杉本 洋文さんのレビュー一覧
投稿者:杉本 洋文
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ランドスケープ&ウォータースケープ 新装版
2001/05/22 18:17
地球環境時代の水をテーマとした環境にやさしい都市づくりのための貴重な資料集
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この本の表紙は,建築家谷口吉生氏の建築写真で,タイトルと合わせて大変に魅力的,おのずと内容にも期待が高まる。地球環境世紀を迎えた21世紀初頭の現在,この本が掲げているテーマは最初に発刊された当時よりも重要性が増している。さらにこの分野の進展は目覚しく,社会の期待が大きいし,一般の人々の意識も高まってきている。
本書では,日本のランドスケープデザインを牽引してきた第一人者諸氏の意欲的な作品群が紹介され,写真を中心に図面やスケッチなど,一般の人々にも理解しやすい編集内容になっているため,環境にやさしい都市づくりを学ぶ上では貴重な1冊である。
この本の役割が大きいので再発刊はいいとして,残念ながら作品群がデザインされた当時から時間が経っており,当時の資料集としてしか意味がなくなってきている。時間の経過した後の姿を加えるとか,影響を受けた新たな作品を紹介するなど,この分野の新しい流れをもっと紹介してほしかった。
(C) ブックレビュー社 2000-2001
都市景観の環境デザイン
2001/02/23 00:16
市民参加の時代に,住みやすい都市景観を形成するための基礎的知識が得られる環境デザインの入門書
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日本は地方分権社会を目指して「地域づくりの時代」を迎えている。都市には個性が求められ,都市環境は「量」から「質」への転換が図られている。これまでの「まちづくり」は行政主導で進められてきたが,これからは市民参加が不可欠で,異なる立場の人々による「共創」が求められている。
実際の都市は,複雑な課題が混在している「環境」を,市民参加の手法を模索しながら,具体的にコントロールしていかなければならず,プロセスが重要になる。そのためには,まちづくりの基礎的知識の「言語」「概念」「方法論」などが共有されなければ,相互のコミュニケーションを深めることはできない。
本書では,都市生活の空間にとって大切な都市景観に対して「写真」や「イラスト」をまじえて,具体的な「環境デザイン」の基礎的知識が理解しやすいように簡潔な解説によって整理されている。これからまちづくりの専門家を目指す学生はもちろんのこと,関心の深い一般市民にとっても良い入門書となっている。
(C) ブッククレビュー社 2000
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