原山 坦さんのレビュー一覧
投稿者:原山 坦
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建物情報管理とファシリティマネジメント EXCELで長期修繕計画とライフサイクルコストを考える
2000/11/02 18:15
公開LCC計算ソフトを活用・改善し,LCCベンチマーキングの公開の場設定が鍵
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2時間,「のぞみ」の東京・京都間で読了でき,ソフトに不詳でも楽しめ,かつ時宜を得ている。不動産の資産価値評価が,環境保全・収益還元法・時価会計などにより,土地本位から土地建物一体化そして建物主体となってきている。建物の,ライフサイクル・コスト(LCC)の最小化・運営維持の最適化・長寿命化に適応する,具体的で簡潔な計画策定手法が希求されている。著者は,ファシリティー・マネジメント(FM)を基本に据え,自からの実務経験を駆使して,その要求課題に答えている。
さらに,次の諸点を加味して本書を活用されたい。
日本でのFMは,戦略・計画,プロジェクト管理,運営維持,評価の4段階構成である。建設の段階はプロジェクト管理に含まれ,主要業務となっていること。
LCCは,常に各構成費目と合計の明示が必要なこと。
LCCは,現時点では同算定時現在のコストであり,実際に必要となる将来時点のためには物価変動を予測した試算とその検討評価・リスク管理が必要なこと。
本LCC計算ソフトは公開されている。Linuxと同様に,利用者による本ソフトの改善とLCCデータベース構築の場の提供が望まれる。
(C) ブッククレビュー社 2000
着るオフィス 「モバイル」から「ウェアラブル」へ
2000/12/06 15:15
「ウェアラブル」で,オフィスレスから「ユビフィタス・オフィシング(いつでもどこでもオフィス)」へ
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「きのう」「きょう」「あした」は連続して把握できる状況だ。しかし,「あさって」は意識的には,飛躍し不連続な状態にある。
高度情報化の進展はハードウエアにおいて,デスクトップ・パソコンからモバイル・パソコンに移りつつある。昨日・今日はデスクトップ。明日はモバイルの段階だ。「あさって(明後日)」は,この10年間のハード,ソフト両面の技術開発から「ウェアラブル・コンピューター」との予測が定着したとのことである。
ウェアラブル・コンピューターとは,利用する個々人の身体に着込んで,身に着けてしまうことのできるコンピューターのこと。コンピューターを持ち歩きたいという願望を究極にまで進めた,いつでも・どこでも・だれでも情報発信・受信ができるようにしようということだ。
情報受発信利用のユニバーサルデザイン化の徹底。このことは,日常生活そして仕事の仕方そのものを革新していく。その革新に対応すべく,住居・オフィスに代表される職場・都市・社会基盤施設(インフラストラクチャー)の機能と有り様を変革させていく。求められている基本要素は,現場発想化・リアルタイム化・シンクロナイゼーション化・コラボレーション化・マルチタスク化・個々人化など。その主人公はネットジェネレーションだ。
これらの構成要因から,「ウェアラブル・コンピューター」と「オフィス」の来たるべき機能と有り様を具体的に述べている。単に「あさって」のみでなく,今日・明日の状況を詳細に踏まえて,論を展開してる。
職業人はもちろん,その余備軍である学生さらに家庭の主婦の人々にまで読んでいただき,21世紀の高度情報システムとビジネスワークを推測し,感じていただければと思う。願わくば,専門用語をもう少しやさしく,そしてチャート化・用語集・索引があれば実務書としてより一層有用と思う。
(C) ブッククレビュー社 2000
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