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  3. 藤田千枝さんのレビュー一覧

藤田千枝さんのレビュー一覧

投稿者:藤田千枝

26 件中 16 件~ 26 件を表示

紙の本

ビッグバンからあなたまでの長い歴史

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この宇宙にははじめは何もありませんでした。そこに150億年前にビッグバンが起こって大量の熱と放射線が生まれました。宇宙の歴史はここから始まります。この本にはこの宇宙の始まりから、今の私たちまでの歴史がわかりやすく書いてあります。
原子ができ長い時間かかってその原子が集まって太陽系ができます。
太陽系のなかのひとつの星、地球のなかで生命が生まれ、細胞ができるまでにも、考えられないほどの時間がかかっています。
細胞は複雑になって植物と動物に分かれました。ひとつの細胞しかなかった動物は、やがて多細胞生物になります。はじめは水中で魚類としてしか暮らしていなかった動物が進化して、両生類やは虫類になりました。は虫類の繁栄の最後の時代が恐竜の時代です。は虫類に変わって地球に栄えたのが私たち霊長類つまり、人間です。6千5百万年昔に恐竜時代が終わってから、今のような文明社会を作るまでに、人間にも長い歴史がありました。
この長い歴史の果てに生まれた私たち人間なのに、私たちは今人間が絶滅しかねないようなたくさんの難しい問題を抱えています。人口過剰、核兵器、自然破壊、貧乏、私たちはこういう問題をのりこえて、人類の長い旅を続けてゆかなければなりません。

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紙の本

落葉林を救おう

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今日本では一部の地域を除いてブナの林はほとんど見られなくなりました。そのために洪水、土砂崩れ、異常な水涸れなどが各地で多く起こっています。
この本の前半には、ブナの森の四季の風景や、そこに息づくさまざまな生き物の姿がかかれています。ブナが芽吹く頃林の中は山菜の宝庫になります。動物にとっても人間にとっても山菜は春のおおごちそうです。また春の森は子育ちでにぎわいます。
梅雨の頃渓谷は水であふれるだろうと著者は予想していましたが、実際は、天に向かって枝葉を茂らせているブナの木はじょうごのように、降ってくる水を集め、根元に吸い込んでいました。ブナの木のまわりの落ち葉が、大量の水を受け取っていたのでした。
このようにブナの森には大量の落ち葉がつもっています。ブナの森にはブナだけでなくいろいろな落葉樹が生えているのです。
しかし、ブナの森が建築材として適当でないために、ブナの林は第二次大戦後どんどん伐採され、かわりに人工的なスギやヒノキの林に変わっていきました。けれどもダムの役目をしない人工林ではいろんな問題がでています。
日本中でブナの森のような落葉樹の森を植え戻そうという試みがされていますが、なかなかうまくいきません。
私たちはせめて今残っているブナのダムを大切にしたいものです。

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紙の本

紙の本空とぶ宝石トンボ

2001/07/12 20:08

トンボのすみかとトンボの名前をしらべる

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 この本は、トンボのすみかとくらしを美しい写真でみることができ、トンボの名前をしらべたいときには、図鑑として使うこともできます。
 美しい青い目とであったときから、アオヤンマは作者のあこがれのトンボになりました。
 トンボの目は、こうしてならべてみると、色もかたちもさまざま。どの種類も宝石のように鮮やかで美しいことがわかります。
 この本の舞台は、琵琶湖の西側 。水田がひろがり、池や湿地がちらばっていて、竹林や雑木林や人家もあります。まだ90種以上のトンボがすんでいます。それらのトンボを紹介しています。これだけ多くのトンボに出会えるところは、日本ではめずらしいのではないでしょうか。トンボから、自然の豊かさを診断することができます。ここでも、いつのまにか池がゴミでうずまって枯れてしまったり、農薬がまかれたりしてトンボが生きにくくなってきています。
 トンボは人間のきらいな カやハエを食べてくれるから益虫とよばれますが、えさのカやハエがいなくなるとトンボは生きられなくなるのです。「トンボの楽園は、カやハエの天国でもあるのです」と。
 最後に作者は、「カやハエからうけるすこしくらいの不愉快さは、がまんしてもいいのではないかとおもうのだが、みなさんはどうだろうか」とむすんでいます。
 このトンボのすみかも、人間のためにいつ追われてしまうかわからないと心配する作者のトンボを愛するおもいが思いが伝わってきます。

