gaoliangさんのレビュー一覧
投稿者:gaoliang
| 3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
おまけの小林クン 10 (花とゆめコミックス)
2003/03/18 01:24
あの一言が
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
担任・燕先生に「もち祭り」の手伝いを頼まれ、K県紫陽花村にやってきた大和たち。だが、大和の様子がいつもと違い、そんな大和を見て吹雪は不安にかられ—。
「おまけの小林クン」もとうとう10巻目に突入。
今回は大和の過去に触れた「紫陽花村編」と、あげはが変質者に狙われる話「ストーカー編」が収録されている。
徐々に明らかになりつつある大和の過去だが、今回は、いつも笑顔を絶やさない彼の心情が描かれていたため、途中から大和に感情移入して読み進めることが出来たように思う。だからこそ、彼の気持ちがよくわかり、「あの一言」には大和と同じように涙が出そうになってしまった。
紫陽花村編は、大和の事をより深く理解するためには欠かせない話と言えるだろう。
それに変わってストーカー編の方は、「虹色ラベンダー」なる漫画も登場し、いつものポップンコメディ調が展開されている。が、あげはの中学時代のストーリーや大和・燕先生の活躍シーンなど、こちらも見所は満載。
ぜひ手に取って貰いたい作品である。
魔女と暮らせば
2003/03/17 23:31
ユニークな魔法とキャラクター
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
一見、私達が暮らしている世界と同じように見えるけれども、魔女や魔法使いが当り前に存在する世界—。この物語は、そんな世界にあるイギリスが舞台となっている。
事故で両親を亡くした魔女グウェンドリンと弟のキャットは、ある日クレストマンシーという人物に引き取られ、彼の城で暮らす事となる。
魔法が使えない気弱な少年キャット。彼は魔法の才能のある姉を慕い、「姉と一緒に平凡な暮らしを送られればそれでいい」と考えていた。
しかし、城に来てからはそんな彼の考えに反して大騒動の連続。
しかもその原因のほとんどが、クレストマンシーに反発したグウェンドリンの魔法によるものだから少々哀れに思えてくる。
そんなグウェンドリンが起こしたある事件をきっかけに、物語は更に波乱万丈となっていくが、その予想外の展開、そして巧妙に張り巡らされた伏線は見事。
もちろん、この姉弟のほかにも個性的なキャラクターが大勢登場し、物語を彩っており、また物語中で使われる魔法や世界観の設定もユニークで、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ作品らしさが溢れている。
「クレストマンシーシリーズ」は、外伝も含め全部で5作。本書は邦訳版発行順では3作目にあたるが、これからこのシリーズを読むつもりの方にはまずこの作品から読む事をお薦めしたい。何故なら原書の刊行順では本書が1作目にあたるからである。ただし、物語中の時代順となると、本書よりも「クリストファーの魔法の旅」の方が先になるので、そちらの方が良ければそこはお好みで。
是非ともダイアナ女史が描くファンタジーの世界を体験してほしい。
理由は彼女にきいてくれ (花とゆめCOMICS)
2003/03/25 02:52
Mr.ポストマンと女社長のオフィスラブ
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
—会社の非常階段で泣いていた私に、飴玉をくれたポストマン—。
祖父である先代が亡くなったため、大手メーカーの社長の座を継いだ、切れ者の美人女社長・桂木杏里(28歳)。彼女がこの物語の主人公。
だが彼女は、実はスイスから帰国したばかりのまだ20歳のお嬢様。日々メイクをきめて女社長役を演じる事で、女王様社長をやり遂げてきたのだ。そんな彼女が現在気になっている相手は、ある日泣いていた自分に飴玉をくれた、社内のメッセンジャーボーイこと“Mr.ポストマン”。その彼が書類を届けるために突然社長室にやって来て…?
いつも笑顔で、照れもせず気障なセリフを言えるポストマンは、森生まさみ作品では珍しいタイプ。だが、そんなキャラもこの作品にはとても合っており、ハイテンポで楽しめるストーリーとなっている。作者が文中で「少々オトナ向け」と書いているように、他と比べると若干社会人女性向けなこの作品だが、有能女社長を演じなければならない杏里の苦悩や心情の変化などが3話の間でうまく表現されているので、中高生でも十分面白いと感じられる作品と言えるだろう。
この他、読みきり「アンラッキー・ショウ」と、初期未発表作品「クロスワード探偵倶楽部」も本作に併録されている。
| 3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
