みたさんのレビュー一覧

早期教育に悩んだら…。

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　育児中は、さまざまな悩みがつきず、また、つい感情にはしりがち。
この本により、悩み解決・感情整理の手助けになるかもしれない。
　主に、新生児・乳幼児がどこまで物事を認識しているのかなど、最新の研究結果が紹介されている。
いままでの通念以上に赤ちゃんはいろいろなことがわかっていることが明らかになった。
　早期外国語教育については、ニューヨーク州の在米日本人の子供たちを２５年以上保育してきた、日本人園長の体験談に基づく懸念が書かれている。
　また、乳幼児とのコミュニケーションについて、乳児にビデオ、テレビを見させてもよいのか、
絵本に興味をしめさない子をもつ親の「あかちゃんへの、絵本の読み聞かせは無意味？」という疑問解決の糸口になると思う。
　母子手帳副読本や育児書などには、『（ダイオキシンの心配はあるがそれ以上に）母乳は大切』と書かれているが、どう大切なのかは具体的に書かれていないことが多い。
そんなかゆいところに手が届く、最新の研究結果からの母乳育児の重要性が詳しく述べられており、また「母乳は誰でもでるのか」という疑問にも答えている。
　新聞の年間企画の副産物としての本に終わらず続けて、アトピーや乳幼児突然死症候群について今後解明されていくことも、幅広く広めて欲しいと思う。