一つの話しは華聖が13,14のとき。
ついにい一族を焼き殺したロバートに協力した裏切り者を取られ地下牢に閉じ込めた。
悪魔と言われる華聖の後ろから照らす十字架の窓を通った十字架の光。
それがやけに印象的で、こうして処罰を下すたびに心を砕いてきた華聖を思うと涙が出た。
紙の本悠かなり愛し夢幻 4
2002/07/27 18:29
支えあう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
どんな時も亡くなった両親の名さえ呼ばなかった華聖。
その強さに涙が出る。
そして美言の名だけは呼んでいたと言った華聖の美言への思いに胸が打たれる。
代えるはずのない声に頼りたくない、そうゆう華聖の強さ、厳しさがすごく痛い。
その他、作者のイギリス旅行ミニマンガがいい。
体験を空いたページに4コマなどで紹介しているのだが、思わずイギリスに行きたくなってしまう。
紙の本悠かなり愛し夢幻 3
2002/07/27 18:20
ほんの少し見えます
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
華聖の過去が少し見えます。
僅か13にして一族を治めていかなくてはならなかった華聖。
言葉の端々により厳しい事を自分自身に求めていたのが見えます。
そして華聖のいまだ拭えない心の傷。
どれだけ華聖が美言の為に頑張ってきたのかが見えます。
そして美言の言葉、存在に華聖が救われているかも。
紙の本悠かなり愛し夢幻 2
2002/07/27 18:16
無償の愛
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
真直ぐで優しい美言は人を助けるために無茶をしてしまう。
そんな彼女にハラハラな華聖。
美言の願いなら何でも聞いてやりたいが彼女を危険に曝したくはない。
でも、押し付けたくない。
余りに深く、美言しか見詰められない華聖の想いが読んでいて気持ちいい。
紙の本悠かなり愛し夢幻 1
2002/07/27 18:11
まず耐えて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
イギリスの伯爵家の伯爵、華聖。
そして彼が最も愛する一族のレディ美言。
美言はとある事件で記憶を失ってしまっていた。
やっと8年ぶりに共に暮らせるようになって・・・・・・。
血を継ぐことによって超能力を持ってしまう。
その力は封印されているのだが、それでも一族で一番強い力を持つ美言と華聖。
1巻は序幕と言うところで、巻が進むごとに華聖の魅力に取り付かれていくこと間違いなし。
絵も次第に綺麗になります。
8 件中 1 件~ 8 件を表示 |