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紙の本

紙の本じめんのうえとじめんのした 改訂

2001/05/11 19:06

植物の働きが美しく解説されている

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全巻を通して空気が白抜き、地面がオレンジとしたデザインが見事です。

動物は地面の上に住んでいたり、下に住んでいたり、上下両方を行き来したりするものがあります。

「けれども、みどりいろの しょくぶつには、じめんの うえにでているところと、じめんの したに もぐっている ところがあって、じめんの うえと じめんのしたの りょうほうに のびていきます」

この後、背が高いポプラ、太い根がしたにのびるナラ、地面の下に栄養分をたくわえる人参といろいろな植物の例があげられます。トウモロコシも、ジャガイモも、砂漠のサボテンも、

「かたちは いろいろ ちがっていても、しょくぶつの じめんの うえに でているところは、くうきが とりまいていて、じめんの したの ねのところは、つちがとりまいています」

太陽が照っていれば、地面の上には空気のほかに日光もありますし、土をよく見ると、小さな岩のかけらや生き物の死骸や空気や水があります。植物は葉から空気を取り入れ、根からは土のなかにある栄養分が溶けた水を吸い上げて、体に取り入れます。

こうして、植物は空気と日光と土から栄養を作るのです。動物は空気や土があっても栄養を作ることはできません。動物は、植物を食べたり、植物を食べる動物を食べなければ、栄養をとることはできません。

幼い子供向きに、すっきりした論理と絵で、生き物がいきる基本的条件と食物連鎖を書いたこの本がロングセラーであるのは、当然と言えましょう。

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紙の本

紙の本たねのゆくえ

2001/05/11 18:50

種は様々な方法で広がる

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 種の広がりを書いた本はたくさんありますが、たいてい風や水に運ばれるおもしろさが中心になっていて、この本のように、まず足下にこぼれる種から始まる写真絵本は少ないようで、著者の考え方がしっかりしていることがわかります。

 種が足下にこぼれて広がるのは、コスモスやナズナです。ナズナの実はかわいくてユーモラスです。はじけとんで広がる種もあります。カタバミやホウセンカなどは身近でよく見られます。秋の山道や野原を歩いた後、ふと気がつくと服のどこかに種がまつわりついていることがあります。センダングサ、オナモミ、イノコズチなど、くっついて運ばれる種のなかまです。鳥に運ばれる種もあります。宿り木は鳥の糞と一緒に落ちて木にくっついて芽ばえます。

 風でとばされる種といえば、私たちはまずタンポポを思い浮かべます。しかし、つばさをもったカエデも風に乗ってはこばれます。

 この本の最後には、種の広がり方だけでなく、実と種の話、発芽の話など種にまつわる知識がくわしくでています。

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紙の本

かんたんそうで、やっぱりできないゲームを楽しむ

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「目の前に落ちている千円札がひろえない」
「どうしてもとびあがれない」
「つま先でたてない」
「1まいの紙を3つにやぶれない」
「ティッシュを1枚もやぶれない」
「1まいの紙を10回折れない」

重力を使ったゲーム、からだを使ったゲーム、空気や水を使ったゲーム、数学を使った
ゲームなど。この本はこんなゲームばかりが51ものっている。どれも簡単そうにみえる。
けれど実際にやってみると、やっぱりできない。そこで「たねあかし」のところで、どう
してできないかを科学的に解いていく。

君がこの本を読んだら、好きなゲームを選んで、まだ読んでいない友達と「かけ」をし
てごらん。友達が「そんなのかんたんかんたん」といったら、君は
「できっこないさ!」にかける。
 そうしたら、君が絶対、勝利だね。

本には、「やりかた」と「たねあかし」が書いてあるから、どのゲームも君ならきっと
うまくやれると思うよ!

