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きららさんのレビュー一覧

投稿者:きらら

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紙の本

本の面白さに理屈はいらない。

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

孤児のモリー・ムーンは欠点だらけの女の子。可愛いと言われる容姿にはほど遠く、特別な才能もない(と本人は信じ込んでいる)。いつも孤児院ではいじめの対象で、それが更にモリーの性格をゆがめ、現実逃避の空想癖を身につける。そんなとき、想像力が思いがけず役に立つ催眠術の本を発見する。当初は、養子として引き取られた親友のロッキーを探し出すために出かけたはずのニューヨークで、催眠術の才能を駆使してブロードウェーのスターにのし上がり、舞い上がってしまう。自分にとって本当は何が大切か気がつき始めるのも、ノックマンという悪人に窮地に落とされてからのことだ。モリーは人間の弱さの縮図かもしれない。モリーに限らず、この物語には孤児院院長やノックマンといった心のねじれた人間が多く登場する。だからこそ、この物語はどこか現実的で地についている。また魔法などと言った超非現実的なツールは登場せず、催眠術を知る人であれば、この物語には本物の催眠術の知識に基づいた部分も多いことを発見するはずだ。
と、この本の良さを伝えたくていろいろ分析してみたが、実は面白さの理由を説明するほど無意味なことはない。大人になると経験が邪魔をして素直に本を楽しむことが出来なくなる。子供の心に戻って無心でこの本を開けば、知らずに知らずに夢中になり、いつのまにか最後のページをめくっている自分を発見するはず。ジェットコースターように二転三転するモリーの冒険をぜひ多くの人に体験してほしいと思う。

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