とんぼのお休み処さんのレビュー一覧
投稿者:とんぼのお休み処
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紙の本おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん
2000/09/29 15:18
ぼくの、ひいひいひいひいひいひいひい・・・おじいちゃんって、どんなひと?
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ぼくの、おとうさんの、おとうさんは、おじいちゃん。そのおとうさんは、ひいおじいちゃん。
そのまた、おとうさんは、ひいひいおじいちゃん。
そうやって、ずーっと、辿っていくと、行き着くところは・・・。
だれでも、1度くらいは、自分のルーツを辿ってみたい、と思うでしょう。
まず、自分のアルバムをひっくり返して、幼い自分、若いお父さん・お母さん。お父さん、お母さんも、子どもだった時あるんだ、と気がついて、古いアルバムを引っ張り出してきて・・・。
でも、アルバムでは、限度があります。5歳の“ぼく”といっしょに、この絵本で辿っていきましょう。辿って、辿って、どんどん遡っていきます。
おじいちゃんの顔つき、格好、そして周りの様子も、その時代を映して、変わっていきます。
私たちが生きているこの時代は、百年後には、どんなふうに描かれるのでしょうか?
作者は、イラストレーター。1985年以来、個展を開いている。1990年JACA日本イラストレーション展、入選。絵本は本書が初めて。力強く、表情豊かに、描かれている絵は、とても楽しい。特に、最後に行き着いたところで、あ然としている“ぼく”の顔、ぜひご覧ください!
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紙の本だんごむしそらをとぶ
2000/08/01 15:04
空飛ぶだんごむしの大冒険!
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幼い都会っ子にとって、一番身近な自然の生き物と言ったら、それはだんごむしかもしれません。つい最近も、植木ばちの中で見つけました。ひょいとつまむと、くるっとまるまって、そっと引っ張ると、またもぞもぞ動き出す。なかなかユーモラスです。でも地味なので、お話の主人公としての登場は、あまりありませんでした。
しかし、この絵本で、ついに主人公をGet! しかも、空を飛んでしまうのです。トンボの羽で、“そらとぶマシン”を作っただんごむし、ヤッタアーとばかりに冒険に飛び出します。気持ちよく空を飛び、おいしいものを食べ・・・でも空には危険もいっぱい。
あんまり小さくて、だんごむしをしみじみと、見たことはないのですが、この絵本
を見ると、まるまって、伸びて、またまるまって、という様子が、愛嬌たっぷりに描かれていて、今度ゆっくり観察しようかな、という気持ちになります。足が14本とか、枯れ葉がすきとか、生態もしっかりと書かれています。
虫たちや、こわいくも、しじゅうから、などほかの動物たちや、植物もとても表情豊かに、丹念に、描かれています。
数多くの定評ある、自然科学絵本を手がけている、松岡氏ならではの絵本と言えるで
しょう。小さな生き物が好きな、子供と大人に、おすすめの一冊。
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