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瓢箪継さんのレビュー一覧

投稿者:瓢箪継

9 件中 1 件~ 9 件を表示

紙の本

成果をあげたいビジネスパーソンへ「管理会計の“超本格”」出ました!

9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

管理会計とは、ようするに利益を生むための会計のことだ。
会社で、意思決定をする立場にあるならば、管理会計を理解しなければ、成果をあげる意思決定なんてできないのだ!

本書は、管理会計の入門書としては、ダントツのできだ。本当にすばらしい。値段は3,600円(2004年7月現在)もするし、ハードカバーで600ページを超えちゃってるもんだから、気が引けてしまうかもしれないが、もったいない。この本は、大変な情熱とユーモアをもって作られているのであり、これだけの密度のものは何年に1度もでないものなのだ!

さて、本書の推薦するべき点を挙げよう。

第一に、実務感覚バツグンなのである。
著者が実務家だけあって、実務に裏付けられた話題が豊富である。実際に原価計算ソフトを作成し、クライアントに導入しているノウハウが存分につぎ込まれている。


第二に、説明がユーモアたっぷりだ。
解説は、説明文がえんえんと続いていくのでなく、 “M善電気”とか“栃木クメハチ製作所”とかいった架空の会社を舞台にした物語を交えて進んでいく。著者は、栃木県生まれと書いてあるのだが、関西ばりに、もれなくオチがついている。ただし、無理におもしろくしようとしている感じはまったくない。扱う内容の高度さを考えると、実に驚きだ。しかも、どの話も、的確な批判が込められていて、会社に務めている人間としては、心当たりが大ありなのである。

なによりタイトルからしてふるっている。
たとえば、

第1章 一般に公正妥当と認められた“粉飾”決算
第2章 量産効果を呼ぶのは、場当たり経営の代名詞
第7章 上場企業のコスト計算もこの程度
第21章 経済的発注量を知らないでコストダウンができるか

なんて、なかなかセンセーショナルだろう。
ちなみに、おすすめのエピソード(?)は、順に、

第7章 上場企業のコスト計算もこの程度
3-1-5 誰も疑問に思わない世界
11-3-4 コストダウンが陥るワナ
第15章 突撃!セグメント別の直接原価計算
第28章 第4節 バブル経済時の不動産鑑定評価にまだこだわるか

となる。まず、ここだけでも読めば、いかに本書がすばらしい出来か、わかろうと思う。


第三に、記載内容は“本格”である。
本書は、実務と理論のバランスがとてもよく取れている。根本は、本格的な管理会計・ミクロ経済学から始め、これに、実務的な批判・考証を加えて、実務を検討している。
また、本書は、きちんと索引がついている。ここからも、本書が“本格”であることが分かるだろう。

そんなわけで、情熱と、ユーモアと、専門性を尽くして書かれた本書は、一見敷居が高そうであるが、ぜひ多くの方に手にとってほしいと思うのである。当然5つ星。

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紙の本

はじめての申告実務に必携!

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、オーソドックスな会社のオーソドックスな申告書作成をする上で非常に役に立つ書籍である。また、税法の勉強をしたものの、申告書は書いたことがない、という方にお勧めする。

法人税申告書の書き方を解説している類書には、電話帳のような厚みを持ったものもあり、それはそれでニーズがあるのだが、実際上の書き方ということになると、半分くらい薄い本書の方がずっと役に立つ。これは、次の特色による。

特色の1番目として、「勘定科目別に書かれている」ということがあげられる。
分厚い申告書の書き方の本では、別表についての解説として書かれているから、当社で起こったことが、申告書にどう関係するんだ、ということを知るには不向きである。その点、本書では、勘定科目順になっているから、わかりやすい。

特色の2番目として、「記載例がわかりやすい」ことがあげられる。
申告書は、実はいろいろなところがつながっていて、このつながりをちゃんと確かめておかなければならないのだが、本書では、フキ出しを使ったりもして、レイアウトがよくできている。

特色の3番目として、「説明内容が詳しすぎない」
分厚い申告書の書き方の本では、詳細な計算方法やこまごまとしたことについてはズラズラと書いてあるが、オーソドックスな会社にとって関係ない解説も多い。評者の主観から見て、本書は、このさじ加減がうまいと思う。

したがって、これから始めて申告書を書くぞ、とか、なんとはなしに申告書を埋めていたけれどなんとかしたいな、とか、税法の勉強はしてみたもののいざ申告書を書くとなると結構大変か、という方にとって、本書はぜひ手にとっていただきたいのである。

