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千日紅さんのレビュー一覧

投稿者:千日紅

2 件中 1 件~ 2 件を表示

アッコちゃんの時代

2006/01/15 17:58

東京中の土地を買い占めたお金で、アメリカ全土が買えると囁かれていた、夢みたいな時代のお伽話

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 バブルの頃にどんなに贅沢させてもらったかを聞かせてくれる年上の女友達がいる。私が夜出かけ出したのは、不景気まっただなかの時代なので、その時代の話は、それは豪華な絵巻物語のように聞こえる。
 金持ちの男が、初対面の女に高価な宝石を買い与えたとか、飛行機はファーストクラス、泊まりは常にスゥイートで、知人は海外にビルを所有してたとか。その手の話だ。
 一般の世界に住む私の回りでも、にわかには信じにくい事が、平然とあったのだから、実在の人物であるアッコは、さぞかし通俗的な贅沢と幸福を極めたのではないのだろうかと思っていた。
 当時、有名な愛人たちのせいで、何度も週刊誌に載った事さえあると言うアッコ。時代が下り、あれから20年も経過したと言うのに、当時のインパクトは色褪せる事なく、著者たっての願いで、小説のモデルにもなった。
 読んでみて驚いた事に、アッコは空洞なのだ。
 まるで、生意気な言葉を発する空洞の綺麗な人形みたいなのだ。何をしても後悔しないとばかりに、「若さはばかさ」と叫び、相当なおじさんと付合っても、後悔すらしないアッコ。
 百戦錬磨の銀座のママや、有名女優達を相手にしていた男達にとって、アッコと付合うのは気持も軽く、それまでの女達より金もかからず、自分はこんなに若くて綺麗な女から愛を受けているという、自己愛の確認に役に立った事だろう。
 そんな風に、愛と呼ばれる言葉の幻想を押付けられた方は、たまったものではないだろうけど。
 駆け引きと呼べるようなものは、愛人が居るにもかかわらず、いつか若くて綺麗な自分に見合った、生れ育ちも申し分のない同世代の元彼と結婚したいと願い、逢瀬を重ねたくらいだろうか。
 今の時代そんなのは、そう珍しくないように思えるし、なんだかいじましくも思える態度だ。普通の女幻想にアッコも、支配されていた世の中なのだ。携帯電話も身近にない時代、女のできる悪い事の限界を見た気がする。
 かつてのディスコは、今の時代から見ると不思議な場所で、金を持った中年の男達とその男達の愛人になることを目的とした、素人の若い女達が遊びに来る、出合いの場所だったようだ。出合いの目的を曖昧にできるという、そこまで都合のいい場所は、現在では存在しないのではないだろうか。キラキラと輝くミラーボールと同じで、バブル時代のドリームみたいなものかもしれない。
 アッコが実在だと言う事に捕われて読み始めたけれど、アッコは実在だとか、どうでもよくなった。恐らく彼女のような女は大勢いたのだろう。
 今は、少し恥ずかしいミラーボールのように、バブル時代のイコンになったアッコのおとぎ話だ。

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私は美人

2006/01/31 20:44

新・美人論

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 例えばテレビでよく見かける、伊東美咲や仲間由紀恵のことを
あんな子たちより私の方がよっぽど美人よなんて、声を大にして言える人は、あまり居ないのではないでしょうか?
 そんな風に誰もが認めざるを得ない美人だけでなく、この本では同じ土俵に乗せるのを、ためらうような美人達についても追求されています。
 ヤンキー美人、ミスコン美人、田舎じゃ美人、よく見りゃ美人、政界美人、パーツ美人、果ては老人美人なんていうのも。
 もはや、美人という言葉だけでは、一括りに出来ないことがはっきりしています。
 私には本書で言う、田舎じゃ美人の姉妹がいて、ごく幼い時から、やっぱり格が違う、あまり似てないねや、姉妹なの?と驚きの混じった言葉を自分の良く知らない人からも、紙つぶてのように受けることがありました。
 けれど大人になり都会に出て、あることに気付きました。
それを後押ししてくれたのは、著者の一言です。私も大した事無いけど、姉妹だって田舎じゃ美人偏差値70超かもしれないが、都会じゃそれはあり得ない思うに連れ、常に姉妹より劣っていると、認識させられていた美人の呪縛から、やっと解放されました。
 軽くおもしろく読める本書の効用としては、正しくないのかも知れませんが、読後の気分は安心と確信で、心からほっとしました。
 女性は、みんなそうだと思うけれど、著者の酒井さんも、美人でないのに美人風に振る舞ったり、回りにその様な待遇を求めるニセ美人が大嫌いで、そんな人を目撃すると軽い殺意すら覚えるそう。
 もちろん客観的に見た自分の普通の容姿は自覚があるけど、鏡の前で、時には私って美人かも?と思ってみたり、中々複雑です。
 それはもしかして、女性は男性以上に美に対して、寛大で受容も深い代わりに、一旦、他人のフィルターを通した美人には、手厳しくなってしまうのではと思いました。

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