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オクヤマメグミさんのレビュー一覧

投稿者:オクヤマメグミ

239 件中 31 件~ 45 件を表示

紙の本東京バンドワゴン

2009/04/26 20:09

一緒にごはんを食べてみたい。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

タイトルからは想像もしなかった古本屋(兼カフェ)が舞台の物語。
巻頭にズラリと並んだ登場人物を数えたら17人(と4匹)もいた!
なのに混乱しないのはテンポの良さか、『俯瞰』と言う独特の語り手のせいか?
季節を意識した語りだしもいい。
下町に残る、懐かしい日本の空気が漂っている。
たくさんの人間が、事情を抱えながらひとつ屋根の下に暮らす。
共に寝起きして、ごはんを食べる。
困った時はチームの様に結束して問題を解決するのだ。
お互いがちゃんと相手のことを見ている。
そこは<LOVE>に溢れている。
ごちゃごちゃした毎日の中でも<LOVE>は存在しているのだ。

続きが読みたくなった。

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紙の本仏像の見方ハンドブック

2009/03/16 21:44

鞄につめて出かけよう♪

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

数年前から仏像の魅力にハマっている私は、鑑賞する時に携帯する小さめの解説書を探していました。
本書は『ハンドブック』サイズなのでかさばらないし、軽い。
奈良へ旅行した時も寺院でパラパラめくっておりました。
調べたい時にすぐ開けるのが魅力。
小さいながらも解説がしっかりしており、初心者向けです。
仏像の持ち物や髪型などで種類を見分ける事ができる。
目の前の仏像の、より深いところを知る事ができる。
仏像鑑賞が倍、楽しくなりました。

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紙の本くちぶえカタログ

2008/10/19 08:40

本当に一緒にいたいモノ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

巻末でようやく、著者があの中目黒の『COW BOOKS』の代表者という事を知った。
衣・食・住・旅など、時折セピア色の写真を挟みながら静かに語られるエッセイ集。松浦氏のモノに対する愛情があふれている。モノは数多く持てばいいものじゃない。その中に本当に自分が良いと思えるものがあればいい。
目からウロコが落ちた気分だ。
余計なモノがそぎ落とされた、シンプルライフ。
質素かもしれないが、良質のそれらはきっと心を満たしてくれる。
心の満足って、実はとても重要なことだ。
松浦氏の言葉はとてもやさしい。
読みながらコーヒーを飲みたくなり、マグカップを片手にページを行ったり来たりした。

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紙の本買物71番勝負

2007/07/15 20:06

出会ってしまった!!

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

店頭に平積みされたこの本を手にとって、熱に浮かされたようにそのままレジへ。こういうのを「衝動買い」というのだろう。
表紙のデザインが、タイトルが、私に「買って!」と呼びかけているようで惹きつけられた。
本書には著者のした「お買い物」の記録がびっしり収められている。
計画的なお買い物、衝動買い、失敗してしまったお買い物…悲喜こもごも71番勝負プラスα。
頭に思い浮かべその瞬間から、お買い物は始まっているといってもいい。
イメージが固まったらお財布持っていざ店へ。商品をその目で見て、その手に取って確かめてからお買い上げ。一緒にお家へ帰るのだ。
それまでの気持ちの高揚までもが読み手に伝わってくる。
文章に勢いがあるので隣で買い物を眺めているような気持ちになった。
だから共感してしまう。
女性はお買い物が大好きですから♪
うきうきした「お買い物熱」がびっしり詰まった1冊。
巻末の問合せ先一覧も頼もしいです!

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いつかくる「さようなら」

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

本書はパティ・デイヴィス(レーガン元大統領の実の娘)による手記である。アルツハイマーを発症した父親を複雑な思いで見つめた数年間。
若き日は政治家の父を激しく憎んで反発もした彼女。それをどんな風に思いやりや慈しみの気持ちへ変えていったのか…生の感情がちりばめられている。
年齢の順からいっても、親は子よりも先にこの世を去るだろう。
もし親がいなくなってしまったら私達は「永遠に子供に戻れない時を迎えてしまう」。このフレーズにハッとさせられた。
大人になっても親にとっての子供が「いくつになっても子供」と同じように、子供にとっての親も同じだ。
どんな姿になっても自分の前を歩いて背中を見つめていたい存在だと思う。
失われてゆく父を、ただ受け止めることに必死だった最後の時間。
戸惑いながらも父を愛しく思う著者の姿に胸を打たれた。
タイトルの『長い長いさようなら』は病気を発症してからゆっくりと死へ向かう「長い時間をかけてのお別れ」を意味するらしい。
その日が来るまで、同じ時間を共有することができるのだ。
しかしその一方で「死を待つ孤独」を味わう。辛い時間だ。
著者にはそれを分け合う母・レーガン元大統領夫人の存在があった。
レーガン元大統領と夫人の絆も揺ぎ無いものだった。
それは最期の時に感じられる。彼は夫人に何を伝えていったのだろう?
大事な人が死へ向かうのを見て、冷静でなんていられない。
この手記だって一見冷静に綴られているけれど、文字の向こうで著者が「表せない感情」を抱えて苦しんでいるのが見えるのだ。
大好きで、大きかった父の存在…。
それを失うなんて考えもしなかった。
著者が幼い頃にレーガン元大統領が語った「死に出会った時どうすればいいか」という教えが心に響いた。

