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投稿者:デカグチ
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ソニー銀行道具としての銀行 フェアな金融機関とクレバーな個人の経済学
2003/01/29 00:22
ソニー銀行道具としての銀行
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社会人になり1年近く経とうとしている。月々の月給がひとまとまりの貯蓄として形を現してくると、私の心のなかでは「資産運用をしてもっと資産を増やしたい」という欲がでてきた。そこでネットでいろいろと検索し、金融関係の雑誌を読むなどして「ソニーバンク」への口座開設に踏み切った。口座を開設して一週間もしないうちに、今度は本書が新聞に掲載されているのを発見した。本書を読むきっかけはこんなものである。
本書「ソニー銀行 道具としての銀行」は、私たちが既存の銀行(都市銀行なり地方銀行なり)に対して抱くイメージを根本的に変化させる。「銀行がフェアであること」「インターネットバンキングの特質」等が、わかりやすく解説されている。しかし、私がもっとも注目したフレーズは「道具としての銀行」という言葉である。銀行を「道具」として捉える。それは資産を増やすための道具であり、人生設計であり、自分自身でもある。それがソニー銀行であり、ソニー銀行の持つコンセプトが現代日本の銀行業界においていかに画期的であるかを本書は教えてくれる。
かつて銀行は個人に対して「フェア」であっただろうか。給与が自動的に振り込まれたり、買い物するときにATMから現金を引き出すなど、ただの「金庫」になってはいないか。そのうち、どれだけの人が資産を増やすプランニングをしているだろうか。ほとんどの人が、銀行はお金を預けておくだけの場所でありそれが「銀行」なのだという潜在的な理解があるのではないか。デフレの中ゼロ金利が進行し、年金政策の危機も叫ばれている。自分の身を守るためには、自ら資産を運用する力が必要になるであろう。「これまでの銀行」から「これからの銀行」へと変革することの意味を理解するひとつの手助けとして。また個人の資産運用のパートナーとしてソニー銀行の持つ魅力、わかりやすいコンセプトそして資産運用の道具として、本書はわかりやすくそして納得させてくれる内容となっている。自分の道は自分で切り開きたい人、積極的に将来を考えたい人は一読の価値があると私は思う。
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