レイレイさんのレビュー一覧
投稿者:レイレイ
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長崎ぶらぶら節
2004/01/01 19:15
本当に好きな人
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主人公愛八はとうとう最後まで、古賀と肉体的な愛を交わさない。
魂は交じり合い、ともに旅し、天に昇ったけれども。歌とともに…。
本当に好きな人同士の愛の行為は、
こういうことなのかもしれない。
この物語を読んだ私の胸に、ある大好きだった人との思い出が、
ぶらぶら節のように流れ出すのだった。
嫉妬の香り
2003/05/28 00:29
嫉妬がどんな香りか興味があった。
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この本のタイトルを見たとき、ちょうど私は嫉妬ってやだなと、考えていたのだ。
嫉妬は濁っている汚い心のように思っていたので、タイトルに魅かれた。嫉妬が、香りなの? もしかしたら、私の中の嫉妬がとても素敵なものに変わるかもしれない。そんな期待を抱かせたのだ。おまけに、会社のストレスを解消できたらと思って、アロマテラピーに興味を持ち出したときでもあった。だから、運命を感じてしまったのだ。読んでみると、ヒーリングミュージックの研究者の主人公が、香りにとても敏感で、香りによって翻弄される感じがすごく面白かった。自然の香りと人工の香り。不協和音のまじった音楽と調和した音楽。その対比がとても納得できた。ハーモニーから、はみ出していく人間の姿が描かれていた気がする。最後まで読んで、嫉妬は恐ろしいと思ったけど、命を燃やすエネルギーでもあるし、愛を生み出すこともあるのかなと思った。また、香りは、慣れるとその中に入ってしまうけど、互いに溺れていく恋人同士にもそれは当てはまるみたいで、人間の愛と同じかもと思った。私には、嫉妬の香りがどんな香りかわからなかったけど、嫉妬は愛だと思った。そして、なんとなくすごく納得したのは、主人公が、人工の香りよりも生身の人間の体臭、調和したヒーリングミュージックよりも不協和音の流れる音楽を求めていくような感じのラストだ。
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