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夢をかなえたその後に

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『メイク・ア・ウィッシュ』というボランティア団体のことを知ったのは8年くらい前だ。知人の話の中に出てきたのだと思うが、どこか心にひっかかっていた。それで今回この本を手に取ったのだと思う。
表紙の人が大野寿子さん。現在は『メイク・ア・ウィッシュ』の事務局長を務めているそうだ。笑顔の素敵な人で、本人いわく「押しかけるようにして活動に加わった」バイタリティーのある人。
本書は『メイク・ア・ウィッシュ』に関わったきっかけ、そして夢をかなえた9人の子供達の物語で構成されている。
「夢をかなえたい子供たちはいますか?」
大野さんはそう言って、病院に出向いていく。
これはウィッシュチャイルドを探すためだ。
難しい病気を抱えた子供たちの夢をかなえるお手伝いをするのが『メイク・ア・ウィッシュ』の役割。
夢といっても色々ある。ていねいに向き合って、それをどうやって形にするか考える。
「その子の、その子だけの夢」
夢を持ち、それをかなえるということが子供たちの大きな力になるのだという。
夢をかなえた後も、夢はそこで終わるわけではなくその子の中でずっと続いていく…。この本を読んで夢の大きさを改めて感じた。
病気の子供たちが大人が考えている以上に周囲に気を配っている事。どんな状況下でも必死に輝こうとしている事。
その気持ちがせつない。
大野さんたちはその輝きを掴まえるために活動しているのだ。
「いま」を生きるために。

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紙の本恋する四字熟語

2006/10/08 17:21

空欄に当てはまる文字を答えよ。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

国語の、空欄埋めのテストが思い出深い四字熟語。
その意味は故事から成っているものが多いけれど、漢字四文字を眺めてみてもパッと意味を理解するのは難しい。
それを作者は、私たちの身近なテーマ・恋を例に挙げて分かりやすく書いてくれた。
それにしても、四字熟語がこんなにあったとは。
授業で習ったものは、ほんの一部だったんだな。
著者の経験談も交えながら軽快に読み進む。
前から順に読んでもいいし、巻末に索引が付いているので気になるものをランダムに読んでいくのもいい。
四字熟語を学びつつ、これを日常会話に取り入れたら楽しいかも…と考えたりする。
どうでしょう?

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紙の本優しい音楽

2006/06/24 19:53

優しい効果?

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

読むたびに惹きつけられる著者の世界。
最後のページを閉じて、口の端が「きゅっ」と上がっていた事に気がついた。
優しい気持ちが溢れてくる。
これも何かの効果だろうか?
もう一度感じたくて、場所を変えて初めのページに戻ってみる。
本書には3つの短編が収められている。
どの物語も長すぎず短すぎず、心地よい長さだ。
登場人物は日常にありふれている人なのに、不思議な出会いがきkっかけでお互いに踏み込んでゆく。
その出会いを経て、改めて自分の存在をかみしめるのだ。
物語の結末でほっとした。
別に激しい出来事があった訳じゃない。
心が満ち足りた、というほっとした気持ちだった。
そうして自然にやわらかい顔になっている。

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毎日ごちゃまぜの気持ち

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

実業之日本社から出ていた「てのりくじら」「ドレミふぁんくしょんドロップ」を再構成してまとめたのが本書らしい。
前作はオカザキマリ氏のかわいらしいイラストが添えらえていて、初め絵本かと思ったくらいだ。
文庫には池田進吾氏のモノクロ写真が。
それが画面を引き締めて、同じ短歌なのに全く違う印象を受ける。
『ハッピー』『ロンリー』『ウォーリー』というように、生きている私たちには数多くの感情が芽生える。
それらは毎日変わらないわけではなくて、ふとした瞬間にめまぐるしく変化するのだ。
そんな感情が31文字にのせられている。
ある時は強気なのに、ページをめくるとうなだれていたり。
クスリと笑いを浮かべた次の瞬間、真顔で考えさせられたり。
長編小説を読み始めるよりも気軽に手に取ることが出来るけど、心に突き刺さる言葉の数々は流し読みなんて出来なかった。
流れ落ちない、心にとどまる言葉たち。
手元に置いて、ランダムにページを開いて、分かったような分からないような気持ちになりながら一緒に生きていく。
そんな1冊になった。

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紙の本妄想恋愛がとまらない

2005/12/09 20:02

♪長いKISSの途中で〜

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

…年齢がバレるかもしれませんが、本書のタイトルを見た時にこのタイトルの歌が流れました。
それにしても、『妄想恋愛』を『ロマンティック』とは!
妄想って微妙ですよね。想像よりやましい感じ。あまり他人には公表できないような。
それをバーンと出版してしまった著者の瀬戸口みづきさんに脱帽。
共感もしてるかも。
想像(妄想)力は無限です。そう言っても過言ではない。
「あんな人がいたらいいな」
「こんなこと言ってくれないかな」
暇を持て余すと、ついつい想像力を膨らませてしまうのは私だけではないはず。
本の世界に浸れる人は想像力も逞しいですから。
こんな風に恋愛を頭の中で考えている時期がいちばん幸せな時なんですよねぇ。
かなりひとりよがりだけれど。…永遠の片思い状態?

