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つりひろやすさんのレビュー一覧

投稿者:つりひろやす

1 件中 1 件~ 1 件を表示

アリスと旅する不思議な「数」の物語 10の童話で数学センスが身につく

2002/01/28 13:57

アリスとともに「数や図形」のお話を(はじめにより)

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【はじめに】
 100年以上の昔から世界中のファンに愛されつづけている『ふしぎの国のアリス』の主人公・アリスにはアリス・リデルという名前の実在のモデルがいます。
 アリスは裕福なリデル家の次女として、1852ロンドンで生まれ、オックスフォードで成長しました。
 そして愛くるしく好奇心に満ちた7歳の頃、彼女は作者のルイス・キャロル氏とすっかり仲良しになっていました。
 ご存じかもしれませんが、ルイス・キャロルという名前はペンネームです。本名をチャールズ・ラトウィッジ・ドジソンといい、オックスフォード大学で数学の先生をしていました。
 ある日、ルイス・キャロルさんは友人のダックワース氏とともに、かねてからお気に入りのリデル家の3人の娘さんたちを誘ってピクニックへ出かけました。ルイス・キャロルさんは3姉妹にせがまれて、ボートを漕ぎながらアリスを主人公にした即興のお話を語りました。
 アリスは奇想天外なこのお話がとても気に入りました。
 そして何年かのち、そのお話は印刷された一冊の本になりました。『ふしぎの国のアリス』の誕生です。
 物語の中のアリスは、ウサギアナから落っこちたおかげで実生活や常識とはかけ離れた奇妙で不思議な体験をしました。
 そこでは、絶滅したユーモラスな姿の鳥の“ドードー”やイモ虫やトランプの女王などへんてこりんな異形のものたちが登場し、アリスにたえず生理的、感覚的な緊張を与えます。アリスはただ1人でこの緊張に立ち向かわなければなりませんでした。
 しかし、これはアリスにとって幸か不幸か、長い長い夢の中のお話だったのです。
 これからはじまるこの本のお話も長い長い夢のお話です。
 それは、ルイス先生からお話を聞くことをなによりも楽しみにしているアリスが、アンデルセンやグリムの童話、イソップの寓話などを楽しく聞いたあとで、「数や図形」のことを教わるというお話です。ここでのアリスは算数や数学が大好きな天才少女です。
 自分の知らないことを教わるという知的な緊張は、『ふしぎの国のアリス』の中で体験した緊張とは異なり、もっとリラックスした心地よい緊張のはずです。
 それに今度は、1人ではなく、仲良しのルイス先生も一緒ですから……。

 それでは、読者の皆さまもアリスとともに「数や図形」のお話をリラックスしてお楽しみください。

2002年1月 つり ひろやす

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