ecruさんのレビュー一覧
投稿者:ecru
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紙の本ひさしぶりの引越し
2005/06/01 00:03
引っ越しで気の抜けてしまった方へ
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この春に引っ越しをされてホッと一息をついてる方も多いのでは無いでしょうか。
私もそんな中のひとりなのですが、旧居を引払うのに全体力と気力使ってしまったのか、越して来て2ヶ月経つと言うのに、未だダンボールに囲まれた生活を送っています。
それでも全然困らないなんて、散々荷物を処分したつもりが、なんていらない物ばかりを持っているのだろう、と少し落込んでいました。
それでもアレコレと買い足したいものが浮かび「今度は部屋のインテリアをどうしよう」と手に取ったのが本書です。
著者の高橋さんは、今回の引っ越しは10年振りだそう。
そんな訳で引越し先への期待も大きく、その足で捜しまわったと思われる、お隣の家の屋根と緑が見える、低層階の素敵なお部屋にお引っ越しされました。
ソファにはシンプルな布が掛かり、棚の中には食器が溢れんばかりだし、床に置いたカゴの中にもたくさんの物が入ってます。
いわゆるこだわったアンテイークが置いてある部屋とか、物が無くスノッブな部屋ではなく、親戚の家に遊びに出掛けたような、雑多に物もある普通のインテリアなのです。ただ、物はあっても気持よく、くつろいだ時間を過ごせそうな空間ではあります。
高橋さん自身も「インテリアなんてどうでもいいと思っている」とあり、お部屋自体も極あっさりとしていて、こちらが拍子抜けしてしまう程です。
お掃除して清潔に住む方が好ましいとのことで、今まで、新しい部屋のインテリアばかりを考てた甘い考えの私。
そうですよね、初心に帰ってダンボールにいれっぱなしの荷物の整理からスタートしないと。そして、今住んでいる部屋をもっと好きになってあげなくてはと感じました。
紙の本101の幸福なレシピ 最高に楽しい食卓のための、とっておきお惣菜
2004/07/20 01:09
これぞベストスタンダード!
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
もう購入して何年も経ちますが、
何度も繰り返し作るのは、この本の中からが一番多いです。
そんな訳で、この本自体発売されてから10年もたつのに、未だヒットしてるのも納得です。
もちろん、豚ばらとキャベツなどの、ただ焼くだけのお料理もあって、おいしいのですが
なんといってもお勧めは、ガーリックが効いていて、作る最中からお腹が減ってきそうな
いい匂いのジューシーなから揚げや、冬になると欠かせない、オニオングラタンスープ
(これはチーズが2種類入ってます)お店で食べるのより正直、美味しいです。
なんかはすっかり、我が家の定番になりました。
御実家が中華料理屋さんだからなのか、著者の山本さんが無類の食いしん坊なのか
どれもレベルの高く、作りやすい美味しいメニューばかりです。
この季節によく作るのは、薬味をたっぷり入れたカツオのタタキと
棒棒鶏です。この棒棒鶏は、ほのかに甘味がついて、充分おいしいのですが
最近、辛いのが好みになって来て、私は豆板醤を足してます。きっちり基本の味が
ついてるので、少々アレンジしても、とても美味しく出来上がります。
レシピは、絶対この分量で、何分間〜する、というような記述ではなく
感覚で作るような料理が多いので、作りやすいと思います。
中華料理オンリーの本ではないのですが、ぎょうざや麻婆豆腐、冷麺等
割合いとしては半分くらい、中華料理のレシピが掲載されてます。
この本を購入してから数年の間に、私は引っ越しを3度ばかりしました。
その度にキッチンを変わりつつも、この本のレシピを繰り返し何度も作ってます。
きっとこれからも、この本を参考にして作り続けると思います。
紙の本わたしの布のほん
2004/08/14 02:24
肌に触れる感触が、立体感で伝わってくる
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
表紙が可愛くって衝動買いしました。それにしても、表紙の布を広げた影絵の女の子達、一体何の素材で出来てるんだろう?