友達にも勧めてみました。
彼女が言ったひとことにハッとしたのですが。
「岡田あーみんっぽくない?」
そうそう!
妄想シーンは近いモノを感じます。

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紙の本人間というもの

2005/10/15 18:12

あらためて見つめる人間というもの

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

著者は内面からこみあげる思いを小説という形にしてきた。
自分の伝えたい事、耳を傾けてもらいたい事を書き続けてきたという。
本書は著者の作品から『抜粋』された言葉の数々が収められている訳だが、それは決して『小説の一部』にとどまらず、新たな気持ちで著者の紡ぎだす言葉に向き合うことが出来た。
人間とは何か。社会、日本人、夢…など各ジャンルごとにまとめられている。
繰り返し読む内に、根っこにある思いは共通していると感じた。自分に迷いが生じた時、側に置いて読み、そこから自分なりの答えを見出すのに大いに役立ちそうだ。
著者の観察眼、人生に対する姿勢、人間への愛情がたっぷりと詰まった1冊だと思う。

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紙の本余寒の雪

2005/02/03 19:52

ゆっくり積もるように

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

7つの物語が収められた短編集。
ここ最近一気読みが多かった私だが、本書はそれが勿体無くて「一日一篇」と決めて読んだ。
それぞれの物語に優しさが潜んでいる。
物語の終盤でそれに気付き、ハッとさせられるのだ。
思いもよらない気遣いに泣けてしまったり、小さな優しさが傷ついた心を慰めたりする。その意外性が、より深い感動に変わるのだと思う。

表題作「余寒の雪」は主人公・知佐の心の動きが手に取るように分かる秀作。
少ないページ数で、ここまで細かく気持ちを語ることが出来るなんて著者に脱帽する。
女であることを悔やみ、かたくなに強さを求めていた知佐が江戸で生活するうちに本当の強さに気付いていく。
自分の中にちゃんと女が存在することを認めていくのだ。
ラストシーンが大好きだ。

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働くということ。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

規模に関係なく「誇れる」と正面きって言える事は素晴らしいことだ。
やましいことはなく、自分の気持ちを自慢できるという事。
人としての生き方はもちろん、それが会社の経営姿勢であれば尚更だろう。
心を込める。
他者の気持ちを考える。
誰かのために働く。
基本的だから、つい忘れがちになってしまう大切な事を、本社に紹介されている8社は守り続けている。
読み終えて心が暖かくなった。

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きっと飽きないんだろうなあ…。

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

男の人はどうだか知らないが、女の人は同性の美しい人が結構好きだと思う。
憧れたり羨ましがったり時には妬んだり。
思いのカタチはいろいろだけど、常に意識してしまう存在だ。
渦巻く気持ちは恋に似た何か、かもしれない。変な意味じゃなく。
著者の小説『主題歌』を改めて思い出す。
かわいい女の子について話すのが大好きな主人公は、著者が投影されていたのか…。
それにしても24人ものたくさんの女の子たち!
女優やミュージシャン、グラビアアイドルまでジャンルは幅広く、フィールドの広さに感心してしまった。
こんなに熱く語れるのはすごい!かわいい女の子について「神様ありがとう!」って著者は感謝の言葉を述べているんだけど、そんな大好きの気持ちがこの本にはたくさん詰まっていると思う。
表面だけでなく、人生経験や生き方などの中身まで、著者はちゃんと見つめている。1点評価じゃなくて、まるごとの彼女達に惹かれているのだ。
そしてその熱が伝染したみたいに私は彼女たちが気になりだしている。
巻末に付いていたDVDガイドが役に立ちそう。
「美女観測日記」も日々のつぶやきで面白いです。

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紙の本春情蛸の足

2009/10/11 21:45

お腹が空いて困った!!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

目次を眺めただけで、じんわりと食欲がわいてくる。
読めばなおさら、だ。美味しいものを囲む男女の場面が実に見事で、その味わいはもちろん、漂う湯気まで伝わってきた。
ああ、私もそのテーブルにつきたい!
8つの物語は全て「食べ物」と「情」が絡んでいる。
薄情、多情、無情、同情…。
人と人が出会うとき、食事を無しに語ることは稀だろう。
同じ食卓で美味しいものを味わう。
共有する時間は、2人の中を深めるか否か?
そんな駆け引きも読んでいて楽しい。
食べるという日常不可欠の、ありふれた行為が、こんな世界を生み出すこともあるのだ。
食べられるって、幸せなことなんだなあ…。


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