カンコさんのレビュー一覧
投稿者:カンコ
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紙の本惚れた弱味ってヤツ!?
2002/09/03 18:22
愛は盲目なんだね。
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陸上部に所属する片瀬哲也はごく平凡な高校二年生。同じ陸上部の同級生、高谷純と交際中。ラブラブではあるけれどキス以上になかなか進展しない関係に焦れてきた哲也だったが、実は純には、ある秘密があったのだ…。さて、その秘密とは?
主題の作品のほかに、この続編に当たる『トコトン惚れた弱みってヤツ!?』と、主題にはリンクしていない『マザコンボーイに手を出すな!』の三本からなってます。『マザコン〜』は、ポヤ〜ンとした受けがかわいく好印象。『トコトン〜』の2本は、マニアックなプレイが「これでもか! うらぁ!」というほどにてんこもりで、好き嫌いが分かれるかも。私は嫌いではないけれど(むしろ好きだけど)、愛は2人だけの世界ではぐくむのが一番と考える私としては「愛が感じられない内容だなぁ」と思いました。松岡作品は大好きなんだけど。
紙の本甘い罪のささやき
2003/03/24 22:50
ファンタジー系主従モノ
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<あらすじ>
戦いに敗れた国の王子であるレイヤは囚われの身となり、生涯を森の奥深くにそびえる古城で過ごさねばならなくなった。城には彼と、敵国から送られてきた漆黒の鎧を身にまとう美しき従者・カイの二人きり…。いつしかレイヤはカイに報われることのない想いを抱き始めるが、カイには従者という立場を崩す気配はない。城から出られないならカイに出て行ってもらうしかないと、ある日レイヤは、恐ろしい獣が守るという『青い花』を十日以内に摘んで来いと無理難題を突きつけカイが自分の下を離れていくように仕向けるが…。
美しい王子様と美しい騎士。これだけでもおいしい一冊。
この城の中には、別の世界につながる扉であるという曰くつきの鏡が登場します。この鏡の向こうの世界が、続編である『ささやきはキケンな誘惑』で、いくつかダブるシーンがあるので両方読むとなおおもしろい。エッチ度低めですが、二人の切ない感情が読み手にも十分伝わる力作でした。でも私としては、ラストがちょっと不満の残る内容だったのでこの評価です。
紙の本ささやきはキケンな誘惑
2003/03/24 23:34
扉の向こう側には
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<あらすじ>
「社会人になったら、そうそうハメをはずせないだろ?」と、卒業式の夜に友人から誘われたのは資産家限定秘密クラブ。そこで怜也は一人の仮面をつけた男性と危険な一夜を過ごしてしまう。一夜明け、過保護気味の父親から将来自分の跡を立派に継げるようにと、一人の教育係を紹介される。彼の名は、緋村凱。仕事熱心で常に怜也に忠実な年上の教育係である彼が、時としてふと見せる怜也をからかうような微笑、そして言動に、怜也はあの日の男と凱をだぶらせるようになり…
『甘い罪のささやき』の別バージョン、鏡のあちら側。こちらは現代日本が舞台です。前作のレイヤと比べて、こちらの怜也は自分の感情に素直。でも話の流れや味わう甘美な苦悩はまったくおんなじ。でも凱は前作のカイとはなんだか違う男になってます。従順とは反対の要素が少し加わって、セクシーな大人の男といった感じ。そのせいか、前作よりも少し官能的。なんせ仮面クラブがありますから。
こちらの話にも、当然違う世界につながる扉であるという鏡がでてきます。どちらの作品を先に読んでも問題はないですが、出版順に読むことをお勧めします。そのほうが凱のキャラの違い様が楽しめると思いますよ。
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