サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

  1. hontoトップ
  2. レビュー
  3. あくぴよさんのレビュー一覧

あくぴよさんのレビュー一覧

投稿者:あくぴよ

1 件中 1 件~ 1 件を表示

年間自殺者は3万人を超えたという。では、殺人による死亡者は何人?

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

自殺者の数はこのところ増加傾向が顕著であり、メディアでも取り上げられているので、3.5万人弱という数字を把握している人も多いだろう。著者は冒頭で、日本での年間死亡数をあげて、交通事故1万2千人、火災事故2千人、水難事故千人としている。では殺人による死亡者は? 私自身は見当もつかなかったのだが、600人台だそうである。この数字は多いのか、少ないのか?

「日本の犯罪は凶悪化している」「警察がだめになって検挙率が低下している」「キレる少年の心の闇を理解しなければ」「厳罰化を望む声が多くなっている」「命を大切にする教育を」こんなところが素人衆がイメージする日本の犯罪とそれにまつわる意見ではないだろうか。でもそれは、本当なのか? 著者は、「犯罪統計」というものがそもそもどういうものなのかを丁寧に説明しながら、少しずつ謎に迫っていく。本書の前半はまるで本格推理を読んでいるようだ。

それに対して後半はジェットコースター的展開といったところか。日本における秩序観や犯罪観を踏まえ、日本において犯罪がどのように実務面で取り扱われてされてきたかを見た上で、昨今の「安全神話崩壊」を分析し、処方箋を出すところまで一気に駆け抜ける。正直言って考えを保留したい部分もあるが、触発される仮説である。まじめなんだか冗談なんだかよくわからない著者の口調がブラックに笑えるところも、最近のライトノベルに匹敵する。

「オオカミ」が怖くて「ウサギ」ぶりっこしている私なんぞは、目からうろこが何枚も落ちまくった。日本はどうなってしまったのかとぶるぶる震えている「ウサギ」たちへ、格好の啓蒙書である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1 件中 1 件~ 1 件を表示