みほ(=゜ω゜)さんのレビュー一覧

その思いを、伝えるもの。

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浅く儚い１８年間という歳月の中で、読みきり漫画で感動し、涙することなど皆無だった。今までもそうだったし、これからもずっとそうだろうと思っていた—この本に出会うまでは。友人に何気無く借りたこの本は—題名の通り、一作それぞれが恋文に関する短編の読みきりである。涙の次にこぼれる笑み、笑みの後からこみ上げてくる熱い感動。まるで、私自身が直接体験したことのような錯覚を得る。—私も、こんな恋ができたら。そう思う—思わざるを得ない作品だった。—心が締め付けられるような、熱い塊を持っているような。私はまだ、物語の余韻に浸っている。