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紙の本

紙の本オトシブミ観察事典

2000/10/26 14:51

木の葉を巻きつづける小さな虫。たった一匹で

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 オトシブミ、なんだかユーモラスな名前の昆虫です。なんで、そんな名前なの?どこにいるの?こんな場面が見てみたい!などの声が聞こえてきそうな本です。
 昔の人の丸めた手紙のように、筒形に丸めた木の葉を落とすところから、つけられた名前です。
 では、どこにいるのでしょう。この本を見ると、まず出てくるのがアブラチャンという変わった名前の木です。この木は、あまりなじみがないのですが、その他には、ノイバラフジ、サクラ、クヌギ、クリなど良く知っているものがたくさんあります。ただ、木の生えている場所は街の中ではなく、ハイキングなどで出かける山の林です。
 そして季節は春、木の葉がまだやわらかな頃です。本に出ている立派な写真の大きさと実物ではかなり違うので、慣れないと、ちょっと見つけにくいかもしれません。まして、この本で連続写真になっているところなど観察するのは大変そうです。一つ作るのに2時間もかかるのですから。
 大きくても9mm、小さいものでは4mmの昆虫ですから卵を入れたオトシブミの大きさも2cm位です。ちょうど卵を生む時期だったら、注意すれば意外に簡単に見つかるものです。
 それにしても、この大きさでちゃんと大きくなるのですから自然ってすごい!
 でも、こんなオトシブミにも天敵はいます。クモや烏に食べられてしまったり、ハエやハチに寄生されてしまったり。
 以上のような細部までもらさず、詳しく、たくさんの写真でオトシブミを知ることができます。これで実物を見たら完璧!

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紙の本

紙の本森のきのこ

2000/10/02 16:19

美しいイラストの、きのこ図鑑——毒きのこを見分けて、おいしく食べよう

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 きのこ採りに行きたい。でも、食べられるのはどれ? と、困った経験のある人も多いでしょう。この本は、「春のきのこ」「初夏のきのこ」「夏から秋のきのこ」などと、季節で分けて、どんなきのこが生えているか、食べられるか、毒があるか、名前の由来や見分け方を美しいイラストで教えてくれる図鑑です。
 大判の紙面に、生えているあたりのようすも含めて描かれています。
 ものの姿を見るとき、写真はいいものですが、細かい部分をはっきり見たい時は、よいイラストが一番です。色、形はもちろんのこと、こまかなひだの具合、かさの模様などなど、絵ならはっきり見分けることができます。

 巻末にはいろいろな栽培きのこの紹介、きのこ採りの心得、毒きのこのみわけかたの迷信がどう間違っているかなどが出ています。
 たとえば、よく言われる、「たてにさけるきのこはたべられる」に対しては、「たてにさける毒きのこは多く、味のよいものもいっぱいある」と、書かれ、「たくさんのきのこのなかで、毒きのこは、ほんの少し。まちがった言い伝えを信じないで、手にとって、ひとつひとつおぼえよう。毒きのこにさわっても、まったく害はないから心配ない。」と、語りかけています。

 そして、この本のもう一つの特徴は、絵本のように楽しめることです。それぞれのきのこも色合いよく描かれている上、どのページにも妖精や動物たちがきのこと戯れるカットがあり、小さなお話が隠されているようです。

 見返し(表紙の裏側)を含め、すみずみまで美しくレイアウトされ、きのこが好きでたまらない、という著者の気持ちがつよく伝わってくる本です。

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紙の本

紙の本からだたんけん

2000/10/02 14:46

体内旅行を漫画調で実体験する

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 このシリーズは半分漫画で、アメリカでは子供たちに大人気のシリーズで、ホームページも持っている。
 この学校には、やたらと科学に強くて、へんてこりんなデザインの洋服を毎度着てくる、女の先生フリズル先生がいる。個性が強いこの先生の洋服が毎回の見どころ。
 フリズル先生が「今日は校外遠足にちょうどいい日ね」というと、フリズル学級の子供たちは「うへー」とか「やだなー」とかいうのだが、今日はどんな冒険が楽しめるのかと、心の中ではひそかに考えている。
 毎朝生徒たちを学校に運ぶ、アメリカではおなじみの、黄色いおんぼろスクールバスが校外遠足の度に活躍する。運転手はもちろんフリズル先生。雲の上に上がってしまったり、地球のそこまで潜ったり、小さくなってミツバチに化けたり変幻自在。

