子育てに夢中さんのレビュー一覧
投稿者:子育てに夢中
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紙の本子育ての免疫学
2004/08/08 11:41
がっかりした内容
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現在三歳になる子供が居て、この夏2人目の子供が生まれます。この2人の子供が健やかに育ってくれる事を願い、書名に興味を抱いて早速購入して一読しました。しかしながら、読んでいるうちに論理の展開に腹が立ってきてしまいました。子供が生まれてから、立ち上がって歩けるようになるまでの乳児の発達段階の各ステップを踏んでいくべき事は賛成しますし、その様になるべく育児していくべきだとは思います。その手段として、著者が掲げているのが、まずすべき事は対面抱っこだとしています。そしてこの著書の結論は、横抱きにするから問題が発生するのであって、対面抱っこにすれば様々の問題も発生せず健やかに成長するとしています。そして対面抱っこを正当化する為に様々の理由・現象を掲げて論旨を展開しています。しかし、私には対面抱っこを是、横抱きを否とする結論を導き為の非論理的・恣意的な説明・資料(写真含む)の引用だとしか思えません。「ほとんどの」類の言葉を使って説明する箇所もありますが、統計的にどう調べたのでしょうか。私の知っている限り見聞した事が無い事があたかも多くの事実で有るかの様に書かれています。文章に全くもって客観性が感じられません。著者は「最近の」乳幼児の様々の問題原因は横抱きだとしていますが、著者に問いたい。対面抱っこの考えは最近の考えであり、人類の発生以来、人類は横抱きで授乳し(その他の方法は有り得ませんが)あやしてきた筈です。なのに何故最近の諸問題の原因が横抱きだと導かれるんでしょうか。だとしたら有史以来問題となっている筈です。両者の有効性を判断するためには、科学的・統計的手法を以って比較検証すべきですが、全くなされていません。
私には、対面抱っこの是非・有効性は未だ分かりません。今後の検証を待つしかありません。私の最初の子供は横抱きでしたが、著者が書いている対面だっこ児の様に順調に発達段階を踏み、健やかに成長しています。
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