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cupieさんのレビュー一覧

投稿者:cupie

2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本風の踊り子

2003/09/26 06:15

ウィンドダンサーシリーズ第三弾

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アイリスジョハンセンによる、ウィンドダンサーをテーマとした『風のペガサス』、『女神達の嵐(上・下)』に続く第三弾。今回の舞台は16世紀のルネッサンス・イタリア。主人公サンチアは街角でスリを働く奴隷です。彼女が一人の男に身を売られたその時から、彼女の運命が変わります。

この作品では、ウィンドダンサーがどうやってフランス政府に渡ったのか等、今まで語られてきたウィンドダンサーにまつわる話を引継ぎ解明されてゆきます。
しかし、前の2作を読まずとも、独自のストーリーのみで充分楽しむ事も出来る作品です。

個人的にはこの3作目が一番好きで、最初から最後まで本を置く事ができずに一気に読んでしまいました。アイリス・ジョハンセンだからこそ語れる、ヒストリカルかつ情熱的なお話。絶対に気に入る事間違いなしです。

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紙の本眠れぬ楽園

2003/05/03 05:50

『女王の娘』に続くヒストリカル・ロマンス

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

幼いころ故国フランスを離れ、画家の父とハワイ島で暮らしているキャシ−。ある晩彼女は、イングランドから来航中の若き公爵と知り合う。不敵で謎めいた男ジャリドだが魅力的に映った彼こそが恐れてきた相手、父を追う仇敵だった! 最愛の父を守るためキャシ−は決意する。ジャリドの人質となり、出奔した父をともに追うこと、そして敵を欺き誘惑することを…(「BOOK」デ−タベ−スより)

自分の父への復讐に燃えるジャリドに惹かれてしまう、キャシーの揺れる心が中心となって描かれています。舞台はハワイ、イングランド、フランスなど移り動き、最初から最後まで飽きる事はありません。『女王の娘』と同様ヒストリカルであり、アイリス・ジョハンセン特有の刺激的なロマンスがストーリにアクセントを加えています。

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