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渡り鳥さんのレビュー一覧

投稿者:渡り鳥

5 件中 1 件~ 5 件を表示

所先生の名作「DINODINO」を買いそびれてしまった方へ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「特攻の拓」で有名な所先生ですが、恐竜を描く漫画家としても活躍されていて、現在、もっとも古生物学上、最新の恐竜復元図に限りなく忠実な描写で描かれている漫画家さんです!尚且つ、恐竜たちに表情があって、戦う姿もかっこいいです!
すでに絶版となっている恐竜漫画の名作「DINODINO」ですが、本書は、その「DINODINO」に、最新の古生物学情報を元に、加筆修正されたもので、ハードカバーの豪華なコミックになって帰ってきました。(カラーイラストもあり、紙質も「DINODINO」より丈夫になっています。)
「DINODINO」が絶版になる前に、買いそびれてしまった方だけでなく、「DINODINO」を手に入れることができた方にも、永久保存版としてお勧めです。
なお、「DINODINO」は全3巻ありますが、本書では、「DINODINO」に収録されたエピソードの順番が地層時代順に変わっています。

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「銀牙世代」から観た「ウィード」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

子供の頃、動物が活躍する漫画が大好きで、「銀牙」は、ジャンプ・コミック・TVアニメをずっと読み続けてきて、主人公銀とその仲間達の行き方が、人生に影響を与えるくらいに、私にとって思い出の作品です。

「ウィード」では、大好きだった銀から主人公が世代交代し、子供のウィードに代わってしまいましたが、「銀牙」に登場したキャラクターに負けないくらいの魅力を持った新キャラクターが登場し、続きをワクワクしながら待つくらいに夢中になってしまいました。
さらに、「銀牙」時代の人気キャラクター達の再登場など、「銀牙」で登場したキャラクターが「ウィード」の新キャラクターとからんできて、銀牙世代にとって、まるで同窓会のような感動も味わうことができるのが嬉しいです。

「ウィード」になってから、「銀牙」と変わったところとしては、人間との共存の難しさについて「犬の立場」から描かれていたり、敵となるP4・法玄兄弟も人間との軋轢から辛い地獄のような過去を持っていたり、「銀牙」の赤カブトと違った意味での恐怖を描きつつ、同情・共感する部分もちゃんと描かれているのが好きです。
あと、「銀牙」では、銀がリーダーとして非の打ち所の無い力を、天性で持っていたのに比べると、「ウィード」では、ウィードが仲間が増え、組織が大きくなるほどに、自分本来の求めるものを見失わず、組織を管理・指揮することの難しさとプレッシャーに苦悩する場面も、リアルに描かれていて、より主人公に親しみを感じられるようになりました。

作者の高橋よしひろ氏の描く犬たちの表情が豊かで、人間臭いのも、魅力的ですね。

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初めて恋した解説本

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

今までコミック作品の解説本は、あまり好きではありませんでした。

なぜなら、コミック作品(ストーリー・キャラクターetc)に対する思い入れ・感想は、読者によって違うからです。
解説本は、その著者の個人的な感情・思い入れが押し付けられるようで、読むのに抵抗が感じられるからです。

ところが、この「銀牙伝説ウィード名勝負列伝」は、私が初めて「素直に読めて面白い」と思った解説本でした。

物語前半の「P4編」までの区切りの良いところで、すっきりまとめられて読みやすく、なおかつ、その分キャラクター一匹一匹の解説の内容が濃くて十分読み応えのあるものでした。
犬種についても勉強になります。本編を思い出しながら読むと、犬種の特徴の勉強になり、興味深い内容でした。

脇役でも、せっかく魅力あるのにもかかわらず、ストーリー全体を通して登場する機会が少なかったキャラクターにも、ちゃんとスポットが当たっているのが嬉しかったです。

解説のほうも、本編では詳しく語られなかった部分をきっちり補完する形で書かれていて、なおかつ、これから初めて「ウィード」を読もうと思う読者の事を配慮して、「ネタバレ」にも気を遣って書いていらっしゃる様子が感じられました。