 「からだたんけん」では、スクールバスはいつものように校外遠足にでるが、とちゅうで、チーズスナックの大きさになって、バスに乗り遅れた恐がり屋のアーノルドの口からおなかに入ってしまう。真っ暗なおなかの中をバスはどこまでも落ちていくのかと思うと、胃の中でかき回されたり、肺、心臓から脳にいたるまで毛細血管の赤血球のながれといっしょに体中をたびしてまわる。
 さいごにはアーノルドのくしゃみでからだの外に飛び出すまで、みんなは息つく間なくぼうけんの連続をしながら、体の仕組みを見ていく。
 教室に帰るとみんなは今日の冒険を愉快なレポートにしてしまう。

 このシリーズでは、水道の仕組み、地球の中、海底、太陽系、恐竜時代、ミツバチの巣、台風など、知識というより実際の体験としてあたまにやきついてしまう。
 アーノルドという恐がり屋を初め、子どもたちはなかなか個性的だし、途中にでてくるノートや、最後のレポートも楽しい。

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紙の本

紙の本どうぶつのあしがたずかん

2000/09/01 17:05

あしがたから動物を考える

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 この頃の動物園は、ガイドの人がいて色々な工夫をしてくれるようになっています。この本も、動物の一般的な説明ではなく、足に注目して作っているところが特徴的です。
 14種の実物大のあしがた、いったいどうやって取ることが出来たのでしょう。
 ゾウの実物大あしがたなどは、この本には収まりきれないので、なんと折り込みページになっています。
 この丸くて巨大な足の裏には、みぞがいっぱいあって、指紋のように、それぞれのゾウによって模様が違うのです。ゾウといったら鼻ですが、この本ではとにかく足にこだわって構成しています。疲れた足の休め方、足を使ってやることなどを図解しています、。外からわかりませんが実はゾウはつまさきで立っているのです。脂肪のクッションが支えているのだそうです。
 その他にも、第6の指を持つパンダの足、以外と小さなライオン、それに較べたらヒグマの足の大きいこと!など楽しく読むことができます。

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紙の本

科学で解くミイラの秘密

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 亜麻布でぐるぐる巻にされて博物館にかざられているエジプトのミイラ、これが私たちが持っているミイラの常識でしょう。でもこの本を読むとミイラにはたくさんの種類があり、しかもミイラを調べるとその人たちが生きていた時代の様子が分かってくるということを知ることができます。たとえば、エジプトの人のミイラの歯を診ると、すり減っているのがわかります。当時のパンを作っていたムギの粉の中には砂漠の砂が混ざっていたので、歯がすり減ってしまったのです。 

 中国のミイラ、ペルーのミイラ、デンマークのミイラ、各地でミイラが様々な状態で発見されています。アメリカの乾燥した洞窟でも完全にできたミイラが見つかっています。
 現在ではX線装置が自由に使えるので、外に巻いてあるものをはがさなくてもそのままで、中の様子を調べられます。
 また、ミイラの骨のまわりに粘土で肉付けして、生きていたときの顔を作り出す技術まで発達しています。
 南米のペルーではミイラの地下都市が造られていました。このミイラを調べると、インカが帝国を築いていた頃の食べ物や病気の知識が得られるだけでなく、スペインに征服されたあとどんな扱いを征服者から受けたかということまでわかります。
 
 恐ろしいものとしてミイラをみるのではなく科学的な目で詳しくミイラをみると、こんなおもしろいものであったかと、読者の目からうろこが一枚落ちること請け合いです。

(藤田千枝/科学読物作家)

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