伏木 薫さんのレビュー一覧
投稿者:伏木 薫
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リユース・メソドロジ・マニュアル システムLSI設計のための
2001/05/01 22:18
大規模なLSI回路設計のコンパクトな実践マニュアル
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LSIはすでに数千万ゲートの集積度となる。タイムリーに市場に製品を投入するために,短期間で設計しなければならない。すでに設計され,動作が確認されている回路ブロックを再利用する方法が考えられた。この既設計の回路ブロックをIP(Intellectual Property:設計資産)という。機器の多くの機能をワンチップのシリコン上に集積した,いわゆるシステムLSI(またはSystem on a Chipともいう)は,このIPを利用しなければもはや実現できないといわれている。
本書は,こうした“IP時代のシステムLSI設計”の実践マニュアルである。入門書としても使え,またベテランの設計技術者にとっても,新たなグループ作業を行う場合など,設計作業や考え方の整理にも役立つ。デジタル回路設計を中心に,大規模回路の設計の3原則を打ち出し,マクロの開発・検証やテスト容易化設計など,各設計工程を詳しく紹介している。座右のバイブルとしても使える。とくに,EDA(Electronic Design Automation)ツールを利用する場合の理解を助ける。
(C) ブックレビュー社 2000-2001
21世紀の半導体シリコン産業 技術開発と市場展望
2001/01/31 18:16
LSIの基礎であるシリコン・ウエハーを技術と産業から,写真・データなどを用いてわかりやすく解説
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IT(情報技術)時代を支えている一つが,LSI(集積回路)である。このLSIは単結晶シリコンで作られる。このシリコン・ウエハー技術は,半導体産業のなかでは地味な存在であるが,LSIの性能や歩留まりを決める重要な分野である。
本書は,このシリコン・ウエハーの製造・加工,特性,評価などの技術面と,集積回路の進歩とシリコン産業のかかわりを,わかりやすく解説している。世界最大の直径400mmという単結晶シリコン・ウエハーの製造に成功した事例をもとに,シリコン・ウエハーの全貌が,豊富なデータとともに浮かびあがる。
LSIなど半導体デバイスを製造する技術者にとっては,座右の書となる。ただ,単結晶引き上げ時の条件や雰囲気が,最終的なデバイスの特性にどう影響するのか,といった考察をもう少し詳しく述べてほしかった。同様に,後半のシリコン産業の部分でも,日本のシリコン産業が創業以来,利益が安定しなかったという「奉仕的な仕事」の部分をもう少し掘り下げてもよかった。
(C) ブッククレビュー社 2000
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