遠藤宏昭さんのレビュー一覧
投稿者:遠藤宏昭
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デイヴィー荒野の旅
2002/08/23 15:50
翻訳家
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『デイヴィー 荒野の旅』は、ひと言で言って、不真面目な文体で語られた、真面目な小説だと言えます。主人公デイヴィーが、宗教、政治、哲学などという難しい話を、冗談やら際どい話やらに交えて、すごい勢いで喋りまくる、そういう作品なのです。訳者としては、原作の持つそういう深刻さと猥雑な生命力を、読んだ方が感じられるようにと腐心しました。楽しく、また難儀な仕事でありました。
ところで、この作品、二十年ほど以前にサンリオSF文庫からの出版が計画されていました。その計画が頓挫したあと、訳者の元に原稿が残り、それがひょんなことから、今回、扶桑社に発掘されて、ついに日の目を見ることになったものです。それだけに訳者としても思い入れの強い作品で、なるだけ多くの方にお読みいただければ幸いです。
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