刺繍では無いし、シーツのプリントにも見えないし?疑問です。
結局それは、シーツの入っていたビニール袋だったのですが……。これには参りました。この本は、普通なら捨てられる運命にある、小さな可愛いものまで大切にする、著者の布に関する64のエピソードの本です。
使う程に馴染んで、サラリと気持ちのよい感触のリネンや,
カラフルでどこか懐かしいプリント地たちが、こだわりを持って集められている。例えば、リバティプリントの布しか入れない箱がり、それには毎年少しずつ買い集められたリバティの布が、ぎっしりという具合です。
写真も美しく、その布自身が持つ感触や風合い、立体感までもが手に取るように伝わって来ます。
のみの市で探した、アンティークのリネンで出来た、素朴で上品な子供服や人形の洋服や、実際に娘さんが、おままごとに使用されてる、水色の刺繍の子供柄の袋。どれも、ものすごく可愛らしくて、これにテーマを絞った本も出版して欲しいくらい。
タオルのエピソードには、思わずにんまり。
伊藤さんの統計によれば、男性はふわっとしたのが好みで、女性は太陽にさらされ、ごわっ、さりっとしたのを好む場合が多いそう。
初めて気付きましたが、これには大きく納得してしまいました。もちろん、我が家もそうです。こんなに、小さな感触に気付くなんて、売れっ子スタイリストの彼女の目線の確かさを感じました。
数は多くないのですが、本に掲載されていて、現在日本で購入できるリネンなんかは、サイズとお値段、問合せ先も表示されていて、実際に購入できるので親切だと思います。
私は、この本を読んで少し高価なので、長い間、買うのをためらっていた、
リネンのシーツの購入を決めました。
紙の本しろねこしろちゃん
2005/03/29 21:01
小さな幸せの絵本
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本の裏側に「幼児絵本シリーズ 2〜4才むき」とある。
まだ子供もいないので、ちっちゃな幼児向きというのは、少々手に取るのをためらってしまったがモダンでラフな絵に惹かれ購入してしまった。
黒い猫の母親や兄弟の中で、唯一真っ白猫の存在のしろちゃん。
それが嫌でたまらずに、少々いじけ気味。
なんとか、他の子達みたいに黒くなろうと、あれやこれと色々試してもみる。そんなしろちゃんに、ある日予期せぬ出来事がおこります。
何故だか懐かしいのは、お話自体が50年も前の普遍的なものだからなのかな。それとも、今では絶対に見かける事のない土管で出来た家に住んでいる、しろちゃん達の健気さなのかな。
短い絵本だけど、大人の私でも思いっきり幸福な一時を味わえたんだもの。
この絵本の対象者である年齢の子なら、絵本の世界にもぐり込んでしまえるのではないかと思う。
MAYA MAXXさんは、お話の文章のままの生き生きとしたダイナミックな絵を描かれている。ぶっきらぼうだけど、とびっきり温かい絵はMAYA MAXXさんそのものを体現してる。
特に、お母さん猫の愛情あふれる仕種には、頬がゆるんでしまう。
シンプルな絵とお話で、こんなにもうれしくなってしまうなんて。
軽い味なのにお腹がふくれてしまう、ウエハースみたいな小さな幸せな絵本。
2才の幼児から、とうに大人になった人までを小さな幸福感と安堵の溜め息で満たしてくれる。
子供価格の700円台という金額も、とうに大人になった身としてはお特感で
いっぱいです。
2004/06/18 17:16
作っみて食べてみて、やっぱりおいしかった。
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とても人気のある長尾さんのレシピ本なのですが、実は購入するのは初めてなのです。
書店で見かけた時から、素っ気無いような、かわいい装丁が気になってはいたのですが、妙にオシャレな本なんかは、結局作らないのが多いからと思いながらパラパラとめくると、簡単に作れておいしそうなのが多くて、いいかなあと購入しました。
この本のレシピは、乾物や地味系のお野菜(根菜やねぎ)が主役です。
これまでスーパーの乾物コーナーが、何処にあるかも知らなかった私ですが、今では必ず、真っ先に乾物コーナーに寄って、何か買っています。
特筆すべきは、写真がとても綺麗な事、シンプルで地味ながらも手軽に作れておいしいレシピの数々。
調理器具の指定や買いにくい素材のレシピは、一切ありませんので、購入したその日には、何か作れました。
素材ノートという、扱っているレシピの食材についてのページもあります。
これは、素材の由来やバリエーション、選び方まで丁寧に説明してあります。なんとなく家庭科の教科書みたいだな、と思いつつも読んでみると、
長尾さんの上品な語り口も心地よく、初めて知った事も多く、正直おもしろかったです。
切干し大根はごぼうの5倍も食物繊維があるなんて、全然知りませんでしたし。素材のあれこれを知る事によって、増々作りたくなりました。
ごぼうのクリームスープや手作り厚揚げ、里芋のオーブン焼き、桜エビのビーフンなど、どれも簡単にできるのに、すごくおいしかったです。
他にもリピートしたいレシピがたくさんあります。
日々の食事はもちろんの事
日頃、外食が多かったりして、せめて休日は、体に良いもの食べたいという方や、シンプルなのにおいしいので、外食が好きな方も、きっと満足出来ると思います。
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