pinokoさんのレビュー一覧
投稿者:pinoko
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警官嫌い 連作警察小説
2004/06/21 13:36
JAZZな刑事、海道
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一匹狼の刑事というと、どうしても大沢宏昌の新宿鮫が頭に浮かびます。新宿と横浜、どちらの町も人種の坩堝だし似てますよね。キャラ的にも結構かぶりますが、私は海道刑事の方はJAZZっぽく、鮫島刑事はROCKまたは演歌チックに感じます。それはどういう意味か?というと、感覚的なものなので説明しづらいのですけれど。う〜む、なんていえばいいのかな? バーでお酒をのむ時を設定しましょう。海道刑事は、ウィスキーのオンザロック、鮫島刑事はキ〜ンと冷えたビールを瓶で飲む、という感じかな。小説の中の状況とは異なりますが私の勝手なイメージです。理解できなくともケンチャナヨ〜!
今回、作品の底に流れているのは、JAZZでなくビートルズの「フール・オン・ザヒル」でした。この曲を脳内に流しながら本を読むと、日韓ハーフで、署内でも孤立している海道のやり切れなさ?のようなものに感情移入しやすいのではないでしょうか。
先に読んだ横浜狼犬シリーズの「青龍哭く」とか「清算」で判らないことがいくつかありました。この本で、韓国人の情報屋との出合いが書かれます。結構危ない橋もわたってくれるこの情報屋とどうして知り合ったのかという疑問が判明しました。後のお話で、殺されてしまう、今はアル中の宿無しである上司のこともちらりと出てきます。時間を追って読み直してみたいと思いました。
それと、この本の書評にはならないかもしれませんが、後書きにあった、「真夜中の東側」ー短編の副題にJAZZの曲名が書いてあるやつーは今も入手できるなら探して読みたいと思いました。洒落ているではないですか?
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