そして、なによりも、この解説本を読んで「銀牙伝説ウィード」の物語全体を、大きな視野で考えたとき、気が付いた事は、主人公ウィードと仲間達の本当の敵は、P4でも法玄兄弟でもなく、「人間」であるという事ですね。
「ペットを自分の都合で虐待・捨てる飼い主」「金儲けの為の自然破壊・開発」など、登場キャラクター(犬)たちの生い立ち・住む環境・未来に影を落としていることが改めて知らされ、衝撃を受けました。

それに対して、自分が今できることといったら、「犬などペットを衝動買いしないようにしよう」くらいしか、思いつかないのが情けないですね。

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巨大魚VS人間

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四万十川の風景までが、矢口高雄先生によって、見事に「ペンで書き込むような繊細な線」で描かれていて、読んでいると、「まるで三平と一緒に四万十川に釣りに来た」ような気分を味わいました。

常識を超えた巨大アカメに対して、主人公の三平は、「金にものを言わせて立派な竿などの釣具を揃える」のではなく、「アカメの巣を探してアカメの生態(朝・昼・夜のいつ・どこへ場所を移し、何を食べているのか?)を自分の目で見て分析」し、「自分の身近で入手可能な範囲で集めた材料・道具を工夫して自力で巨大アカメ専用の仕掛けをつくる」姿に脱帽しました。
「釣りは情報戦」なのですね。

クライマックスの巨大アカメと三平との勝負も迫力・スピード感があり、読んでいて「スカッ」とします。


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忍犬に憧れて−漫画で読む「娯楽活劇」−

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

作者高橋よしひろ先生の作品「銀牙」では、空を翔るように飛び回り、忍法など様々な技・道具を使って戦う「忍犬 赤目」が登場します。
犬なのに、人間のように道具や武器を利用したりして、自分よりもはるかに力が上回る強敵にも、戦い方を工夫して勝つ姿に、感嘆しました。

当時、超人的な力と派手に現実離れした必殺技で敵を倒すタイプの主人公が多く、少年漫画に食傷気味になっていた私の心に、「忍犬 赤目」は新鮮な刺激を与えてくれました。

「甲冑の戦士雅武」では、その「忍犬」が主人公ということで、毎週夢中になって読みました。

主人公の雅武は、口に刀をくわえて「必殺仕事人」のように悪を斬る姿が、かっこよいです。

また、「念動力」という超能力みたいなもので敵を攻撃したり、仲間と通信したりするという設定も、「ここぞ!」という場面で、ちゃんと生かしきれていて、物語を面白くしています。
また、現実にはありえない「戦国時代の名武将たちと、主人公雅武が出会って、一緒に戦う。」という「娯楽映画」的な要素もあって、とても楽しめました。

そして、蘭人(少年)と雅武(犬)の友情・絆の深さにも胸が熱くなります。
「銀牙」のときは、銀と大輔の二人で一緒に戦う場面は最初だけで、後は、犬同士の関係が主体の物語に変わってしまい、肝心の銀と大輔(犬と少年)の関係については、陰が薄く感じられたことが不満でした。
「甲冑の戦士雅武」では、その点が補完されていたように思います。

しかし、ただ、「かっこいい」「面白い」だけの作品なら、ここまで印象に残りません。
この作品で衝撃を受けたのは、雅武が子供の頃からの親友と、敵味方に分かれて宿命の対決をする場面があることです。
念動力をぶつけ合い、常識を超える迫力がぶつかり合う対決の中、二人の子供時代の回想場面が出てきて、戦闘の迫力の中に、とても哀しいやりきれないものも感じさせます。

当時好きだった思い出の作品を、今は、ジャンプコミックセレクションとして1冊の愛蔵本にまとまって発売されているのを、読むことができたのが、嬉しいですね。

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