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リズさんのレビュー一覧

投稿者:リズ

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紙の本ひきこもりセキラララ

2004/01/16 03:57

ひきこもりの人の心の軌跡がわかる

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かつてのクラスメートが引きこもりになったという映画を見ているような感じで読めて新鮮だった。

初めは正月の郵便受けの場面。年賀状が数枚(あるいはゼロ?)を無言で確認する30男。画面飛んで、大学卒業時に就職に踏み出せない学生の彼と家族との軋轢。そして大声挙げて畳を叩いたり1日布団に伏せる引きこもり。
また画面変わって、意を決して入社した会社で、電話の応対にオロオロ、仕事が遅いと怒鳴られ。「むいてない。いらない」と上司にいわれ会社に行けなくなり、再び引きこもり。

その彼の小学生時代にカットバック。
目立たないけど絵のうまい子。でも男の子必須のサッカーでの集団プレーは苦手を引け目に感じてる。男の子社会のよくあるイジメを経験。
中学、高校ではナメラレまいと、クラスのお笑い芸人的存在になり、休み時間にトイレでほっと息整えて授業への日々。家に帰ると笑顔がひきつったままで、気がつくと涙が出ている。休日は疲労で一日布団の中。

さらに家族から漫画は勉強を妨げると、絵を捨てられる場面など。

フリーターとパラサイト、引きこもりの社会的考察や、30代引きこもりには就労が一番の問題など、大きな問題定義をしている本だが、「普通の子」といわれていただろうクラスメートが、引きこもりになる時代の心の軌跡を
言葉と視覚的言語、それに漫画も加えて書いてあって、多くの人に読んでもらいたいと思った。

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