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にゃおんさんのレビュー一覧

投稿者:にゃおん

7 件中 1 件~ 7 件を表示

紙の本ライオンと魔女 改版

2004/02/21 21:13

心に残る作品

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 作者のC.S.ルイスは、映画「ロード・オブ・ザ・リング」の原作者であるJ.R.R.トールキンと交流があったそうです。当時の若者達の間では、どちらがいいかと議論もされたとか。
 私は、どちらの作品も好きですが、自分の子供に読ませるならまず「ナルニア国ものがたり」です。この作品は幼少の頃に海外ドラマ(?)として観たのがはじめて。幼心に、アスランの高潔さ、兄弟姉妹の優しさ、勇気、知恵に憧れたのを覚えています。
 
 

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紙の本サマー・キャンプ

2004/02/21 21:24

曖昧な境界線

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 私達は常に物事を定義付ることで理解しようとしている。しかし、その定義が誤りであったなら。
 例え定義が間違っていたとしても、生きていく事はできる。それが、欺瞞と後悔によって支えられた脆いものだとしても。 
 人の定義は、愛の定義は、性の定義は。有ると思っているだけで無いのかもしれない。

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好きになる

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 JR西日本の三都物語の企画として書かれた作品。京都・大阪・神戸の三都を舞台に幻想的な物語が始まる。
 私は実際大阪・神戸を生活の舞台としており、馴染みの深い場所で繰り広げられる物語に胸をときめかせ、「私もこんな風に感じてみたい」と三都がますます好きになりました。
 

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誰の涙

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 雪が降るのは白姫が泣いているから…。
 そんな言い伝えの元で繰り広げられる優しくも哀しい物語たち。しかし、その物語たちもやがては降り積もる雪に覆い隠される。
 
 雪が降るのは何故か?
 白姫自身が最後に語るその答えに、胸が苦しくなりました。

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選択

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 二つの結末が用意されており、物語の途中で選ぶことができます。そして、二つの結末を読む事で物語の全体像を捉えることができます。
 
 愛するモノの為に択んだ路が本当に最良だといえるのか。路を択んで退場するものはそれで満足かもしれない、しかし、勝手に路を択ばれ、残されたものはどうすればいいのか…。
 
 与え、与えられるのではなく、共に進む事の大切さを痛感させられます。

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紙の本ユーモレスク

2004/02/21 21:47

近くて遠い話

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 女性が語り役という、長野さんにしては珍しい作品。
 主人公はデパートのおもちゃ売り場で働く女性で、動物でも、幽霊でもない、実際に何処にでも居る人物。しかし、彼女の弟は小学生の頃に失踪し、以来行方不明。そして、彼女と両親は弟がいつか帰ってくると待ち続けている。
 当たり前に居た存在が、ある日突然無くなってしまう。その無くした人は何時まで覚えていてもいいのですか?

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紙の本魚たちの離宮

2004/02/21 21:12

何処に居るのですか?

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 「悲しい。」その一言です。どうして人は死んでしまうのでしょう。そして、何処へ逝ってしまうのでしょう。好きな人とは別れたくないのに。そうして、後に残していく人は何を思うのでしょう。
 残された人は悲しくて、残した人も哀しくて。その思いが、あの世とこの世が繋げたのか、それとも幻だったのか。
 物悲しくも、やさしい作品です。

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