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松家 克さんのレビュー一覧

投稿者:松家 克

3 件中 1 件~ 3 件を表示

建設界を大きく変えようとしている「建設CALS/EC」最新・ミレニアム講演録

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 建設CALS/EC(CALS:Continuous Acquisition Life-cycle Support=生産・調達・運用支援統合情報システムあるいはCommerce At Light Speed:高速商取引/EC:Electronic Commerce=電子商取引)の最新講演録のレジュメ。建設界でも情報技術関連の専門分野で業務をしている人にお薦めの小冊子である。
 1985年に米国国防省で,軍需物資の調達を高度化するために運用され始めたといわれるCALSは,その後,産業界へと導入が図られ,実用段階へと駒を進めている。
 一方,日本では,建設省が主導する建設CALSについては,公共事業の発注を中心に研究が進められ1996年に,「建設CALS整備基本構想」が,閣議決定されている。これを踏まえ,アクション・プログラムが1997年に策定されており,2001年までに一定規模の工事などには,電子調達システムを導入,2004年までには,一定額以上の建設省直轄工事事業のすべてでの適用を図り,統合データベースの整備も完了するとしている。民間でのASPの最新動向と合わせ,この講演録は,見過ごせない資料と言える。
(C) ブックレビュー社 2000

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紙の本CAEによる設計の改革術

2000/10/05 18:16

身近になるかコンピューターによる製品の各種特性の解析・評価・シミュレーション

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 一般的なCAE(computer aided engineering)とは,製品の固有特性,たとえば,構造特性,機構(運動)特性,振動特性,製品周辺気体の流れ特性,熱的特性などを,製品化する前に,モデルを使いコンピューターにより解析をし,製品の性能・機能を事前に評価を加えたり,実験モデルのデータと解析結果を合わせ,より確度・精度の高いシミュレーションなどを行って,品質の向上と開発期間の短縮を図る製品開発の手法とある。
 設計のプロセスは,考える,描く,見る,調べる,判断する,そして,また考える…と,フィードバックさせながら循環するが,著者は,本書で何度もこのことに触れている。つまり,質の高い製品設計では,この循環するサークルが重要であり,このサークル上で「設計モデル」「試作・実験モデル」「解析モデル」の3つのモデルが駆使されるという。アイデアの具象化が「設計モデル」であり,「試作・実験モデル」は,実物の形として制作され,製品の成立を確認するモデル。これに対し「解析モデル」は,製品の固有特性などを比較評価・数値検証・CAEなどを用いてシミュレーションなどを行うのためのモデルだという。CAEでは,この「解析モデル」を解析やシミュレーションの目的に適合した的確なモデルとしてコンピューター上で構築し,先述の2つのモデルなどと錯綜させながら製品の開発が進められている。
 一方,CAEは,予測・確認・検証などの受け身の活用だけではなく,攻めの活用,たとえば,解析主導型製品の開発や仮想試作・試験などを積極的に取り入れた製品開発が重要であるとも著者は,説いている。「コンピューター上に作成した仮想モデルを用い,徹底した設計確認を繰り返し行う。開発する製品が,試作・確認時で起こすであろう不具合や,量産出荷後起こり得るフィールド・トラブルなど,考えられるあらゆる問題を事前に予測し,そして手を打ってしまおうという訳だ。そしてパーフェクトな設計に,結びつけようという目論見である」(本文より)。
 評者は,建築のフィールドでの業務が大部分である。それゆえ,CAEの領域は,門外漢であり,専門外である。しかしながら,本書の内容は大変興味深く,CAE的手法が遅れている建築の設計領域での物をつくる示唆とヒントが見える。異業種の方にも,ぜひ,手に取ることをお薦めしたい本の一冊。
(C) ブックレビュー社 2000

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エコロジカルな建築をめざす人達へのバウビオロギ-とバウエコロジ-の初めての教則本・実践本

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 住まい…人間にとって第三の皮膚。ドイツでの環境への取り組みは,どの国よりも先駆的であり,市民の意識,関心も高いといわれる。この本の初版が,1985年にドイツで出版(1997年3度目の書き換え)されていることをみても日本の現状と,かなりかけ離れていることが理解できる。最近,日本でもホルムアルデヒドなど住宅環境の課題が叫ばれ,意識の高まりもみられるが,根無し草のように根拠に乏しく,客観性に欠ける嫌いがある。この乏しい情報の中で,環境造形を目指すデザイナー,技術者,職人,建築家などの基礎教育,あるいはチェックリストとしての利用には,豊富なドイツでの事例と経験,膨大なデ-タを駆使した本格的で格好な本といえる。
 ドイツと日本の自然環境とには,自ずと差異があるが,生活の基本は同じといえよう。両国の比較なども補足されており,日本での応用の一助として,期待できる本である。 
(C) ブックレビュー社 2000

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