柳下毅一郎さんのレビュー一覧
投稿者:柳下毅一郎
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ファビュラス・バーカー・ボーイズの映画欠席裁判 1
2002/07/12 16:24
映画を愛するがゆえの思いがちょっと暴走しているだけ。でもないかもしれない…
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映画漫才コンビ〈ファビュラス・バーカー・ボーイズ〉がなし崩し的に生まれてしまったのはほぼ十年前のこと。「辛口」とか「メッタ切り」とか「敵は多いが味方はいない」とか言われてもう十年。とはいえ、別にそんなものを目指してはじめたわけではない。性格だってそんなに悪くないし。純粋に映画を愛するがゆえの思いがちょっと暴走しているだけ。
でもないかもしれないが。
〈ファビュラス・バーカー・ボーイズ〉は編集者の町山智浩と翻訳家である柳下毅一郎のコンビである。それぞれウェインとガースと名前がついているが、これは「サタデー・ナイト・ライヴ」のコント〈ウェインズ・ワールド〉にちなんだものである。もうこのネタ自体がすっかり古くなってしまった。〈ウェインズ・ワールド〉はヘビメタ・オタクの無職二人組が自宅の地下室から放送しているテレビ番組という設定だった。ヘビメタ・オタクの二人組ウェインとガースはひたすらオタクで低IQな下ネタのギャグを飛ばしつづける。それにならって映画に関してオタクで馬鹿で下ネタな突っ込みを入れるのが〈ファビュラス・バーカー・ボーイズ〉というわけだ。だからレベルが低いというのは本当だし、下品だというのもたぶん事実だし、オタクっぽくてウザイと言われればしょうがない。でも、だからって間違ったことを言ってるとは限らないんだよね。みなが思っているよりも真実は下世話な
ものだったりもする。裸の大将の一言が的を射ていることもある。
だからまあ、馬鹿だからってあまり馬鹿にしない方がいいかもよ、ということでもある。いや馬鹿なんですけどね。
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