カールさんのレビュー一覧
投稿者:カール
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アダルト・チャイルドが人生を変えていく本
2003/11/04 16:02
「知恵と技術」で変わっていこう
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「アダルト・チャイルド」という言葉で検索し、
今これをご覧になっている皆さんへ。
私も同じ仲間です。
自分はアダルト・チャイルドなんじゃないかと気づくまでは、
ひたすらに暗い闇の中をもがくばかりの日々でした。
私の場合、この本の前編である
「アダルト・チャイルドが自分と向き合う本」
という本に出会って、大げさではなく、救われたと思っています。
読み進める途中、何度となく涙がこぼれ、
ずっと自分を縛り付けていた得体の知れないものが
少しずつ形を成し、そしてゆっくりと解けていくようでした。
遠くに光が見えていることに気づき、
その光に向かって歩いていけるかもしれないという
希望が生まれてきたのです。
この「アダルト・チャイルドが人生を変えていく本」は
その後編になります。
ありのままの自分で自由に歩き出せるんだと気づいたけれど、
本当に? どうやって? すぐに暗闇が戻ってきてしまう…
そんな風に立ちすくんでしまう私たちを、
分かりやすく順序立てて、そして具体的に、光へ導こうとしてくれます。
何が原因だったかと分析だけをして、
自分の運命を呪うためのものではありません。
前編・後編を通してのイメージ・ワークがこの本の柱です。
そして、やさしくも力強い意志で綴られるいくつもの詩。
「魔法のペンで境界線を引くこと」
この自分が自分であるための「知恵と技術」を知ったとき、
きっと私たちは変わっていけるはずです。
甲子園の空に笑え!
2003/09/24 16:25
ほんわか切ない川原ワールド
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川原泉さんのマンガは、他では味わえない、独特のほんわか切ない空気があり、一度読んだら離れられなくなる何かがあるように思います。
この「甲子園の空に笑え!」に収録されている3作も、少女マンガの王道であるハッピーエンドとは異なり、よく考えてみればあまりハッピーでもないような結末を迎えているのでは?
ずっとのほほんとおとぼけな調子で物語を進めてきた主人公たちが、少し切ない事実を受け入れて結末を迎える…。
寂しそうで、でも潔く。
気付けば、主人公たちの気持ちに同化して、心でホロリと泣いている自分がいたりして。
ただ切ないだけでなく、“ほんわか”と感じるのは、まさにほんわかした絵柄やキャラたちの表情のせいでしょうか。
この病み付きになる読後感、川原さんの作品全てに共通していることですが、特にこの文庫に収められている「銀のロマンティック…わはは」(このタイトルセンスも素晴らしい!)のキラキラとしたラストページは、深く心に焼き付いています。
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