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紙の本

外形標準課税の実務家向の基本書

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

平成16年度より導入される外形標準課税は、企業の規模を示す「付加価値」を基準に課税するというものである。この「付加価値」については、これまで類するものがない新しい基準であるため、特に「付加価値」の計算はどうなるのか?といったことについて多くの疑問が生じてきている。

本書は、総務省自治税務局の方々が、外形標準課税について数多く生じてきた疑問について、実務家向け週刊誌上で行った連載を加筆・修正して執筆したものである。
外形標準課税については、これまで類似した制度がなかったため、解説書についても数少ないのであるが、税法条文の作成当局者による本書は、納税をする側にとっては、待たれていた書籍といえる。

内容としては、争点の多い「付加価値」について大幅な紙面を割いて解説をしており、納税計算を行う上では理解が必須のものばかりとなっている。また、申告における疑問点についてもページを割かれている。
しかし、読み進む上で難解ではなく、Q&A方式の体裁をとっているため、目次を見ていけば求める内容を拾い読みしていくことも容易である。また、図解による解説も部分的に入っているため、理解もしやすい。

また、「地方税の執行に関する取扱いについて」の抜粋、及び、外形標準課税について関連する申告書別表様式について収録している。

したがって、本書は、外形標準課税の適用を受ける関係者にとって、一冊どこをとっても損のないつくりになっており、必携ということができる。お勧めである。

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紙の本

最近商法がわからなくなった方に

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、評者のように、実務上、近年の商法改正で混乱をきたしていて、1冊で改正を網羅的につぶせるものはないか?という方にお勧めできる。

近年の商法改正は、実に目まぐるしいものがあり、1年の間でも数度の改正が行われることもある。しかも、そのいずれの内容も実務の先端を追っていく上では理解を避けられない。
評者は、従来の商法については、実務上困難でない理解をしていたつもりであったが、この何年の変化は早すぎて、その場しのぎがやっとの状況である(しかも、現在、商法全体を会社法という枠組みにかえる大幅改正が審議中となっているのだ!)。
そのような状況であるから、商法の改正全体についてはまったく疎い状況に落ちいてしまい、これではいけないということで本書を手にとった。

本書でカバーする領域は、平成13年〜15年の改正に係る項目である。平成13年〜15年に行われた改正というと、

平成13年
株式関係(金庫株解禁、額面株式廃止、単元株制度の導入、新株予約権制度、等)
組織関係(監査役強化、取締役責任軽減、代表訴訟制度の見直し、等)
計算関係(株主総会のIT化、会社関係書類の電磁化、法定準備金の見直し、等)

平成14年
組織関係(委員会等設置会社制度の導入、重要財産委員会制度の導入、等)
計算関係(連結計算書類の導入、等)

平成15年
株式関係(自己株取得規制緩和、等)
計算関係(中間配当の計算、等)

ということであるから、実務上避けて通れないものばかりなのである。
しかし、ここまで改正されていると何とかその場しのぎはできても、体系的な理解はさっぱりであり、本書のように改正をまとめたものは欠かせないと思われる(もっとも、近年の改正は、体系的に反する部分もあって混乱に拍車がかかっているが)。

読んでみて、本書は、章立ては、体系的な理解を促進するような形式になっているし、執筆は、法律事務所で一線で働いてみえる方であるから、実務上使う上で利用しやすい内容と解説になっている。

したがって、冒頭に申し上げたようなかたに、本書をお勧めしたいのである。

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紙の本

いま一つの内容でした。

5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者がボストンコンサルティンググループ日本代表ということ
で期待して読んだが、がっかりさせられた。これを読む時間を
つくるより、ビジネス雑誌の仕事力関係の特集記事を読んだ方
が、ずっと密度が濃く有益であろう。
内容は、「はじめに」の、「本当に大事なのは、
「知識」×「使う力」で結果を出すこと」という主張を一言
心に留めておけばよく、それ以上は、あまり読むべき価値はない。
柱となる「使う力」に今ひとつ訴求性が弱く、新規創刊の新書が
出るにあたって、ロジカル・シンキング等の「仕事の仕方ブーム」
を取り込もうという企画が先行してできた本と思われた。
展開の仕方は、いわゆるロジカル・シンキングの技術で、
整理されて進んでいるのであって、これは筆者のコンサルタント
としての技量がみせられている。内容が乏しい中で、これだけ
延々と展開できるという点については、本来この本を手に取る
目的と異なるが参考になる。
読者層としてどのような人を対象にしているかは、今ひとつ
よくわからない。戦略論を押し込んできた人を対象にしている
ようであるものの、「使う力」の構成要素として、ロジカル・
シンキングや図解の技術について1〜2頁ずつ割いて照会して
いるのも不思議だ。強いていえば、入社3年目程度くらいまで
であろうか?わからない。

