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橋本啓介さんのレビュー一覧

投稿者:橋本啓介

3 件中 1 件~ 3 件を表示

紙の本

グーグルが目指そうめざそうとしている本質は、形を変えた民主化運動であり、人間解放運動ではないか。

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この本で書かれているグーグルが目指そうめざそうとしている本質は、形を変えた民主化運動であり、人間解放運動ではないだろうか。
我々の常識からすると、我々は自由な民主的な社会に住んでいると思っている。しかし、そこには組織があり、人間の恣意があり、権威があり、立場があり、お金の力があり、政治力があり、という中では人間は序列というハイラーキの中に押し込まれており、本質は、今の現代は、形を変えた中世時代の封建主義の時代となんら変わっていないと、グーグルの人達はこの世を諦観しているのではないだろうか。
しかし、インターネットが出てきて彼らとしては、本当の意味での人間解放運動が行えると考えたのではないだろうか。
本当の意味で人間解放運動を行うためには、人間の恣意が入ると難しい。人間の恣意によってそこには権威が生まれ、序列が生まれてきたという歴史があるためだ。
だからこそ、彼らはその人間の恣意を排除するために、コンピューターを信奉し、出来る限り人間の入る隙を排除しようとしているのではないだろうか。
世の中の情報を見る目や理解するための頭の中のフィルターをとっぱらい、彼らの考え方を見てみると、人間の本質にたどり着く感じがする。
いずれにしても、アメリカはすごい国である。日本人は、長いものには巻かれろで、”Big is Everything”が浸透しているが、アメリカ人は、”Big is Nothing”の考え方が浸透しているから、グーグルなどの”破壊者”が出てくるのだろう。日本ではそういった考え方は排除される傾向にあるためグーグルみたいな”ばけもの”が出てくるのは不可能なことだと思う。

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紙の本

紙の本極北に駆ける

2006/10/16 07:17

適応力とチャレンジ精神には脱帽

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

植村氏の犬橇3000キロへのチャレンジと、その準備のためのエスキモーの部落への”裸一貫の飛び込み”そして1年に及ぶエスキモーと生活と心のふれあいがこの本では書かれており、彼の適応力とチャレンジしようとする不屈の精神が非常に伝わってくる。本当に冒険家だとひしひしと伝わってくる。普通の人間からすると全くもってあれだけの異文化を含めた環境への適応力とチャレンジ精神は持てない。
おそらくエスキモー部落にちょっと行くだけで、あるいは生肉を食べるエスキモー、そしてそれを食えと言われる、だけでもう帰りたくなるのではないかと思う。
また、犬橇で道に迷った際に、もう駄目だと思うのではなく、とにかく前進と考えるところに、彼の強さがあると感じた。普通の人はちょっと駄目だともう駄目だと諦めるところを、彼は諦めない。普通の人と彼との違いはそこにあるのだろう。天賦の才なのかもしれない。それが彼に偉大な冒険をさせるのだろう。

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紙の本

紙の本青春を山に賭けて

2006/10/06 20:56

植村氏の本は人生論だと思う。鳥肌が立つぐらいすばらしい勇気を与えてくれる一冊。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

冒頭、植村氏は自分は崇高なアルピニズムからすると資格がないと言っているが、彼こそ崇高なアルピニストだと読後改めて思った。
生命の危機に常にさらされ、その中で強靱な精神力と信念を持ちつつ人間の限界に挑戦する。絶対に諦めない不屈の精神。本当にいつ死んでもおかしくない冒険に駆り立てるものは一体なんなのか。彼が見えていたものは、一体なんだったのか。
彼の過酷な冒険の経験からすると、自分が持つ日々の悩みは、全く悩みではないと思う。植村氏が私の悩みを聞いたら、多分ばかばかしいと一笑するだろう。
困難、リスクは主観的なものだと思った。つまり、自分がそれをどう捉えるかということ。信念があれば、それを最小化、ひいては、乗り越えることができるということを氏は言いたいのではないか。氏は、”弱点”さえも強みに変えて、彼の目標を達成している。
この本はすごいの一言に尽きる。鳥肌が立つぐらいすばらしい勇気を与えてくれる一冊だ。この本に出会えて良かった。内向きの気持ちを外に向けさせてくれる。天国の植村氏に感謝したい。彼の本は人生論だと思う。

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