對馬千恵さんのレビュー一覧
投稿者:對馬千恵
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
ワタネ・マン わたしの国アフガニスタン
2004/01/06 00:39
わたしの国
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
長倉洋海は、どこで写真を撮ってきたのだろうか?
もちろん、アフガニスタンであるのだろうけど、
「わたしの国アフガニスタン」の「わたし」とは?
空爆後になってようやくアフガニスタンの情勢が
私達に入ってくるようになった。貧しい国、悲惨な
国、またイスラム圏の秘境の地であるような、遠い
国、アフガニスタン。しかしこに描かれているのは、
私達のよく知る風景である。にがむしをつぶしたよ
うな顔をカメラに向ける子供、昼寝をする子供、自
転車をこぎ、サッカーをする子供。トウモロコシ畑
を駆ける子供の姿は、今でも奄美の島々で見られそ
うだ。わたしはわたしの知っている風景と並べて思
い浮かべてみる。
子供がカメラに向ける視線はいきいきして、好奇心
旺盛にせまってくる。また長倉自身も「貧しいけれ
ど一生懸命生きている人々」といった憐憫やオリエ
ンタリズムによっては撮っていない。
何かを暴くための方法に写真が使われていないのだ
ろう。これは失われた日本を回顧するものでもない。
笑い、働き、寝て暮らすことは、誰もが共感できる
こと。遠く離れた日本でも、空からやってきて爆撃
を行うアメリカでも。
ただ違うところは、アフガニスタンの人々は皆、子
供も含めて、一生懸命働いている。土砂崩れのあっ
た村の少年の瞳は暗かった。少女の駆け抜ける大地
の下には地雷が埋まっているのだろうか。
今も、なお。
| 1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