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紙の本

会計の本ですが、ガバナンスの本なんです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書は、結局、コーポレート・ガバナンスについての本であるといってよい。会計とコーポレート・ガバナンスがどうして結びつくのか? 疑問に思われた方は、ぜひ本書を読んでいただきたい。

論説としては、オーソドックスで主流派であり、変わったことは何もいっていない。失礼ながら、教科書の丸写しのようだ(「会計」の発想法、という言葉が著者特有ではあるが)。
しかし、オーソドックスで主流派のはずの論説であるが、実のところ、世間的には定着されていない考え方である。
企業で管理に携わるかたは、ぜひ、本書の第2部「人と組織の暴走を防ぐ「見える手」(内部統制システム)の構築」を読んで、身に付けていただきたい。内部統制を元にした、コーポレート・ガバナンス体制の構築は、社会の第一線で会社を広げていく上では、必須のものなのだから。
以前、「不正を許さない監査」という本があったが、監査はあくまで事が起こってしまってからの発見の話なのであり、本当に不正をとめる(許さない)ためには、事前防止のしくみである内部統制が求められることが分かるであろう。

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紙の本

これから連結納税を始めたい方に

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本書は、これから連結納税を始めよう、とする経理担当者が、何冊か購入する上で購入リストに1冊加えておく、という形で読まれることが適切であろう。
「システム」というタイトルがついているため、書店では、情報システム書籍の棚に置かれる可能性もあると思われる。しかし、法人税税務についての知識がなければ、SE等のシステム技術者が1冊目で取り組むには利益が少ないだろう。

内容的には、システムについての記載は4割くらい。導入プロジェクトをどのように立ち上げ、進めて行くか、ということが記載の中心である。自社で連結納税パッケージを作成しようとする際の参考になる豆知識が多く含まれている。

残りの6割で、連結納税の制度説明等になっている。実は、本書は連結納税の入門書として読むほうが、適切なのかもしれない。紙幅の都合上、内容的に絞ってあるし、図解を多用し、2色刷であるため、連結納税を始めて学習しようとする方にとっては取り組みやすいのではないかと思う。

したがって、評者は、本書をシステム立案の関係者だけでなく、連結納税について学習しようという方にもお勧めしたい。

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紙の本

中盤以降、分かりにくい。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

装丁のきれいさと、ぱらぱら見た感じで良さそうだったので購入したが、失敗であった。

この本は、大きく分けて、電卓の作成、透明化メモ帳の作成、各種説明となっている。
電卓作成の章は説明もわかりやすいのだが、透明化メモ帳作成の章になると、とたんにわかりにくくなる。説明が飛躍し、後で出てくる内容が入り混じっている。
また、透明化メモ帳より後は、ばらばらとした項目の羅列であり、前の章までとの関連づけもない。

作成する電卓についても、最終的に単純なバグが残る有様であった。(簡単に対応できるものであったので、ミスであろう)。

制作に時間がなくて、構成を直しきらなかったのだろうか、とも始めは思われたが、前バージョンのVBに対応した版も出ている。制作に時間がなかった訳でもないのだろう。

このような有様であるから、私はこの本は初心者にとり学習しやすい書であるとはまったく思われなかった次第である。また、初心者以外で利用する用途はない。

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紙の本

工夫が欲しいですね。

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

参考になるかな~と思って大枚はたいて買いましたが、6000円近い値段のわりに全然だめでしたね。1500円くらいなら、まあいいかと思いますが、この値段はダメだろうと。

150件載っているところは多いですが、重大性にかなり幅があります。
めぼしい事件は、無料サイトでも集めているところはあるから、あえてこの本を買わなくてもいいなという感じです。

基本は1事件2ページで、扱いは浅いです。私が知っている事件に関して読んでみたところで、調べ切れていないのではないか、一番騒がれていた当時と今では判明した事件の実態が変わって来ているものもあるので、今(2007年)書くのであれば誤った記述になっているのではないか、と思うものが散見されます。私は若輩ですので、10数年以上前の事件の記述となると、この事典の記述を信じていいのかよく分かりません。
また、財務粉飾系の記述で、仕組みの記述が浅いので、内部統制評価報告書制度(J-SOX)での説明ネタに参考にするにも難しいです。

また、なぜこんな事件が起こったか、ということについての切り口からの分析がなされていません。よって、どうすれば防げたかという考えも示されていません。
章立てでの分類はしているということなのかもしれませんし、あくまで事典なので、主観が多くなる記述はしないということなのかもしれません。
しかし、今どきの本であれば、リスクマネジメントへの展開を考えた切り口をもった記述が欲しいところです。

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